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デザインのレッスン16-「MAIDEN CALLというバンドの広報支援を学生が真剣に取り組みました」

ずい分前から、学生に、リアルなクライアントと
仕事をしてもらいたいと思っていました。

一人で完結する仕事はありません。クライアントのオーダーに耳を傾け、わからないことは質問し、理解を深める。持ち帰り、クライアントに必要なものは何か、問題は何か、何を提供すべきなのか考え、形にし、企画とデザインをまとめ、プレゼンテーションします。学生と真剣に向き合ってくれる方はいないか探したところ、「MAIDEN CALL」というバンドのリーダー清水さんとマネージャーの金子さんが手を上げてくれました。3か月後にバンドの再発進ライブを控え、広報的なことやいろんな面で提案をして欲しいとのことでした。

清水さんがご多忙なため、マネージャーの金子さんに3回も授業に参加していただきました。最初に、「MAIDEN CALL」の曲を聴いてもらいました。フュージョンというジャンルを知らない学生がほとんでしたが、曲や音に興味を持ったようです。その後、金子さんに、NAIDEN CALLのバンドの成り立ち、その後の活動や現状の問題点をお聞きしました。それから、逆に、若い彼らの音楽との関わり方。金子さんたちにとっては、彼らのように配信で音楽を聴くのが普通の世代の声を聞くことが新鮮だったようです。そんな彼らにも、バンドの音を届けたいというのが願いです。

数週間後、MAIDEN CALLのリーダ清水さんとマネージャーの金子さんにプレゼンさせていただきました。学生は清水さんと、初対面。緊張のプレゼンでしたが、「僕にはとても発想できないアイデアです!」と絶賛していただきました。学生にとっても、クライアントの生の声が聞ける、貴重な経験になりました。

お菓子のさしいれをいただきながら、ミュージシャンあるある話を聞かせていただきました。こういう時が、いちばんもりあがります。授業後、音を聞かせてくださいとお願いしました。じゃ、かるくとサックスをひと吹き。ミュージシャンはこういうことができるのがかっこいい。「お〜〜〜」と歓声があがりました。生音は迫力がちがいますね。

最終的に以下の内容を詰めていくことになりました。

・ライブ当日のポスター(B2)
・CDジャケットのデザイン
・MAIDEN CALL PAPERの取材とデザイン
・ツイッターを使った広報
・メンバー各自のTシャツ(5人分)
・YouTube用ライブ告知動画


ライブ当日の様子。

ポスター、CDジャケット、TシャツもLIVEに間にあいました。
学生の広報活動を知らなかったメンバーの方々もすごい!と手放しで喜んでくれました。もちろん当日のライブも最高の盛り上がりでした。

清水さん、バンドのメンバーの方々、金子さんありがとうございました。
誰かのために、企画デザインをして生の感謝の声をいただく。学生にとって貴重な体験でした。本当にありがとうございました。

ライブの様子をこんな素敵な動画にしてくれました。
見ていただければ、その盛り上がりが伝わると思います。

そして、清水さんからこんなメッセージをいただきました。

皆さん、本当にありがとうございました。ライヴ会場が、ポスターやCD、Tシャツに新聞、こんなに華やかなライヴができたのは、30年間、MAIDEN CALLをやって来て初めてです。バンドのメンバーも「ここまでやってくれたの!」とびっくりしていました。真歩さん、ひいろさん、あっきーさん、美咲さん、すみれさん、ひよりさん、ありがとうございました。皆さんの素晴らしい才能にめぐりあえたことに感謝です。佐藤先生、素晴らしい機会を与えてくださりありがとうございました。今後もまた、みなさんと、末長くお付き合いさせていただけたら嬉しいです。


今年、MAIDEN CALL PHANTOMとして、
清水さんのソロライブが7月27日(土)汐留BLUE MOODで開催されます!
ぜひ、ハートに響くサックスを体感しに来てください。

MAIDEN CALL Phantom Premium Live 2019 | BLUE MOOD

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