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「三十年戦争」という見立てから

 ウォーラーステイン流の見立てで、今が日中の覇権争いである「三十年戦争」の真っ只中と考えるのなら、それは1989年から始まり、今まさに「コロナ禍」で終焉を迎えつつあるのではないか?と思う。
 先の大戦において「工業生産の標準化」が、アメリカに勝利をもたらしたように、今回は知識社会における「民主主義の確立」が、日本に勝利をもたらそうとしている気がする。
 そしてそれは、ベルリンの壁が崩壊した1989年に端を発しており、同じ年に日本ではバブルの崩壊(日経平均の最高値)が始まり、中国では天安門事件があった。日本は、あの時から資本主義に別れを告げ、民主主義に舵を取り、中国は市場経済化を(それまでどおり)民主主義ではなく、社会主義で進めることを決めた年になる。
 その決断が、結果として今の「コロナ禍」への対応の方法を分かつことになったと思う。今、足元の日本は大変だけど、これからの超複雑な知識社会は、権威主義や全体主義では乗り越えられないことは明白なので、多元主義でもない民主主義社会として、日本は(これまでどおり)世界にお手本を示す必要があると思う。

団塊Jr。エンジニアを生業としつつ、経済学→経営学→心理学へと関心が移ってきた変な人。ついに退職し、「知識志本主義社会」へ旅立つ。夢(妄想?)は、アダムスミスやドラッガーのように結果として新たな学問領域を打ち立てること。SF:戦略性/学習欲/内省/慎重さ/着想