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今回の効率化と産業革命は何が違うのか?

直観的な話しか、この記事では書いていませんが、突き詰めると「株式会社」から「知識創造」へ社会の主役が替わる、という一面があると思います。

資本主義とは株式会社のための仕組み

詰まるところ、資本主義とは何か?で、その根っこには「株式会社」があるのではないか?と思う。すなわち、商業社会で誕生した「株式会社」という仕組みが上手く回るようにしたのが、資本主義という仕組みなのではないか、と。

資本主義から近代世界システムへ

で、その資本主義の仕組みは、国際的に見れば「近代世界システム」というシステムを生み、中核・周辺・半周辺という中核が他を搾取するシステムへと変貌していった。国内的にも「r>g」によって、搾取する側と搾取される側を生んだ。

ウォーラーステイン流の考え方で行けば、コンドラチェフのB局面に入るたびに、「近代世界システム」は、その範囲を拡大して、B局面をやり過ごしてきた。ただ、今回、その範囲を拡大する先はもうない。

それが、今回のAI+ロボットによる生産性の向上と、今までのそれとの違いなのかも、とは思いつつあります。

2021/11/16追記

AI+ロボットが、頭脳としても肉体としても、完全ではないにしろ、人間そのものを代替する究極のフェーズに入っている、というのも今までとの違いだと思います。

株式会社から知識創造へ

でもって、今度は、資本主義下において、その役割を増した「知識」が主役となる社会を作るフェーズに入った、と言えると思います。「知識」を創造するのは人間であり、それゆえ、人と組織が「知識創造」をするのに適した社会システムに変わっていく、ということであると思います。

それゆえに、私は知識共創社会へと変わっていくのではないか、と思っています。


団塊Jr。エンジニアを生業としつつ、経済学→経営学→心理学へと関心が移ってきた変な人。ついに退職し、「知識志本主義社会」へ旅立つ。夢(妄想?)は、アダムスミスやドラッガーのように結果として新たな学問領域を打ち立てること。SF:戦略性/学習欲/内省/慎重さ/着想