ほんとのほんと?

こんばんは
ようこそおいでくださいました

生まれることが本当に尊いのか
生きることが本当に尊いのか
そんなことどもです

1.瑕疵のない人生はない
誰でも首肯するしかない話、
悪いことが一つもない人生はないのです
泣きながら生まれる人間は、言葉覚えるまで
泣きっぱなしですし
予防接種やら病気やら病院やらけがやらで
痛い目、怖い目、不快な目には山ほど遭います

長い長い学校生活、職業生活とつづきますが
好きな仕事でも、楽しい人生でも
不快なことがない人生はないのです

2.子供だって年を取る
ここでいきなり私事ですが、
私は20代のころ、結婚してもいいかな、とおもったときに
自分の娘の棺桶がみえてしまいました

今のぴちぴち(死語)の自分よりはるかに年老いた
ぼろぼろの老婆になった私の娘
なぜか娘という確信がありました

幸せな人生かもしれない、でも最後はこれだ
しかも、苦痛なくこうなることはおそらくできない(←ここ重要)
私は彼女をはじめから生み出さないことに決めました

おおむね人生の前半で人は親になるので
人生後半の苦しみは、子作り時点で親も知らないのです

まあまあの人生を送ってきて、
今子供を作ろうとしている人、
子供の年老いた姿とその苦悩まで想像できますか

3.苦しみは成長の種か
〽涙の数だけ強くなれるよ…
〽痛みを知るまなざしは…(中略)…しおれることはない
そうでしょうか

人の気持ちにより添えるようになったとか
自分が成長したとか、本当にそうでしょうか
ただの思い込みではないですか
あなたはただ単につらい目に遭っただけ、
その事実を覆い隠すための麻酔ではないですか

4.感謝感動強制社会
先の話にもつながりますが
苦労しても、理不尽な目に遭っても
なぜか「感謝」してしまうのが
―そのように教育されてきたので―
われわれ庶民です

「感謝」「感動」なんて包み紙を外して
生まれること、生きることに意味があるのか
子供を作る前に考えてみてほしいとおもいます

4.結局何のかんの言って死んだら終わり
結局これなんですね
説明不要

反出生主義は
「これ以上人を産まない」主義であって
「人はしぬべき」という主義ではないことを
お含みおきいただければと存じます