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薪炭エネルギーの潜在力

良く考えてみると、つい最近の江戸時代まで、日本では薪炭エネルギーで生活してきました。

で、改めて、その潜在力を計算してみました。

根拠とした論文はこちら。

以上の論文から、一世帯は年間23~33GJの薪を入手し、10年周期で回すため一世帯当たり0.2~0.3haの広葉樹林を必要とする、と言えます。

この記述から、0.2haの山林から、年間23GJの薪炭エネルギーを得ることができる、と解釈しました。

以下のページによると、日本全国では森林面積は2500万haなので、日本の森林からは年間3×10^18Jのエネルギーを得られる可能性があります。

一方で、日本の一次エネルギーの需要を見てみると、2015年度で供給量としては19×10^18Jとなっています。また、現状、再生可能エネルギーは1.7×10^18Jほどエネルギーを供給しているようです。

つまり、薪炭エネルギー(約15%)と再生可能エネルギー(約10%)で25%ほどのエネルギー供給を賄える可能性があります。

また、以下の資料によると、未開発の水力発電は1900万kWあるそうです。これは、0.6×10^18J(約3%)に相当します。

小水力発電の現状と普及の課題https://www.nochuri.co.jp/report/pdf/n1210re1.pdf

以下、技術革新による、エネルギー消費の減少について、考えていきます。

この記事を以下で引用しました(追記@2021/12/14)


団塊Jr。エンジニアを生業としつつ、経済学→経営学→心理学へと関心が移ってきた変な人。ついに退職し、「知識志本主義社会」へ旅立つ。夢(妄想?)は、アダムスミスやドラッガーのように結果として新たな学問領域を打ち立てること。SF:戦略性/学習欲/内省/慎重さ/着想