生産性の低い会社は労務管理ができていない

「うちの会社はどうも生産性が低い」

「社員の覇気が感じられない、業績も悪い」

と悩んでいる管理職の方は多いことでしょう。ものすごく多いと思います。しかも原因がわからず、業績も頭打ち。

生産性が低い会社に共通して言えるのは、どこも労務管理ができていない。そもそも労務管理をしようともしていないところが多い。ここを見ている管理職の皆さん、「労務管理」とは何か答えることができますか?

そもそも労務管理とは

労務管理とは、労務を管理すること。砕いて言えば、会社組織において人員というリソースを適正に割り振り、仕事というタスクを効率よく消化していくために管理する。

会社の仕事は、細切れの仕事がたくさんあって、それを社員が持つことでそれぞれの仕事がつながって成果物となるはずだ。

しかし会社や環境によってはこれが極端に偏っているケースも少なくない。それは担当部署で業務量が全く違うのに、考慮されず人員の配置が同じようなケース。

このような状況に気付いていないのであればそもそも労務管理の意識すらない。さらに気付いていても対策を打たねば、労務管理ができていない。いわば管理職の職務怠慢だ。

なぜ労務管理が必要なのか

タスク量に応じて適正な人員リソースを振り分ける。話を聞けば至極当然のことだ。しかし今までの慣例や仕事の流れに従っていると、こういった部分が犠牲になる。

例えば忙しくて目が回る部署に配属されてしまった場合は「ご愁傷さま」と言われる始末・・・。

目が回る程忙しいのであれば、こうした部下たちを見ている、「暇な部署」の人間もいるわけだ。ここに不公平が生まれる。労務管理はこうした不公平を是正する役目を持ち、さらに不要な残業代の削減ともなる。

こうした目に見える部分だけでなく、業務が集中してしまうとそこには仕事のわずかなほころびが出てくる。これが大きなミスとなり会社へ大きな損害を与える可能性だってあるのだ。

忙しい部署、暇な部署が存在しては労務管理ができていない。会社の体制そのものに問題意識を持てていないのである。

使えるヤツだけこき使うのでは先は見えている

部下の中には、非常に仕事が早く、必死に仕事をこなしてノルマを達成してくる部下もいる。こういう人材は非常に便利だ。ゆえに使いやすい。

しかし周りを見て見れば疲弊しているのはこうした部下だけで、他はスマホゲームをしているだの、ネットサーフィンをしているだの、営業へ出たままカフェでゆっくりしているなど、可動していない部下はいる。

使える部下だけ使っていては、仕事の適正な割り振りはできていない。これではいつまでたっても生産性が上がってこないばかりか、優秀な人材の流出へとつながってくる。会社の成長を管理する側が止めてしまっているのである。

環境が悪いから覇気がない、やる気が出ない、業績も悪い

労務を日頃から管理して、適正に仕事を割り振ってやれば、仕事が集中している部下の環境は改善される。すると仕事や家庭での生活にも余裕が出てくる。

仕事のモチベーションや覇気というものは、生活環境が整っていなければ上がってくるものではない。やる気がでなければ新しいことを始めようというエネルギーも湧いてこないから、今までの仕事をルーティンでこなすだけになってしまうことになるだろう。

どうにも生産性が低いとお嘆きの会社の管理職の皆さん。まず会社内の仕事に偏りがないだろうか。ムダを削る、他に割り振る、人員を異動して仕事量を調整する、などして会社全体の労務管理に取り掛かっていただきたい。

「生産性を上げる」ことを考えるのはまず全体の労務管理ができてからでなければ意味をなさない。

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とや@人財育成コンサルタント

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