全てがうまくいくわけではないけれど、夢の一つや二つみたいわよね。


久々の東京レインボープライド

先日ひさびさに東京レインボープライドに参加してきました。
(コミケじゃないけどみんなで作り上げるものだから、参加が正しいような気がしたけど、どうだったかしらね)

もうたぶん2006年ごろに行ったのが最後だったと思います。
当時大学生で、性同一性障害の治療も進み見た目も女性になってた頃になります。
(まぁクラインフェルターのおかげかあんまりガチガチ男性スタートってわけでもなかったんだけども)

その前にまたTRP2024に参加するまで色々あったのよ。
全部は語りきれないから、セクシャリティの件だけに端折ってお話しするわね。

男性とのお付き合い

私は大学生から社会人数年までは、男性とお付き合いしてました。
まぁまだ手術前だったので、あらかじめカミングアウトした上で順番に6人くらいの方とお付き合いの経験があります。

ほんとプラトニックな恋愛ばかりだったけど、最後の人だけ違ったんです。
それを気にさせないように、なんというんでしょう。そういう雰囲気になった流れ上、ごくごく自然にセックスが進んでいく感じで。

とても性感染症対策もピカイチの方でした。
まずお互いに手先をきれいにして、歯を磨いて、お風呂へ(その先は想像にまかせるわ)。そしてベッドイン。

その細部になんの違和感を感じさせない自然さがあった人。
(んもう、ほんとなんで逃しちゃったのかしらね。まぁ自我が強すぎたのよね私の(⌒-⌒; ))

女性とのお付き合い

その後の恋愛は実は全員女性なんです。
(あら急展開!)
まぁそのあたりで精神疾患を発症して、レズビアンコミュニティに行くようになり、どうやら「レズビアン×精神疾患や発達障害」のコミュニティがあるらしいってわかって、とある街のアパートメントの一室で開かれていたコミュニティに通うようになったの。

貪欲で若々しい彼女さん

そこで2、3回してからかな。
彼女に出逢いました。
グイグイ来る方でね〜(笑)今まで男性に積極的だった私からすると、こんなに引っ張っていってくれる彼女がもう頼もしすぎて、どこまでもどこまでも着いていってしまったの。もうあれね、ストーカーと思われてもおかしくないくらい。そしたら、相手も満更じゃなかったみたいで応えてくれて。麻布のあたりだったのを覚えてるわ。

なかなか外で同性同士で…今でも大胆だったと思うけど、それが若さの素晴らしいところよね。(想像にお任せするわ)

で彼女が実は乖離性同一性障害で、7人前後の人格を持っていて、私も若かったからかそれぞれを覚えてしまったのよね。あと彼女は一生懸命人格統合のために勉強や研究や医療機関を惜しまなかったから、だいぶ統合過程で出会ってることも相まって、人格交代があっても主人格に戻った時に「私こうだったよね」って話が全部合っていて、「あの時こういう対応してくれたの嬉しかったよ!」って言ってくれたり、本当に本当に頑張っていらっしゃる方でした。

福祉サービス享受のはじまりと…恋の終わりと…

で、その彼女が精神疾患で使えるサービスを山ほど教えてくれました。
今では当たり前の福祉パス、自立支援医療受給者証、お互いの病気のこと、レズビアン業界のこと(ビアン界隈の狭すぎる社会性のこと)などなど…。2丁目のビアンバーにも連れてってくれた(けれどやっぱ元男性ということがバレてしまうのが怖くてじっとしてたなぁ)。

いろいろ合って別れちゃったのよ。
わかりやすくいうと、ポリガミーな方だったのよね。
私がモノガミー派だから理解しきれなくて…ね。
一途だから、相手にも一途でいてほしい願望が強すぎて自分から身を引いたわ。

それで悩むのよ。
偏見のないビアン女性とお付き合いできればいいなって思うけど、探し方がわからないし、そもそも一人ずつ聞いてく過程で傷つきたくない思いも募っちゃうしで。

恋に臆病になった元凶

その後2、3人お付き合いして、初めてMtFビアン同士で付き合ったの。
私は手術をしていて、彼女はこれからの人だった。
その人とは最後の最後の行為の時に、手術後でもう痛くて痛くて気が遠のくくらいで、思わず押し倒してしまったの!!!

何度も謝ったけど、許してくれたんだけど、もう私自身がとんでもない人間だなって思い込んでしまって、立ち直れなくなって…自然消滅。

やはり今でも性交渉にさえ自信が持てないのが正直なところです。
(ここまで話すのに変な口調だったけど、ほんと別のキャラでも演じないと語れないわ)

…からの回復劇(現在進行形)

日々やっぱ痛くて、少しずつ2024年になって数年前に女性ホルモン剤をもらう主治医から言われていたクリームを患部に塗るようになったのね。そしたら私はそもそもこの治療でどうなりたいのか?って考え出すわけよね。そしたらやっぱり性交痛のない性交渉ができれば、また恋愛に前向きになれるのでは?って。

それで意外と治療がうまく回り出して、今もケア後にこの日記を書いているのだけど、ほんと人生はどうなるかわからないわね。そもそも急にケアを再開したわけではないのよ。なんかケアしてないせいか不調が出てきて、皮膚科に駆け込んだ先の先生がとても優しい先生で…。でも液体窒素は痛かったけど、あの優しさを受けた後の治療だから乗り越えられたのよね(⌒-⌒; )

そしたら2回目以降の経過観察の時から急に恥ずかしくなっちゃって。
あれ、私って恋心めいた感情持ってるのね…って気づいたというか。

正直いうともう膣周りが痛すぎて、私は一生結婚しないし、そもそもだれとも付き合わずひとりで生きてくんだって覚悟を決めてたから、そんな気持ちが湧き起こるなんて思ってもみなかったのが正直なところ。

そしたらなんかこうそれを察した看護師さんが意識させないような配慮をしてくれるのよね。正直これがありがたかったわー。

でも自分の中で人を好きになる感覚が戻ってきて、今すっごく嬉しい!
また探し出そう!って思ったんだけど、実はアプリも前に試したけど、ほんと自分が時代に追いつけてなくて、全然うまくいかない。それにもうリアルコミュニティも無くなってきちゃって、どうしたらいいのかまるで見当がつかず。

実はリアルでしか出会ったことがないんですよね。
セクマイってネットに精通してるイメージが強いかもだけど(汗

自分を変えてかないとダメかなぁ。
いろいろな場面で思うんです。決して否定的な方向性ではなく、自分の可能性を広げる意味合いでの変化を受け入れていく歩み方へ。

一寸先は多闇

でも本音はここ数年でMtFレズビアンへの風当たりが急激に強くなったんですよね。10年前はそういうことはなく、先ほどの大恋愛の彼女さんと出会えたりしたんです。古い例えかもしれませんがアメリカンドリームなんて幻想だな…とハーヴェイミルクさんの映画を見た時に思ったんです。

なぜですかね。。。

ごめんね、一旦お開き!またにするわね!

歳なんで筆が止まってしまいました。
色々思うことが多い内容なので、一旦ここで閉めさせてもらいます。
続きはまた書くよ!!!

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