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【ペリドット③太陽の宝石】

はいどうも。とよぴーです。

今回もペリドットについて
お話をしたいと思います。

1.伝承

古代のエジプトでは装飾品として使われ、
太陽神を国家の象徴として崇拝していた時代が
あるんですね。

太陽神とペリドットの明るい輝きを重ね合わせて
「太陽の宝石」として、とても大切にされてきた
という話は残っています。

今でもペリドット=太陽の石と言われることも
かなり多いですよね。

王(ファラオ)の装飾品に
本当によく使用されていたみたいです。

古代エジプトではこのペリドットを
トパーズとして扱っていたみたいですけど
暗闇など、よく分からない恐怖を拭い去って
邪を退散させると信じられていました。

ローマでは、夫婦の愛と幸福の象徴とされて
王と王妃の愛情を結びつけるための儀式などで
使用されたとも言われています。

8世紀には神聖ローマ帝国のマインツ大司教が
12使徒の宝石の一つとしてペリドットを持って
説教すると奇跡が起こると信じられていました。

12世紀、13世紀頃には
十字軍のエメラルドと呼ばれた緑色の宝石は
セントジョーンズ島のペリドットでは
なかっただろうかと言われています。

他にも、イギリスでは松明を持った人が
ペリドットを身に付けると富をもたらされる
と信じられていた時代もあります。

今でもハワイに行くと言われることですけど
女神ペレの涙とも言われ、邪悪を焼き払ったり
全てを浄化する力を持つと言い伝えられています。

実は、ハワイのダイヤモンドヘッドの由来が
ダイヤではなくて実はペリドットでは⁈
とも言われているんですよね。

2.流通の傾向

ペリドットはすごく大きな原石が
めちゃくちゃ取れないんですよ。少ないですね。
逆に、小さい結晶は結構取れるんですよ。

4mmと10mm以上で
グラムあたりの値段の差がある石だと思います。

3.特殊な変種

パラサイトっていう隕石なんですけれど
鉄隕石と、黄緑っぽいところは
オリビン(橄欖石)なんです。

ペリドット部分というかオリビン部分だけを
ジュエリーカッティングすることもあって
これはパラスティックペリドットって
言われるらしいんですよね。

内包物として、鉄隕石が微量含まれていて
微量元素も地球のものとは異なるらしいんですね。
結構、ロマンティックですよね。

4.偽物と加工

基本的にはクラックがちょっと多い石なので
樹脂含浸処理を結構されています。

偽物になると
逆に綺麗すぎるガラスみたいな感じとか
クラック水晶に樹脂を浸透させて
ペリドット的な色に定着させたものも
結構あります。

ただ、さすがに見間違えないんじゃないかな?
というクオリティですね。

無茶苦茶綺麗過ぎるか、いかにも偽物
って感じのものが多いかなと思います。

5.取り扱い上の注意

これは特にはありません。

硬度もそこそこ高いですし太陽光とか浄化に関しても
特にどれが駄目っていうことはありません。

普通に、強く衝撃を与えることをしなければ
問題ないと思います。

次回はペリドットの
スピリチュアル的な特徴について
お伝えしていきます(^▽^)/


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