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現代で創作し続けるということ、つまり自己紹介


このnoteアカウントは、俗に“狂気のウサギ”と呼ばれる生き物が、創作に関連する漫画に付随した文章・エッセイを発表する場所です。

このウサギは自ら創作し続けるため、また創作する人を応援するために生まれた超宇宙生命体であるとされています。中身は作家のエージェントをしている遠山怜であるとされています。

本アカウントはこの狂気のウサギ漫画専用noteとし、過去同一アカウントに掲載していた漫画以外の創作に関する文章やエッセイ、個人的日記は下記のアカウントに移行します。ただし、過去に掲載した記事に頂いた評価やコメントを消すのは偲びないので、過去に掲載した分についてはそのままにし、新アカウントにも同一の記事を掲載します。

狂気のウサギ漫画もそれ以外の記事も、基本的は同じ方向を向いて制作されたものですが、漫画とそれ以外はややトーンが異なり、初見の方が混乱することも考えられるため、このように2つのアカウントに分けることにいたしました。

作家のエージェント/遠山怜(人)では、文章メインの創作ノウハウやコラボ企画、作家やクリエイターのインタビュー、個人的な創作や日記、エッセイを掲載して行きます。漫画とは異なる形で、創作する人を応援するアカウントです。

▼作家のエージェント/遠山怜(人)のアカウント

狂気のウサギ含め、なぜ私がこういった作品発表や記事投稿をしているのか、説明させてください。

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ー表現する手段に富んだ時代だ。インターネットの誕生により、個人創作の発表場所は爆発的に増えた。各社のサービス開発にともない、誰でも簡単に個人のメディアを取得でき、世界に向かって発信することができる。

表現の方法も多岐にわたり、テクノロジーもそれを後押ししてくれる。ひらめきとアイデアとやる気があれば、技術が補強してくれる。一部の特殊な技能を持った人だけが可能だったことも、今ではコンピュータが自動でやってくれるのだ。

新しいソフトウエアや革新的なサービスが発表されるたびに、私たちは心が躍る。しかし、それと同時に強烈な違和感と不安も感じているのではないだろうか。

本当に“クリエイターの時代”なのか
様々な可能性が広がっているように見える現代は、クリエイターにとってパラダイスのよう。一部の成功した有名人たちの活躍を見れば、それは確かなようにも思える。マスメディアを通さなくても、直接自分に関心のある人にコンタクトできる。なんて素晴らしい世界。しかし、実態は楽園などではない。

誰でも自分のメディアが持てるならば、世の中に豊富なコンテンツが流通する。当然の流れだ。多様なチャンネルで、もはや追いかけきれないほどの情報量が生み出され続けている。人々の好みは細分化され、個人の嗜好に合わせて情報ジャンルもパーソナライズ化できる。電車で隣の人が見ているスマホひとつを取ってみても、自分が知らないようなゲームであったり、アイドルだったり、話題がそこにはあるだろう。

現代において得をしているのは、圧倒的に消費者であるはずだ。自分の興味と時間をどこに費やすかを、多様な選択肢から選ぶことができる。お金を支払わずに、様々な娯楽を手に入れることだってできる。クリエイターは自分の作品や存在を知ってもらえるように、様々な努力をし、熾烈な時間奪取競争を勝ち抜かなくてはならない。

人の興味や関心を引くには、まずは何かを無料で与えることが肝心。新商品の無料サンプルを渡すように、人々に有用な情報か、面白いコンテンツを提供しなくてはいけない。昔は有料で提供できたレベルのものを切り崩し、注目を集めるために無料で提示することも、今では当たり前のことになりつつある。

しかし、これもなかなか容易ではない。拡散されるものを提供しないと、なかなか多くの人に見てもらえないのだ。それは世の中で言われているほど、簡単ではない。なおかつ、バズそのものには何の価値もない。一瞬で楽しまれて終わりにしないためにも、仕掛け方やアピールの仕方、マネタイズへの誘導方法が問われる。

自分のクリエイションをある程度は無料で切り崩し、戦略を立て、演出し、アピールして回る。創作側でありながら、営業力が問われる。そのさまは大量の情報の波のなかで、一生懸命誰かに気づかれるように、小さいペンライトを振り回しているようなものだ。

昔はマスメディアにさえ乗れば、すぐに人に知られる存在になれた。いまはそうではない。むしろマスメディアで流通するには、「すでにどれだけ人気があるか」が問われる時代になってしまった。人気者になるために用意された舞台であったマスメディアは、今では人気が確定している人をさらに有名にする装置と化している。巨大な力を持つ誰かに、引き上げてもらえば何とかなる時代は終わっている。自分でもがき、格闘しなくてはならない。

ネットはクリエイターの希望か絶望か
昨今では影響力の指標として、フォロワーが着目されている。フォロワー数●●万人です、と言えばそれだけで仕事が来たり、出版依頼が来たりする。逆に、少なければ「人気です」と言っても信ぴょう性が薄くなる。

多くのクリエイターはより多くの人アプローチしよう、とネット上のどこかにアカウントを開設する。最初は意気揚々と始めるが、だんだんと見てもらえないことに鬱憤が溜まっていく。一生懸命書いたものでも、反応は薄い。しかも、熱心なファンが一定数付かない限り、その間は情報なりコンテンツなりを無料で提供しなくてはいけない。

良いものを作っていても、評価が付いていないようであれば、それで軽く見積もられてしまうこともある。「いいね数が●しかないなら、大したことないんじゃないの」という具合に。「どうせネットはお金にならない」そんな風に言われることもある。「どうせものにならないのに、そんなに頑張ってどうするの」そんな言葉も聞く。

ネットの情報消費速度は速い。今日アップしても、翌日には話題にもならない。人々は忙しいから、高速で情報を消費し、そして忘れていく。作品を作る労力はそんなに変わらないのに、作品の取り扱われ方は劇的に変わってしまった。数秒で情報を判断し、少しでも理解や共感の範囲内から外れれば、すぐに興味を失う。

私たちを取り巻く状況は厳しい。しっかり現実を見据えている人ほど、この事態に気づいているはずだ。

そうだけど、それでも
それでも、私たちはネット社会で生きて行かなくてはいけない。パワーを失った、旧来のメディアだけに頼るのも、得策ではないからだ。誰かに見いだされるのを、待っているわけにはいかない。これからの時代を、ネットなしに生き抜けるとも思えない。

良いことばかりではないけれど、自分の存在を伝えたい人に伝えられるのは、やはり嬉しい。大っぴらに言えないようなこと、大手を振って語れないことでも、息づける場所があるのは心強い。自分の活動拠点が持てることは、どこか誇らしい。なにより、この目の前にある手段で、自分の可能性を見出したい。

厳しいけれども、やってみよう。楽しくないことも、非難されることも、誤解を受けることもあるけれど。

この場所は、インターネット以後の群雄割拠の時代に、それでも創作するために、そして創作する人を応援するために、生まれました。

こんな時代に、それでも挑戦しようとすることは、正直言って正気の沙汰ではありません。だからこそ、狂気のウサギがいるのです。変な奴がいるなと思った人もいるでしょう。でも、あなたも心のうちのどこかで、今の状態を打破することを望んでいるのではないですか?諦めたふりをして、訳知り顔をして、納得しているように見せて、表現したいと思うことがあるのではないですか?

作っているのはコンテンツ?
漫画にせよ、文章にせよ、こういった作品は、俗に〝コンテンツ〟と呼ばれる。クリエイターが提供しているものは、コンテンツである。これは多くの人の共通認識だ。

しかし狂気のウサギ/遠山怜は、違うものを目指しています。それはすなわち、自分のコンテンツを通じて、人々を勇気付け、共に創作し続けること。インターネットを通じ、クリエイターが自分らしく作品を発表し続け、成功できるように行動し続けること。それはロールモデルとして先陣を切る形かもしれないし、時に誰かとの並走であり、注目されるべき人への支援でもあるでしょう。

もちろん、コンテンツとして消費してもらっても構いません。しかし、私は行動し続けているので、ぜひあなたにも何か書いて欲しい。自分を表現し続けて欲しい。方法は何でもいいし、隣にいてくれなくても良い。ただ、同じ方向を向いてあなたらしく歩み続けて欲しいと思っています。

インターネットの片隅で、発信し続けます。それはもちろん私のためであり、そしてあなたのために。

このアカウントは、遠山怜_作家のエージェント(人)も含め、週1〜2回の更新予定です。ぜひフォローしてください。ちなみにnoteマガジンのpickerもしています。

■外部リンク

▼Twitter

■連絡先(仕事の依頼)

▼遠山個人へのメールはlaytoyama☆gmail.com(☆を@に変えてください) へお願いします。

▼twitter DMも可。

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■遠山怜 個人プロフィール
同志社大学心理学部卒。前職は広告野郎。今は作家のエージェント。作家の発掘、書籍企画の立案、出版社への営業、契約代行、PR戦略を通して、作家の持てる力を最大化するお手伝いをしています。

携わった書籍

◆ビジネス・教養
・「上馬キリスト教会の世界一ゆるい聖書入門」上馬キリスト教会(講談社)/10刷3万部。同志社大学サブテキスト採用、キリスト教本大賞2019年2位
・「世界94カ国で学んだ元外交官が教えるビジネスエリートの必須教養 世界5大宗教入門」山中 俊之(ダイヤモンド社)/3刷1万部
・「数学独習法」(講談社現代新書)/5刷1.7万部
・「日常にひそむ うつくしい数学」冨島佑允(朝日新聞出版社)/4刷1万部
・「キリスト教って、何なんだ?」上馬キリスト教会ツイッター部(ダイヤモンド社)/2刷 6,000部
・「上馬キリスト教会ツイッター部の世界一ゆるい聖書教室」MARO、LEON(講談社)
・「世界96カ国をまわった元外交官が教える 外国人にささる日本史12のツボ」山中 俊之(朝日新聞出版社)
・「聖書を読んだら哲学がわかった キリスト教で解きあかす「西洋哲学」超入門」」MARO(上馬キリスト教会ツイッター部)(日本実業出版社)
・「世界94カ国で学んだ元外交官が教えるビジネスエリートの必須教養 民族史入門」山中 俊之(ダイヤモンド社)2021年2月刊行予定

◆生活・実用書
・「美容常識の9割はウソ」落合博子(PHP研究所)/5刷1万部
・「恋愛マッチング方程式」高須美谷子(大和出版)
・「いじめの言葉から子どもの心を守るレッスン」堀田秀吾(河出書房新社)
・「子どもと性の話、はじめませんか? からだ・性・防犯・ネットリテラシーの「伝え方」」宮原由紀(CCCメディアハウス)
・「子どもなくても老後安心読本 相続、遺言、後見、葬式・・・」岡信太郎 (朝日新書)
・「済ませておきたい死後の手続き 認知症時代の安心相続術」岡信太郎 (角川新書)
・「やるべきことがストーリーでわかる 親の介護の不安や疑問が解消する本」田中 克典 (日本実業出版社)
・「「在宅死」という選択~納得できる最期のために」中村明澄(大和書房)
・「「生存格差」時代を勝ち抜く世界最先端の健康戦略」奥真也(KADOKAWA)
・「原因がはっきりしない30の症状はミネラルで治る!」 登坂 正子 (主婦の友社)
・「なぜ、穴を見つけるとのぞきたくなるの?」石川幹人(朝日新聞出版)

◆ビジネス・実用
・「ウケる人、スベる人の話し方」渡辺龍太(PHP研究所)/3刷1万部
・「職場のざんねんな人図鑑」石川幹人(技術評論社)/2刷6000部
・「その悩み「9割が勘違い」 科学的に不安は消せる」石川幹人(KADOKAWA)
・「生物学的に、しょうがない!」石川幹人(サンマーク出版)
・「雑談がおもしろい人、つまらない人」渡辺龍太(PHP研究所)
・「おもしろい話「すぐできる」コツ」渡辺龍太(PHP研究所)
・「「普通」の人のためのSNSの教科書」徳力基彦(朝日新聞出版)
・「自分の居場所はどこにある? SNSでもリアルでも「最高のつながり」の作り方」渡辺龍太(CCCメディアハウス)
・「自社にピッタリの人材がみつかる 小さな会社がITエンジニアの採用で成功する本」大和賢一郎(日本実業出版社)
・「どんなときも優位な状況をつくれる 負けない交渉術」大橋弘昌(朝日新聞出版)
・「改正のポイントからオンライン申請手続きまで 図解でわかる改正民法・不動産登記法の基本」岡信太郎(日本実業出版社)
・「消滅財産」 岡信太郎(ポプラ社)2022年1月刊行予定
・「フェイクVS人」石川幹人(ちくま書房)2022年3月刊行予定

◆心理
・「人間関係の悩みをスッキリ解く 5つの公式」石川千鶴(光文社)
・「自分の見た目が許せない」中嶋秀雄(河出書房新社)2022年10月刊行予定

◆ビジネス・自己啓発
・「ライフピボット」黒田悠介(インプレス)/4刷1.7万部
・「SELFISH」秦卓民監訳(祥伝社)/4刷1万部
・「奇跡の組織」秦卓民(光文社)
・「原体験ドリブン 人生の答えの9割がここにある!」チカイケ秀夫(光文社)

◆サイエンス
・「この世界は誰が創造したのか: シミュレーション仮説入門」冨島佑允(河出書房出版)
◆エッセイ
・「人生に悩んだから「聖書」に相談してみた」MARO(上馬キリスト教会ツイッター部)(KADOKAWA)
◆哲学・人文
・「死の未来史」奥真也(晶文社)2022年4月刊行予定
◆文芸
・「かぐや姫、物語を書きかえろ!」雀野日名子(河出書房新社)
◆ノンフィクション
・「レズ風俗で働くわたしが、他人の人生に本気でぶつかってきた話」橘みつ (河出書房新社)
・「ペニスカッター:性同一性障害を救った医師の物語」和田 耕治 深町 公美子 (方丈社)

他、進行中の案件多数。これまで延べ40冊ほどプロデュースを手掛ける。担当分野はビジネス書・実用書・ノンフィクション・文芸・エッセイなど多岐に渡る。

◆ブックライティング
・「レズ風俗で働くわたしが、他人の人生に本気でぶつかってきた話」橘みつ (河出書房新社)
・「恋愛マッチング方程式」高須美谷子(大和出版)
・「職場のざんねんな人図鑑」石川幹人(技術評論社)/2刷6000部

◆イラストレーター
・「日常にひそむ うつくしい数学」冨島佑允(朝日新聞出版社)/4刷1万部
・「なぜ、穴を見つけるとのぞきたくなるの?」石川幹人(朝日新聞出版)

▼仕事内容紹介記事

https://christianpress.jp/sekayuru1109/

▼編集ライティングにより、企業や人のブランディング支援もしています。

・KATALOKooo

編集・ライティング作業だけではなく、自分の存在やしていることを世に広め、届けたい人に届ける、そのためのお手伝いが可能です。手段と戦略を一緒に考え、様々な形で表現しています。

■他メディア寄稿



▼取材記事一例

■イベント登壇

▼人気クリエイターダイハードテイルズさんと、note定期購読マガジンの実践講座に登壇しました

■ご好評頂いた記事抜粋

▼創作に携わる、すべての人にこれくらいのメンタリティでいてほしい

▼創作に携わる、すべての人にこれくらいのメンタリティでいてほしい②

▼創作に携わる、すべての人にこれくらいのメンタリティでいてほしい③

▼創作することの、はじめの一歩

▼昔々、あるところにおじいさんとおばあさんがおりませんでしたとさ

▼【#8月31日の夜に】今日、死にます

▼【適当漫画】本好きの人が出会うと何が起こるのか

▼【#推薦図書】勉強ができない子は、なぜ本を読むようになったのか

▼【創作漫画】創作するのは何のため?

▼【創作漫画】創作は、自閉的で自己完結する世界なんだろうか

▼有料記事:【創作漫画】クリエイターはどうしてこんなに孤独なんだろう

かなり真剣な内容、かつ消費して欲しくない記事だったため、本記事は有料になっています。

FAQ


Qどうして仮面を被っているのですか?
A仮面なしで自分を登場する漫画を投稿したこともあるのですが、非常にやりづらかったためです。漫画だと表情を出さねばならないが、自分の顔だとデフォルメしづらかったと言う経緯があります。

Qどうしてウサギなの?
A犬は忠実な性格なので合わないし、猫は他の人もよく使うキャラクターで、クマは他の漫画案で使いたい構想があったため、ウサギにしました。また、昔ダヴィンチという雑誌に岩井志麻子氏のインタビューが掲載されていて、「作家になるにはどうしたらいいか?」というお題に対して、氏は「自分自身のすべてを出すこと。ジャータカにある寓話に、ウサギが出てくる話がある。深い森に、かわうそと山犬と猿、そしてウサギが住んでいた。そこに消耗した僧侶がやってきて、何か食べ物を恵んでくれないかとお願いした。他の動物はそれぞれ食料を見つけてきたが、ウサギだけは見つけられなかった。そこでウサギは、僧侶に火を起こさせ自らそこに飛び込んで言った。私自身を食べてくださいと言って。私もそのように自分自身を出している、それだけ」というようなことを言っていて、それが記憶に残っていたことも影響しています。

Q絵は外注しているの?
Aすべて自作です。

Q美大卒?
A四大の心理学部卒です。正式な絵画教育や漫画の書き方は習ったことがありません。


記事は基本的に無料公開ですが、もし何か支援したいと思っていただけましたら、頂戴したお金は書籍購入か、進めている企画作業に当てさせて頂きます。