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彷徨える魂たちよ、「グレゴリーホラーショー」を見よ。(2022/12 更新)

忙しい人向けの概要:
・CS朝日で12月からグレゴリーホラーショー(GHS)というアニメーションが再放送されていたよ。なので便乗してGHSの話をするよ。
アマゾンプライムビデオの見放題作品にグレゴリーホラーショーが追加されたよ!(最重要)

【※追記】アマゾンプライムビデオに「GREGORRY HORROR SHOW」が追加されたんですってよ、奥様

https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B08H4K91Y1/ref=atv_dp_share_cu_r

ヤッター!!!!!
とにかく「視聴手段が少ない」ことがネックになっていたアニメ作品なので、映像サブスクに追加されてかなり見やすくなりました。
見放題の範囲で第1シーズンから第4シーズンまで全部見られます。
そして1シーズン25話が約1時間で視聴できるので、すべて視聴しても
たったの360分。コスパ最強か。

このNoteを読んでいて、アマプラ会員の方は、今すぐ上記リンクから該当ページに飛んで、魅惑のボロホテルこと「グレゴリーハウス」を堪能いただければと思います。

で、このNoteのここから先はアマプラ見放題になる前に書いた記事です。
ちょっと情報は古いですが、見終えた方もまだ見ていない方も、
引き続きお読みいただけると幸いです。

ーー(以下、2019年ごろの情報)ーー

「GREGORRY HORROR SHOW」が再放送ですってよ、奥様。

ついに、ついにこの時がやってきました。リブートの兆しがやってきました。1999年の本放送は見ることが叶いませんでしたが、この再放送を皮切りに何かしらの新たな展開があるに違いありません。(※個人の意見です)
すでにご存じだった方も、ご存じでなかった方も、このチャンスを逃すことなくグレゴリーハウスの扉を叩いてください。門は誰にでも開かれ、ユニークな宿泊客たちがあなたを待ち受けています。
ちなみに私は家のアンテナがCS放送に対応していないことが判明したので、この記事は目から流れ出た血液を使って書いています。嘘です。

「GREGORRY HORROR SHOW」とは?

・『GREGORY HORROR SHOW』(グレゴリーホラーショー)は、1999年にテレビ朝日系で放映されたフルCGアニメ作品 (Wikipediaより)
・一話ごとの放映時間が3分程度とごく短く、主題歌なども存在しない。
・箱型にデフォルメされたカートゥーン的なキャラクターデザインも特色。 
・iアプリなどの携帯電話ゲーム、ムック本やPlayStation 2でのゲーム化など幅広いメディアに展開している。

「フルCGアニメの中では、日本初の地上波放送作品」という解説がついてることもありますが真偽のほどは不明(ソース見つかりませんでした)
PS2の発売が2000年なのでCG黎明期真っ只中の作品ではありますが、ポリゴンが複雑な形状を作り辛いことを逆手にとって「箱を組み合わせたかのようなキャラデザ」&「カートゥーン調の世界観」を採用したとかなんとか。

ココが良いぞ!

・キャラクターデザインが良い

「人は丸っこいデザインにカワイイを感じる生き物」という言説を見事に粉砕してくれるこの箱型キャラクターたちのオンパレード。ホラーテイストも合わさりつつ、凶悪になりすぎていないバランス感覚の良さ… 

・頭にオノと青龍刀が刺さっているミイラの親子
・天秤モチーフで勝手に人を断罪する審判小僧
・隙あらば採血で相手を干上がらせてしまう爬虫類ことキャサリン
・通称「Tカード」こと関西弁の無責任気味な死神

などのポップでどことなくシニカルなデザインコンセプト… 1999年から月日は流れ、「いかにリアルな質感や形状をCGで再現するか」という命題に対して人類がどんどん高みに上りつつある現代においても、「個性豊か&造詣が複雑になりすぎない」このデザインはサイコーです。「彷徨える魂が人間の欲望を映した形に変形した」という作中設定が物語るように、キャラクターたちのモチーフがそのまま3分間に落とし込まれているので、気になるキャラクターが出ている回だけ摘まんで見るという楽しみ方もできます。

ところで、勘のいい方はもうお気づきになっているかもしれませんが、
「おさかなテレビジョン」というスクリーンネームは、このアニメの「テレビフィッシュ」というキャラクターから拝借しています。


主役回(第10話)もあるのでぜひおさかなとテレビの融合をキミの目で目撃してくれよな!。

話は「ホラー」としてまとまっている

たかが3分、されど3分。タイトルのホラーショーの名前は伊達でなく、「ふとしたことから、老ネズミのグレゴリーが主を務めるグレゴリーハウスに足止めされることとなった主人公が、徐々に正気を失いつつも現実への帰還を目指す」というあらすじの通り、カワイイ箱型のキャラクターたちが「正気を削りにやってくる」ため、主人公は割とひどい目に遭い、作中で示された違和感には不条理なオチが待っています。「怪奇」と名の付くコンテンツを楽しむあなたにも、きっとご満足いただけるのではないでしょうか。

余談ですが、グレゴリーホラーショーの1年後に「トラウマ製造機」の異名をもつアニメこと「ポピーザぱフォーマー」が放映開始されてますね。こっちもオススメです。

PS2のゲームが名作(らしい)

アニメーションとしても名作なのですが、PS2で発売されたゲームが、ゲーム実況のタイトルとして採用されています。実況動画から興味を持たれた方も多いのではないでしょうか。ストーリーは原作のシリーズ1&2の混合で目新しい新展開はありませんが「宿泊客の行動パターンを明らかにし、隙をついてタマシイを盗み出し、結果として主人公を血祭りにあげるべくホテル中追いかけまわしてくる怒り狂った宿泊客からいかに逃げ切るか」という一味変わったゲームシステムとなっているので、興味を持たれた方は是非遊んでみてください。

(プレミアが載って、ワゴンセールで見かけた時から値段が200倍に上がっていますが、うまくいけば定価くらいで手に入るとか無理とか)

スマホゲームもあるとか

PS2版は正直入手困難と言える状況ですが、スマホアプリでもゲーム展開があります。(Apple/Android対応済み)

【2022/12 更新】
ゲームシステムに大きな変更が入り、「不思議のダンジョン風」から、放置型コマンドバトルになったとのことです。
そんなことある!?

「不思議のダンジョン風」のRPGで、ストーリーはPS2版とは変わり、
書下ろしとなっています。イワタナオミ氏が描きおろした「初期タイプのデザインパターン(ボックス型ではない)」のキャラクターカードなどが手に入ります。カワイイ。

巷の人気スマホゲームに比べると、いろいろな個所(ボイス・マップデザイン・イベントの頻度など)が素朴ですが、チャレンジクエストの100階ダンジョン的なマップは意外と遊べます。何より、現代において忘れてしまいがちな「推しのキャラクターたちを操作できる喜び」を思い出すことができます。

私の推しはまだ「お知らせアイコン」のままですが、きっといつかはプレイアブルになってくれることでしょう。


視聴手段・メディアミックスなど

興味が湧いてきた皆様におきましては、ぜひCS放送の原作から視聴いただければと思いますが、CS放送が見られない場合はアンテナ工事の間に放送が終わりかねませんので、以下のアクセス方法を提示します。

【追記】※現在はアマゾンプライムビデオの見放題でも視聴可能です
(2022/12/22)

https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B08H4K91Y1/ref=atv_dp_share_cu_r

1.バンダイチャンネルの配信で視聴する(初回1カ月間無料)
全4シーズンが視聴できます。本編全部見ても4時間なので、1カ月あれば睡眠時間を削らずにすべて履修できます。
ただ、本編の3分に対して冒頭のBANDAIロゴが長すぎるように感じてしまうというデメリット有。

2.DVDを入手

DVDはVol.3まで出ています。シーズン4はVol.1~3までのボーナスコンテンツとして3話ずつ入っています。安心ですね。

3.コミカライズ版を入手

長らくコミカライズは絶版でしたが、2019年の8月に電子書籍版が出ました。やったぜ。こちらもオリジナルストーリーで、メディアミックスの中で唯一、主人公の名前が明らかになっています。トーンを使用せずに描かれたグラフィックの雰囲気もマッチしているので、入門編にもオススメです。

4.スマホアプリ版(ロストクオリア)を遊び始める

app.adjust.com/thx05wg

若干、原作視聴を前提としている箇所もありますが、グレゴリーホラーショーの雰囲気を一番お手軽に摂取するならアリです。ガチャは渋い。頑張ろう。

森の中であなたを待っている。

20年前のショートアニメということで、今もまだ動きがあるコンテンツに比べると、同好の士は見つけづらい作品ですが、これから新展開が来ると私の中の直感がAM波で呼びかけているので、この記事を期にお手に取っていただけますと幸いです。森の奥の廃ホテルにてお待ちしております。では。

追伸:
同じくイワタナオミ氏原案の「ミッドナイトホラースクール」も新展開があるとのウワサがあります。備えましょう。




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