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瞳湖のよしなし事 #9

最近、言葉について凄く考えている。

言葉の持つイメージとかニュアンスが、私の中の感情と一致しているかどうか、あるいはどれだけ近いか? と考えている。

勿論、そのイメージが他の人と全く違うと、伝えたいことも伝わらないのでそこはきちんと言葉の意味を理解した上で、更に微細な点で感情と合う or 近い言葉を選びたいと。

類義語とか言い換えとか日本語に色々あるのは、きちんと言葉を選んで自分の気持ちを表現したいと考えた先人が多いってことなのではないかな。

とはいえ、言葉についてのイメージは細かく見れば人によって差があると思うし、会話では相手との関係性によっても変わるし、あくまで記事を投稿する際の私のイメージの話になるのだけど。

例えば、” ブレない ” て言葉。
「ブレんじゃねえぞ」て数年前にCMか何かで使われていた気がする。コーヒーのCMだったような気がするのだけどハッキリとは覚えてない💧

この言葉に対する私のイメージは、『迷うな・絶対諦めるな・必ずやり抜け』て感じで、エネルギーや意志の力がとても必要に思えた。

それがだんだんと、それだけかな? となった。
迷わないで、一直線に進んで達成可能な方もいらっしゃると思うけれど。

たいていは迷ったり行き詰まったりしながら、それでも望みや目標から目を離さずに、静かに心の中でゴールの旗を見続けて一歩一歩近づいて行くことの方が多いのではないかな。

家にある辞典を見た。四半世紀前のだけど。

【ぶれる】・・・カメラが動いて、焦点がぼやける。

角川最新国語辞典 山田俊雄・石綿敏雄 編 第39版

もしこの言葉が元になって意味が広がったのなら、強い意志とかエネルギーとかあまり関係ないかな? 

静かにゆっくり、コツコツと積み重ねてゴールへたどり着く方もいらっしゃるし、手探りで回り道しながらでもブレないで、いろんな経験をした後に遂にゴールの旗を掴むという方もいらっしゃると思う。

だからもし一時的に焦点がぼやけてしまっても、また合わせればいいのだ。

場合によっては、新しい一点に焦点を合わせ直すこともあると思う。
迷っても、動揺しても、焦点を合わせれば、きっと進んでいける。

そう思うことが、「ブレない」ってことかもしれないと思う。




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