今回は、ゆめちゃんを譲ってくれた叔父の話から始めたいと思います。

叔父はゆめちゃんとは相性が合わないようで、弟からの申し出により、ゆめちゃんを弟に譲ることにしました。
(その時のお話はこちらからどうぞ)

その後しばらくして、近所の方から新しい猫コをお迎えしたそうです。
今回は生後3ヶ月くらいの男のコ。リュウタくんと名付けたそうです。弟が写真を送ってくれました。

一番かわいいと言われる頃ですよね、このくらいのコって。
ゆめちゃんをお迎えしたのが生後7ヶ月くらいなので、生後3ヶ月くらいのゆめちゃんに会ってみたかったな～かわいかったんだろうな～と想像しちゃいました(笑)

とにかく、リュウタくんが叔父になついてくれたそうで安心しました。動物好きで、猫だけでなくいろいろ、長く飼っていたので何も飼っていない状態では寂しいかなと少し気になっていたので。

元々、定期的に叔父の家へ遊びに行っていた弟でしたが、リュウタくんがなついてくれたと、更に喜んで出かけるようになりました。

リュウタくんが生後9ヶ月くらいになった頃、連休が取れた弟は叔父の家へ行く予定を立てました。ゆめちゃんのお世話は交代でしていましたが、留守の間は全て私がすることになります。

弟が出発した日、私が帰宅するとゆめちゃんは玄関でいつもより少し強めに
「ニャー！　ニャー！」とお出迎え。
あれ？　ちょっと怒ってる？　そこで撫でながら、
「本当は弟と一緒に寝る日だけど、今日はおでかけしたから、私と一緒に寝ようね。いつもは一日おきだけど、今日も明日も一緒に寝られるから嬉しいよ ♪　いっぱい遊んで、一緒に寝ようね (〃^▽^〃)」

その後はいつものゆめちゃんに戻り、猫缶をきれいに平らげ、私の食事中に身繕いをして、TVを見る時は膝の上でゴロゴロ、猫じゃらしで元気に遊んでグルーミングの時もまたゴロゴロ･･･わ～い、ゆめちゃんを独り占め ♬

寝るときにも、ゆめちゃんはゴロゴロと喜んでくれて、私にとっても至福の時間でした。これが明日も明後日も続くんだ ♬

＊＊＊

さて、連休が終わって弟が帰ってきた日。ゆめちゃんは弟からごはんを貰ったり猫じゃらしで遊んだりはするものの、それ以外は私の側にいて、何か違いました。

ゆめちゃんが玄関でお出迎えしてくれなくなったと言っていた弟は、リュウタくんはお出迎えもお見送りもしてくれた、一緒に昼寝もしたと嬉しそうに私に聞かせます。

やはり、リュウタくんの匂いが残っているからでしょうか。もしかしてゆめちゃんはヤキモチを焼いているのかな？　
それにしても･･･試しに、出発するときのゆめちゃんがどんな様子だったか聞いてみました。

『浮気しに行くから、しばらく帰らない。達者で暮らせ』と言ったとの答えが！

私の驚きは気にも留めず続けます。

そういえばゆめは驚いて不安そうな表情をしたように見えたけど、予定の時間を少し過ぎてたからそのまま出かけたと。

すぐには言葉が出なかったけれど、これで納得がいきました。
そりゃあ私にくっつくのも無理はない、そんなことを言われれば。　
浮気だなんてまったく･･･女のコになんてことを！

ゆめちゃんは "浮気" という言葉を理解し、更に捨てられたと思ったのかも、と話しても。

冗談だし、そんな言葉それまで使ったことないし、まさかそこまで理解するとはいくらなんでも、と弟。　

ゆめちゃんの理解力をナメちゃいけない。前にもあったでしょ。帰らないなんて言われて、捨てられたと思ったんじゃないの？ とたたみかける私。
（理解力についてはこちらからどうぞ）

いやまさか･･･と言いつつ、だんだん声が小さくなる弟。

百歩譲って言葉は理解してないとしても匂いはわかるでしょ、リュウタくんかわいいってさっきから話してるし。
誰それ！ って警戒するだろうし怒ってるんじゃないの?!

そうなのか？　ゆめ、と話しかけてもゆめちゃんは知らんぷり。

ホントにもう･･･デリカシーなさすぎ、とにかく謝っときなさい！

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。