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瞳湖のよしなし事 #4

私は大抵の場合、スロースタートだ。
翌日の教科書の準備や修学旅行の準備などなど、今はTVを見たいから・面倒だからと後回しにする子どもだった。

社会に出ると、優先順位は上司や先輩に確認して早めに手をつけ、早めに終わらせることを心掛けた。
社会人としてはそれが普通だと言われればそうなのだけれども💧

でも私的なことは、大人になっても大抵スロースタートだった。 
相手がいる場合や期限が決まっている場合を除いては。
自分が自由に決められることは、決めるのに時間がかかった。 

この差は何なのかと、考えるようになった。

仕事については、既にやり方がある程度決まっていて、多少の工夫や応用はできてもそんなに多く選択肢があるわけでもない。

が、私的なことで、例えば新しい趣味を始めたいと思うと、かなり迷う。

言葉を換えると、「覚悟が決まらない」と言えるのかな。

・・・あれ? 何か引っかかる。

新しい趣味を始めるとして、「覚悟」なんて言葉使う人いる?

覚悟、覚悟、覚悟・・・何回も繰り返すと、ゲシュタルト崩壊。
覚悟の意味って、なんだっけ???💦


で、家にあった辞典をめくる(このパターン割とある💦)

【覚悟】
①[仏教]迷いを去り、道理をさとること。「仏法をー・する」
②心構えをすること。「ーを決める」
③あきらめること。「なぐるからー・しろ」

角川 最新国語辞典 山田俊雄・石綿敏雄 編 1998年 39版

ちょっと意外。

「決死の覚悟」なんて言葉もあるから、非常に危険・困難なこと、リスクが高いなど、ネガティブなイメージが強いけど、②はそこまで大変なイメージはないな。
心の準備くらいのイメージ。そんな場合でも覚悟という言葉を使っていいの?


ふと感じた。

私はもしかして、「決める」という行為に、もの凄く重いイメージを持っているのか?
食べたいものを決めるのも、趣味を選ぶのも、人生の一大事を決めるのも、全部ごちゃごちゃ、同レベルの重さで考えているのか?!

えーーーーー!

どうしてこんなイメージを持ったかは解らないけれど、とにかく止めよう!「決める」内容によってレベルを1~10とか、ランクをイメージしてみよう。

そしたらきっと、決めることに疲れなくなる。
そしたらきっと、大事なことを決める時には氣をしっかり込められる。

・・・と信じよう。







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