人財育成は「褒めて伸ばせ」が基本線だが・・・

人材、こと人財を育成するには基本的には褒めて伸ばさなくては、育っていきません。

でも褒めて伸ばす、という意味を少々勘違いしている人が多いのも事実。人財育成における褒めて伸ばす。これは「叱ってはいけない」というものではありません。

「恐怖政治」は監視されているときしかがんばらない

まず人財育成において、厳しく監視して徹底的にやらせるスタイルを貫いている部署は監視役、いわゆる上司が外出や会議などでいなくなると途端に機能しなくなってしまいます。

それは仕事をする目的が叱られたくない、怒鳴られたくない、という心理になってしまっているためです。

例えばあなたが上司となって、そのような体制を敷いているとすれば、効率を上げる、業績を上げるにはあなたがずっと監視していなければなりません。仕事がそもそも自主的ではなくなってしまうんです。

これではもしかしたら大きく伸びたかもしれない人財を、厳しい監視でつぶしてしまう可能性も。逆に全く動かない部下を動かすためには有効なのかもしれませんが・・・。

叱られているだけでは「やる気」は削がれていく

仕事で叱られてばかりいる、失敗を責められ続ける、などを繰り返してしまうとどんどんやる気をそがれていってしまいます。これでは部下の自主性が育ちません。

仕事を回しつつ、部下という人財を育成することが目的ならば、自主性を伸ばすための方策を取る必要があるんです。

やる気や自主性を促すには、タイトルの基本線とした「褒めて伸ばす」ことが最善です。

褒めるのは結果について プロセスは褒めてはいけない

褒めて伸ばすというものの、仕事の成果に対して褒めるのは正解。しかし結果に対して褒めるのではなく、仕事のプロセスを褒めてはいけません。

なぜなら結果が出なくても「お前はよくがんばった」とねぎらいの言葉をかけたくなるときもあるかもしれません。でも結果が出ていないのに褒めるのは、結果が出なくてもがんばった姿だけ見せればOKなんだ。と勘違いさせてしまう原因になります。

過失による間違いや失敗は叱らねばならない

明らかに部下の過失によるもので間違いや失敗、ミスについては叱らねばなりません。ここを勘違いしている人が多いのですが、「褒めて伸ばす」は「叱らない」ということではないのです。

部下には「自分に過失のあるミスは叱られる、でも結果を出せば認めてもらえる」と思わせることが大切で、そうした環境作りを目指すのです。

「褒めてばかりいては部下が調子に乗るだけで育たない」と嘆いている上司の方々。何が何でも褒めているだけでは、そうなってしまうのは時間の問題です。

部下が出した結果は多いに認めてあげてください。部下の承認欲求が満たされて、仕事に対して積極的になってくれます。でも明らかに部下に責任があるミスについては注意、指導を行ってください。ただし注意や指導は他の人から見えない場所でやらなければいけません。

大勢の前で部下を貶めて、自尊心を傷つけることが目的ではないのですから。



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とや@人財育成コンサルタント

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