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レストランオーナーの僕がKYUKON WAGYUプロジェクトを取組んでいる理由

Restaurant TOYO Tokyoを運営しております、TOYO JAPAN株式会社代表の阿部でございます。初めてnoteに投稿します。

牛を“せり、育て、いただく”といったプロジェクトを、熊本県菊池市の山瀬牧場の肉師山瀬さんと行っております。
22年11月29日に、第一回のファンディングを行い、300万円を達成し、300名以上のコミュニティメンバーが集まりました。

そしてこの度、第2回のファンディングを行っております。

第2回ファンデング概要

・ファンディング実施期間: 2023年6月29日(木)17:00〜 2023年8月10日(木)20:00 予定
・ファンディングページURL:

※事前にアプリのダウンロードをお願いします。
※集まった支援金は、山瀬牧場放牧場の設備費をはじめとする、プロジェクトの運営資金に利用させていただきます。

なぜ僕が、KYUKON WAGYUプロジェクトに取組んでいるか?

コロナにより、外食、レストラン、フードビジネス業界の未来の視界が変化してしまった事、もしくは未来へのスピードを加速させてしまった事を顧客と向き合う中で、感じているからです。外食離れ、Web3、DX化、少子高齢化、後継者不足、事業は消費をするだけでなく、社会問題、課題を解決する方向に進みます。
KYUKON WAGYUプロジェクトは、こういった事を網羅する小さな一歩になると思います。消費者がその食のプロセスをweb3のコミュニティを通じて理解し、未来の食は生産者も消費者も一気通貫したカタチで、繋がります。レストランはそういった事を表現する場になります。そうする事で、生産者も責任と、やりがいをもつ事が最も大切です。消費者は大切に命をいただきます。

オリンピックを迎えるはずだった2020年の2月、お店にキャンセルが入り始めたその時と、今時点の自分の置かれた状況や社会が違ったところにいる気がしている気がしています。タラレバの話をしても致し方ないのですが、創業としたRestaurant TOYO Tokyoは、お蔭様で2023年3月に5周年を迎える事が出来ました。

この間に色々ありすぎた事と、プロジェクトのご案内、今どういった事を見ているかを、伝えさせてください。

コロナ禍で始めたオンライン事業

コロナで当社におきましても例外なく相当のダメージをうけました。決死で進めたオンライン事業をコロナ後も続けるため、事業再構築補助金を活用し、オンライン・テイクアウト・デリバリー事業専用キッチン「ORENGE BASE」22年7月に開設しました。

「焼肉きゅうこん」の開業

そこに隣接する商売が必要だと感じ、住宅立地で成立すると思ったのが焼肉業態を2022年5月27日に先んじて開業しました。そこで、熊本県菊池市のご実家で肥育農家をしている山瀬牧場の肉師山瀬さんに、焼肉屋のプロデュースを依頼しました。

肉師山瀬さんとは、東京ミッドタウン日比谷で経営をしている、「Restaurant TOYO Tokyo」のオーナーシェフ中山豊光氏を通じて、熊本県のチャリティイベントで出会いました。

中山豊光シェフを通じて知り合った熊本県や菊池市の仲間達や地域の方が沢山いて、縁を頂いた方々や生産者、その素晴らしい地域と以前から何か事業をできないかと思っていました。東京では出来ないような事が出来ると感じておりました。やはり食ビジネスにとって地方との繋がりは外せません。

KYUKON WAGYUプロジェクト

そして、山瀬牧場や熊本の肉を仕入れたいとおもったのですが、肉屋により産地指定があり、なかなか仕入れのルートを開拓出来ません。熊本JAからようやく卸先の紹介をもらい、「和王」という黒毛和牛の仕入れがやっとできるようになりました。ちょうど熊本JAも東京での販路拡大を行っておりました。

山瀬牧場の肉師🄬山瀬健策氏

肉屋は、週に一度熊本に牛を競りにいき、仕入れを行います。現在、山瀬牧場の牛の仕入れができないかと調整中ですが、それぞれ商売や企画もあり、一頭買いが要されます。とても小さな焼肉屋の力だけでは消費出来ません。そこで、web3とトークンを活用し、それが実現出来ないかとプロジェクトを開始しました。

それが、KYUKON WAGYUプロジェクトになります。

牛の生産者は、JAに出荷後、自身の牛がどこで流通しているかを追いかける事が出来ません。どこで消費されているかも不明です。現在、肥育農家は後継者不足や、未来に向けて魅力ある取組みが、持続可能性になります。生産者として、消費者とそのプロセスを共有する事で、双方にとって意義のある事になります。当たり前に普段頂いている牛は、食育や環境問題にも深く関わりがあり、私達はそのプロセスを理解する事は大切だと思っております。

NFTの投票もおこなっており、特典優待もあります。当社はレストランを運営しておりますので、そちらで利用出来るものや通信販売でのポイント等が中心となります。何よりその育てた牛であるKYUKON WAGYUの優待販売の参加権は付与されます。その他にも様々なコースと特典をご用意しております


優待販売は、原価で提供する予定です。ホルモンやタンなども通常では個体識別がとれないような部位も提供できます。希少部位のコースも用意しております。
こちらは何回でもご利用できる特典になります。


Restaurant TOYO Tokyoのシェフお任せスペシャルコース24,200円が、12,100円で頂けるVIPカードもあります。(これはかなり限定です。お値打ちです。何回でもご利用出来ます。)

優待が目的ではありません。Web3の仮想社会と現実のレストランや生産者の融合が未来にとって何かを見出すのではないかと思っています。
フィナンシェの中にあるコミュニティには、現在約350名のメンバーがおります。これは関係人口と言われ、その地域に住んだりしてない方でも、その地域に関わる事が出来ます。

コロナ後に感じている事

コロナ禍で外食業界は大きなマイナスのイメージがつきました。2019年に420万人いた宿泊業,飲食サービス業の人口は、2020年には391万人(2019年比7%減)、2021年は369万(2019年比12%減)と、もっとも減少した産業でもあります。止まらない少子化とコロナにより、宿泊業、飲食業に従事する若者は激減しました。それが意味する事は、近い将来に職人の数が圧倒的に足りなくなります。担い手がいなくなります。若い職人は、買い手市場から売り手市場に転換し、心身共に育成された職人の給与は必ず上がります。お店で何人もの若い職人を抱えるのが贅沢になると思われます。

その上で当社におきましては、持続可能な未来のレストランのプラットフォームを構築する事をテーマとして掲げました。

*Food HEROesは、 雑誌編集者 江六前氏と新しくラウンチさせるwebメディア(23.9 リリース予定) ~飲食業の若者を業界全体で育てていく~

2030年には、インバウンドが6000万人と言われております。

サービス業にとっては前向きな話ではありますが、これをレストランとして乗り切るためには、仕組を構築していかないと容易ではありません。

その先を目指すところ

当社におきましては、「ORANGE BASE」を活用したオンライン事業、Online TOYO

「焼肉きゅうこん」を中心に取組んでいる、
GOCHISOH

そして、デリバリー事業も伸長し、加盟店の開発も始めました。(現在10店舗ほど開発が進んでおります。)



食の正しいプロセスは、時代のニーズに合わせ生き残る事だと思っております。少し先の未来とその先を見据えて、職人達と進んでいきます。


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