ライバルを蹴落とすことを考えるな

仕事上のライバルがいる、こんな方も多いでしょう。ではあなたはそのライバルをどのように見ていますか?

もし将来的に1つしかない椅子をお互いで取り合う立場なら、どうにか相手には離脱して欲しいと考えるのも当然の心理かもしれませんが・・・

芸人:みやぞんの言葉が心に刺さった日

屈託のない明るいキャラクターで人気の芸人、みやぞんさん。いつだったかテレビでこの方を拝見したとき、心に刺さった言葉があります。

テレビ番組の企画で、1つしか出演枠がない仕事を誰かと取り合うというもの。お相手の方は

「よっしゃ、やったるでー!」と敵意を見せるような発言(まぁこれは台本や場を盛り上げるための言葉であろうが)をしていました。それに対してみやぞんさんは

「いやいや、お互いがんばりましょうよ~、応援しあいで。」と笑顔で語っていた。

その結果がどうなったのか、またどんな企画だったのかは覚えていませんが、1つしか椅子がないのに相手を応援する気持ちを持っていることに衝撃を受けました。

特に芸能人は出演してナンボ、またテレビに出てナンボの職業です。そして同時に「"応援しあい"は、すごくいいことなんだ」と腑に落ちた言葉だったんです。

応援しあうとなぜ良いんだろう

応援しあうとなんで良いんでしょう?

敵に塩を送る、ということわざもあるくらいです。仕事に例えるならば、プロジェクトを2本同時進行で、成功させた方が昇進できる。といったような場面でしょう。

もちろん自分もがんばりつつ、相手にも敬意を払って応援してあげる。ここには負の感情はありません。

人間性の部分も大きいのでしょうが、負の感情があるとその競争に負けてしまった場合「クソッ!アイツめ!」と考えてしまうでしょう。仕事に負けたことに対して悔しがるのではなく、ライバルに対して悔しいという感情が沸きあがってしまいます。

相手を叩き潰すのではなく、自分の良いところや仕事を伸ばす

仕事に対する勝ち負けは実力もあれば時の運であることも。そのときに応援しあうのではなく、相手の失敗を願っていたら心にはどんな変化が出てくると思いますか?

自分の仕事を最大限に伸ばそうと努力もするかもしれませんが、それ以上にライバルのやっていることが気になります。そして競争で負けたくないわけですから、当然有益な情報は流さない、極端な例ともなれば足を引っ張りあうようなケースも出てくるでしょう。

本来仕事に向かねばならないはずのエネルギーが、ライバルを蹴落とすために使われてしまうんですね。

こうした無駄なエネルギーを使わず、仕事へ注力できるようにすることこそ「応援しあい」なのでしょう。相手もがんばっている。ボクもがんばろう。自分のメンタルも仕事だけに集中できるんです。

キレイごとなのかもしれませんが、これが会社にとっては一番のプラス材料となります。足の引っ張り合いをして、個人の出世や営業成績が突出していたとしても、全体を見るとかえって「数字」の面では下がってしまうでしょう。

ライバルを蹴落としてきた道に残っているものは?

よく寄せられる悩みに「仕事の邪魔をされる」というお悩みがあります。そんな相手にとっては、自分が手に入れた有益な情報や、新しい考え方などは共有したくないと思うのが人間心理というものです。

会社組織での仕事というものは、会社が存在/成長して、その中に社員全員が存在しているはずです。仕事ってそういうものです。

会社の成長を目指すという同じ方向を向けていない、すなわち自分の出世や数字だけにこだわると、結局足の引っ張り合いをするだけになってしまいます。

足を引っ張られればそれをお返しする。これは会社にとって本来伸びるはずの業績が伸びない原因ともなりかねません。

ライバルで、椅子を取り合う関係もいるかもしれません。でもお互いに「応援しあい」の精神を持ってみてください。ライバルを蹴落としてきた道を最後に振り返って、そこには何が残っているのでしょうか。

みんなで認め合いましょう。応援しあいましょう。全員で育っていけばいいじゃないですか。

そこんな会社には必ず良い職場環境、良い人間関係、良い会社が育ってきますよ。

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とや@人財育成コンサルタント

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