見出し画像

【SVダブル】雨イルカマンに草ドドゲザンとノーマルモロバレル(シーズン2最終3桁)

はじめに:パルデアダブルシリーズ1雨スタン構成

パルデアダブルシリーズ1、いわゆる「準伝パラドックスがいないルール」お疲れ様でした。最初はどうなることやらと思ったわけですが、遊んでみれば楽しいという結果オーライの良いルールでした。毎作この最序盤てなんだかんだ良い思い出になっている気がします、いいですよね開幕環境。

さて今回使った構築はいわゆる雨パです。ひとつ前のシーズン終盤雨パを使ってかなり感触が良かったので今回も雨を使ったわけですが、このシーズンは結構雨が増えた気もします。自分もシーズン通じて使っていたのでなんとなく雨のスタン構成が見えたのでまとめてみました。

図解:これがパルデアシリーズ1の雨スタンだ!

だいたいの雨パは上記のようなメンバーから選択編成になってます。
1 雨始動役
主なポケモン:ペリッパー
説明不要の始動役。そもそもあめふらしがこいつしかいないのでほぼ自動的に採用になります。

2 すいすいアタッカー
主なポケモン:カジリガメ、ゴルダック、フローゼル、カマスジョーなど

雨下ですばやさが倍になる軍団、雨パと言えばすいすいをイメージすることも多いはず。雪崩もあるカジリガメ、ウェーブタックルが強いフローゼルが採用されるケースとしては多かった印象。特殊はゴルダックがギリギリ検討範囲にいる程度、この辺の課題は3にもつながります。(一応この環境のすいすいにはツンベアーというのもいた…)

3 非すいすい水アタッカー
主なポケモン:イルカマン、水ケンタロスなど
現環境のすいすいメンバーの攻撃力や攻撃範囲が若干微妙なこともあり、非すいすいの水ポケが採用されるケースも多いです。筆頭はAお化けのイルカマン、格闘一致で威嚇が便利な水ケンタロスなどが対象。

4 雨ドラゴン
主なポケモン:ボーマンダ、カイリュー、ヌメルゴンなど

基本的には一致「ぼうふう」が打てる特殊型で採用されることが多い枠、もちろん物理も強いメンバーなので物理型も。いずれも、雨パが苦戦しやすい草に飛行技を当てながら高種族値を活かしてアタッカーになります。ヌメルゴンは役割が若干変わり、貴重なだくりゅう持ちとしてかみなりなども一緒に採用。

5 鋼
主なポケモン:ドドゲザン、サーフゴーなど
雨下で弱点がケアされ、かつタイプとしてもこの環境で強い鋼枠。普通に両方が採用されたりもして、テラスタイプによってさまざまな構築方針にフィットする超優等生。

6 フェアリー
主なポケモン:ニンフィア、ミミッキュなど
ドラゴン、あくが重い編成になった際にピンポイント投入される枠。ミミッキュはのろいで寿司にいける、トリックルームでS操作など個性的な動きが可能です。

7 草
主なポケモン:マスカーニャ、モロバレル
雨パといえば水と共に草タイプ。
守備面は炎が等倍になり、攻撃する場合は雨パが倒しにくい水タイプに刺さります。守備の要としてモロバレルの採用が圧倒的に多い印象ですが、草アタッカーを組み込む場合は当然マスカーニャという形になります。

8 電気
主なポケモン:タイカイデン、パーモット、ジバコイル
水ポケを殴れる、かみなりが必中になるなど電気タイプも雨パ枠の常連。ぼうふうも撃てることで雨パ相性がかなり良いタイカイデンが中心で、Cが高く鋼も便利なジバコイルも一考。物理型なら、パーモット。でんきかくとうの打点の広さとさいきのいのりで構築全体を延命する動きなど個性が強いです。

この1~8がだいたいこんな感じで編成されるイメージです。
1+(2or3)+4+5+7+(5or6or8)


例えば自分が昨シーズン組んだこれは
1ペリッパー+2フローゼル+4カイリュー+5ドドゲザン+5サーフゴー+7モロバレル

こちらの動画でアルカナさんが使っているのが
1ペリッパー+3イルカマン+4ボーマンダ+5ドドゲザン+7モロバレル+8ジバコイル

おそらくシリーズ1環境ではこの編成が雨構築では安定して強く、上記式に当てはまる構築をいくつも目にしました。実際自分が使った構築も当てはまります。パラドックスポケモンの参加でどこまで環境が変わるかはまだわかりませんが雨を組むベースの設計としては今後の参考になるような気もします。

▼レンタルチーム

ID : G4VW7C

やっと本題。上記で説明した編成式でいうと1+3+4+5+5+7。それぞれの採用理由は個別詳細にて解説しますが、意外と砂が多く天候書き換えをしたいシーンが多かったり、後半ウルガモスが異様に増えたことで炎への対抗がしやすかった点でかなり使いやすかった印象です。ドドゲザンが草テラス、モロバレルにリーフストームなどは雨パとの相性も込みで採用していましたのでこれも個別解説にて。

ペリッパー

くさテラス ひかえめ しめったいわ
H252 B4 C52 D28 S172 167-x-121-134-94-107
4振イエッサン♀抜き 雨下ハイドロHバンギ確1

雨を起動する雨パの必須枠。基本的に裏から出すことが多いので耐久もそれなりに振っています。一致技2種+補助2種が基本線、自分はてだすけワイドガードになりました。まずワイドガードは環境に多かったグレンアルマ、サーフゴー、ガブリアス等の全体技を防ぐ且つ「ワイガ警戒」の動きもさせることができる重要な技でした。ペリ=ワイガはある程度共通見解になっているため、グレンアルマ-イエッサンの並びではイエッサンがサイコキネシスなどを撃ってくることも多いです。そのためSはHBD系イエッサン抜きまでをイメージしました。もう1つはてだすけ。Sに振ったとて決して速いわけではなく、余裕をもっておいかぜを押せるケースは少なかったため腐ることが少ないてだすけを採用しました。シーズン1に比べると環境にタイカイデンやパーモットが増えていたのでテラスタルは安定の草、意外と起動するケースも多かったです。雨の起動は勿論、ワイドガードを使った盤面維持や威力の高い技での攻撃参加などしっかり活躍してくれました。

イルカマン

くさテラス いじっぱり しんぴのしずく
H204 A252 B4 D4 S44 201-233(134)-118(93)-x-108(83)-126
最速バンギ+2

圧倒的破壊力で相手を消し飛ばしていくこの構築のエースアタッカー。当初この枠はすいすいを使っており、カジリガメゴルダックなどを試していました。しかし現状のすいすいアタッカーは過去世代に比べ攻撃性能に劣り期待していたほどの強さを感じられませんでした。加えてヤミカラスが多いこの環境では倍速になったところで相手もすぐに倍速になるケースも多く、すいすいの良さを活かす局面が思ったよりも少ないという問題もありました。そこですいすいを諦め、シンプルに雨を水タイプの火力向上に活かそうということで今回のイルカマンです。雨イルカマンの破壊力は噂には聞いていましたが本当にすさまじく、等倍相手ならウェーブタックルでたいてい1発。ジェットパンチでも7割くらい削るのは当たり前というすさまじさ。そしてイルカマンを使っていると「変身前の攻撃がノーマーク」ということを痛感します。雨下であれば変身前でも十分な威力が期待でき、HBウルガモスを変身前ウェーブタックルでワンパンすることも可能。変身しなくてもやれるやんけ、、、という感動があります。

変身もせずに無邪気に水と戯れるイルカマン。
このあと鋼サザンドラとガブリアスを倒すとは私もさすがに思わなかった。

すいすいを捨てた時点である程度場持ちを良くしたかったため、HAベースでまもれる非こだわり型に。くろいきりはヘイラッシャに圧倒的に便利なのと隣でCをガンガン減らすボーマンダやサーフゴーのケアにも使えました。等倍で飛ばせる相手エースがいる際は積極起用して暴れさせるのが強かったです。この突破力なら次の環境も結構いける気がするけどイルカマンの未来は、果たして…

ボーマンダ

はがねテラス おくびょう ”いかく” いのちのたま
CS、H 171-x-100-162-100-167 

シリーズ1において最高火力の一致ぼうふうが撃てるのがボーマンダです。ひこう技の通りが非常にいいこの環境でペリッパー以外の一致ぼうふう枠がいることは非常に重要です。いのちのたま+一致+威力110&130という組み合わせは信頼性抜群でした。
「一致ぼうふうドラゴン」枠は特殊カイリューとも択になるのですが、
・威嚇が非常に便利
・おいかぜでS操作が可能
・サザンドラ、カイリューの上が取れる

等のポイントからボーマンダを採用しました。実際サザンドラは対面すると「りゅうせいぐん警戒のテラスタル発動」ということも多く相手のテラスタルを消費させる能力も優れていたと思います。尚、構築調整の過程でおいかぜをきあいだめにしてピントレンズ持ちの確定急所型を使った時期もありました。この場合、りゅうせいぐんが撃ち放題になりますがS操作を他にお願いすることになります。すいすいやおいかぜペリ、トリルミミッキュなどが編成に入る場合は一考の余地ありです。

ドドゲザン

くさテラス いじっぱり ”まけんき” とつげきチョッキ
H156 A156 B12 D20 S164  195-192-142-x-108-91
S:最遅ミミッキュ抜&追い風下で最速イッカネズミ抜き
A:ふいうち>無振りドラパルト高乱1 ドゲザン>無振りグレンアルマ高乱1
アイアンヘッド>Hニンフィア確定 けたぐり>Hドドゲザン確定

環境に多いサーフゴー、グレンアルマなどに強く雨で弱点ケアができる優秀なポケモン。個人的に雨下なら炎をかなり安全に受けれるチョッキが好みです。チョッキはまもるが採用されないため攻撃技を万全に揃えることができ、攻めの局面で困ることがありません。この点も個人的には好きな部分です。倒せる相手が増える一方でその倒したい相手の隣には同じくドドゲザンがいることも多いです。そのため、ミラーに勝てることで存在意義が何倍にも増してきます。ということで先にけたぐりを打ち込むために何度もドドゲザンのSラインを上げていきました。ちなみにその過程で何度も「これもう準速でいいんじゃねえか…」と思ったりしたのでそのうち1回準速使ってみようと思ってます。その他努力値配分はなかなかいいバランスになってると思っていて自分の中ではかなり納得感のある調整です。テラスタルは草。ドドゲザンを使っているといかりのこなやキノコのほうしを食らうケースが多く、併せて弱点の地面を半減できる草は守備面でかなりの相性の良さがありました。また、雨パには草や電気がどんどん飛んでくるためドドゲザンで採用されることもある飛行や水に不安があったといいうのも採用理由でした。ミラーのけたぐりも等倍になるなどテラスタルを切るシーンは多かったです。雨の草ドドゲザンはかなりおすすめなんで是非お試しを。

サーフゴー

はがねテラス ひかえめ こだわりメガネ
H164 B4 C140 D4 S196 183-x-116-188-112-129
陽気マスカーニャのはたきおとす確定耐え 最速ペリッパー抜き

イルカマン、ボーマンダ、ドドゲザンに加えてのもう1枚のアタッカー枠。この構築は強力な範囲攻撃が無く、まもるの択を通されると厳しい点が改善必須とと感じサーフゴーを起用しました。範囲攻撃を強くしたいという課題へのソリューションなので鋼テラスタル&眼鏡は自然に決まり、あとは調整と技構成。サーフゴーを使ってる皆さんは共感してくれると思うのですが「相手にするとそんなこと思わないのに、使うと思ったより脆くて思ったより遅い」それがサーフゴー。火力は眼鏡で担保できるということで耐久と素早さにある程度割り振った形にしました。技は雨で撃てるケースが多いかみなり、最終枠はこだわりを押し付けるトリックにしました。運用のポイントは鋼テラスゴールドラッシュを撃てるシーンを見逃さないこと。場に出てる相手2体と自分の選出を頻繁ににらめっこしてテラスタルを温存しなくていい場合は積極的に撃つ!これがとにかくポイントです。

親の顔よりみた5体

ちなみについさっきHOMEが更新されてバトルデータが見れるようになったの確認したところやっぱ1位でした。

モロバレル

ノーマルテラス ずぶとい ”さいせいりょく” ゴツゴツメット
H236 B164 C4 D92 S12 219-x-122-106-112-52
珠陽気ガブリアスダブダメじしん確3
鋼眼鏡ゴールドラッシュダブダメ耐え ミラー+2

雨パの守備の要、モロバレル。基本性能は説明不要かと思うのでここでは技とテラスタルについてを中心に。まず技、今回はリーフストームを採用しています。雨パのモロバレルは粉で見方をケアしていく動きや裏から出して攻撃を受けることが多いですが局面に応じて攻撃参加できるとさらに勝利に貢献できます。良い例はかふんだんごをマスカーニャに使うことで致命傷を与えるケース、これに助けられたことがある人も多いはず。今回の様な雨パでは相手の水タイプの処理に手間取ることも多く、モロバレルがリーフストームを撃てることで構築全体の強度がかなり上がります。主な撃ち先には地面テラスガブリアス(陽気ASなら8-9割ダメージ)、黒い霧後のヘイラッシャ(HDに振ってないなら8-9割ダメージ)などがあり想像以上の火力が出ます。特に雨パをメタるために出てくるトリトドンへの対応力が絶大でチョッキやリンド持ちでない場合は基本ワンパン可能です。
テラスタルは色々検討しましたが最終的にはノーマルに至りました。ゴールドラッシュを受けれる水、ひこうを受けれる鋼なども一時期使いましたがかなりのリターンが無いと守備的にモロバレルにテラスタルを切るのは損が多いです。そこでコノヨザルのふんどのこぶしやサーフゴーのシャドーボールを無効化して一気に有利を取れるノーマルを採用しました。特にコノヨザル対面においてこの構築にわざわざドレパンを撃つケースは少なく、狙って無効化できるシーンは多かったです。
今回殴れるモロバレルの強さを思い知ったので正直アラブルタケのやばさにふるえてます、絶対使おうアラブルタケ。

▼選出イメージ

表:イルカマン+α
裏:ペリッパー+α

一番火力を出せる狙いたい基本選出。裏にはイルカマンとの交代先を置いておくとアンパイ。

表:ボーマンダ+α
裏:ペリッパー+α

まけんきがいない場合はボーマンダスタートも強い。隣にサーフゴーを置いておいかぜで動かしたり裏からペリッパーを出してぼうふうルートも。

▼あとがき

ランクバトルは3桁フィニッシュ、もう少し伸ばせたかもなあとも思いましたが後述の大会にも参加していたので個人的には満足です。

https://sekappy.com/sekacolo/pokesv/double/#nav-poke-tab

その大会というのがこれ、けっこう友人も参加してました。これの1次予選が「9日間毎日開催、最大4試合、3勝でその日は勝ち抜け、2敗で負け抜け」というルールでした。1日3勝を1回で2次予選へ、4回で3次予選へ進むことができるのですが無事この構築で3次予選へ行くことができました。

そんなこんなでシリーズ1を目いっぱい楽しんだわけですがもうすでにシリーズ2のランクマがスタート、まだ何も考えていませんがとりあえずアラブルタケは使ってみたいです。

ということでパラドックス環境、全力で楽しんでいきましょう!ではまた

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?