それでも僕は生きるよ

その場の全ての人が歓喜したり、感動したりするライブ。でもその1人1人には、それぞれの好きがある。ということは嫌いも苦手もある。

ということで共感されない性羞恥というか、癖の話。

  • 旅行中の夜、いい頃合いに時間を確認して「今帰ったら終電に間に合うな」と思う

人一倍YA-MANな感じで楽しむ癖に、帰巣本能が強いからなのかやってしまう。別に帰りたいわけじゃなくて、なんなら帰りたくないのに。帰る場所なんて、どこにもないのに…。

  • ご老人の方が知らないであろうアニメがプリントされているお箸とか日用品を使っているところを見ると、切なくなる

祖母が双子の僕らが家に泊まりに来るからとお箸をスーパーで買ってきてくれた時、一つはドラえもんで、もう一つは誰も知らない(恐らくスーパーオリジナル?)ロボットアニメがプリントされたものを渡されて、「男の子だからカックイイのを選んだ」というのを聞いてものすごく切なくなったのを、未だに覚えている。同じ理由で誰が知ってんのっていうオリジナル(と決めつける)ロボットアニメがプリントされたビニール傘を買ってきてくれた時、「学校でカッコいいと思われるように買ってきてくれた」んだろうなぁと思って、それが切なくてやるせなくて。余談ですが、その傘は自転車を漕いでる時に片手で持ってたのですが、前輪に挟んでしまい、ぐしゃぐしゃにしてしまった。自転車なら5分もかからないところを恥ずかしながら前輪あげながらトボトボ歩いていたところを、20代くらいのカップルがどうしたどうした?って助けてくれたのを覚えてる。サングラスかけた兄ちゃんが思っクソ引っ張ってひしゃげた傘を、女の人は笑っていた。それを見て彼も笑いながら真っ直ぐに戻した。その傘に描かれているカックイイロボットは変わらず誇らしげで、その誇らしい姿を見てか見てないのか笑いながら形を変える行動は、進撃の巨人で人が真っ二つされたりするシーンと同じだった。駆逐するでホンマに!!と思いつつ、まだ力がない人類は全力で立体機動装置で帰るのであった。

  • 洗濯機で水がドバーッと入る瞬間

「あ、もう今日これ着れない(乾くのに時間がないから)」と思う。洗濯は命懸けやでホンマに。

  • モノぶっ壊すドッキリ

なんならもはやドッキリじゃなくて、本当にぶっ壊して新しいのあります〜的なヤツ。この世に同じ商品はいくらでもあるけど、ストーリーを帯びた商品はひとつしかない。楽器が好きなのが、同じ商品でも全く同じとは言えないところなのかも。

  • ご老人の方が難しそうな顔をされながらアニメを見ている時

自分が子供の頃、祖父母の家に泊まり、親戚一同集まった時、テレビを流し見していたのだが叔母がまだ子どもの自分たちに気を使って当時やっていたアニメにチャンネルを変えてくれたのだが、祖母は「なにこれ…?」って今まで食べていたお箸を止めて見て、しかも視力が低下しているから、目を窄めて見るため難しい顔になる。祖父はものの5分も経たないうちに内容についていけず諦めながら何となく見ている。そんな姿を見ると、本当に切なくなる。おじいちゃんおばあちゃんにそんなことさすな!!!!!

  • ビデオ屋さんで名探偵コナンの一巻借りてきてと頼んだら未来少年コナンの一巻を借りてきた時

最初はボケかと思って突っ込んだら本当に名探偵の方がビデオ屋の袋から出てこず、ゾッとした。親父に頼んだら親父はコナンを知らず、店員さんに聞いたら未来少年の方を渡されたらしい。親父の見た目で決めつけるな!!!親父も1週間も借りるな!!!

苦手な瞬間は永遠に覚えている。

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