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逆流性食道炎の辛さ

「逆流性食道炎」

みなさんが聞いて思うことは、胃酸が喉元付近まで込み上げてくるだとか、、食べものが胸に痞える・・・そんなに大した病では無いと思っているでしょう。もしかしたら、知らない方もいらっしゃるかも知れません。

そんな皆さん、気を付けましょう!今、この病気は急増してるそうです。もしかすると気が付かない軽微な症状で生活している方もいるかも知れません。放置すると食道癌などに進行する可能性もあります!

私の体験を元に、逆流性食道炎のことを知って下さい。

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昨年10月・・・深夜2時。突然の胸の痛みで目が覚めた。

胸を締め付けられ、呼吸も出来ないくらいの痛み。しばらくすれば治まるだろうと思って座っていたが30分たっても痛い。

心臓病なのか?・・・とりあえず鎮痛剤を飲んでみようと市販の薬を飲んだ。すると、10分程度で痛みが無くなり、その夜は眠れた・・・

翌朝・・・「胸やけ」のような感じがあるものの仕事に行き、いつものように家に帰り食事をし、子供と風呂に入り、寝かしつけをした。

そして・・・深夜0時。

また、あの痛みが!・・・昨夜は、鎮痛剤により症状が治まったので、同じように薬を服用。しかし、30分・・・1時間なっても治まらない。むしろ悪化したようだ。楽な姿勢などなく、ただ苦しみと激痛に耐える・・・

私が拒否していたのだが・・・心配した妻が、救急を呼んでくれた。

2歳の娘と共に、家族で、初の救急車。娘は寝ぼけていたが私に「パパ頑張れ~」と声をかけてくれた。

深夜2時頃・・・近くの救急病院に搬送され、点滴による鎮痛と、胸の痛みなので心電図?で検査。

痛みも徐々に治まり、先生からの報告。「心臓が原因では、無さそうです。」それを聞いて、一安心したが一つの疑念。

「先生、この痛みの原因は、なんだと思いますか?」

「胸部の痛みとしては、肺や内臓系からくることがあります。肺の検査となると予約や時間もかかるので・・・まずは民間の医院でも、すぐに出来る胃カメラをすることをおススメします。」

ということだったので、近くの胃腸内科で症状を伝え、胃カメラで診断。

ちなみに胃カメラって前日の20時以降から水だけで、胃の中を空っぽの状態で行うんですね。しかも、私の通院している病院では、麻酔で寝て起きたら終わってたって感じだったので、非常に楽でした。

検査の結果「逆流性食道炎」(胃食逆流症)、つまり胃酸の逆流により食道が焼け、その結果、胸痛を起こしたのだ。症状は、としては最悪だ。

原因としては、生活習慣・食生活・ストレスなど、現社会においては必ずあることが要因。

しかも、同時にピロリ菌が見つかる。放置していると胃がんのリスクが高くなるので早期の除菌が必要となります。

「逆流性食道炎」の治療方法として、もっとも難解だったのは、完治する治療薬や方法が無いということ。処方してもらった薬は、毎夕食後に服用する胃酸の量を抑える薬のみ。

あとは、食事の制約が大きい。大前提としては、腹八分で。

①胃に優しく消化に良いもの

②脂ものはNG

③刺激物・香辛料はNG

大きく言えばこんなとこ、なんだ簡単!と思うかも知れないが、この制約は実は、ざっくりしすぎている。つまり、自己管理における食生活なので、どれが良くて、どれが悪いかを取捨して行かなくては行けない。

まず①胃に優しく消化に良いものとして・・・「うどん」「おかゆ」「雑炊」これしかない。通常のご飯や、パスタ、ラーメンなどは胃に負担をかける。

②脂モノ・・・フライ、天ぷら、焼肉、ファストフードはダメ。

③刺激物・香辛料・・・カレー・コーヒー・コーラなどはNG。

まぁ、いままで私の好物だったものが、全て食べれなくなったわけだ。

治療開始がスタート。まずは1ヶ月間、食事制限をし、薬を飲み、痛みの頻度を抑えること。そうしないと「ピロリ菌」の除菌薬は飲めない。

腹八分目で、うどんorおかゆ。これだけの生活。うどんも素うどん。おかゆも味なし。梅干しなどは胃酸を増加させてしまう。

これだけやっても、1ヶ月間の内に数回は胸痛に襲われた。

そして、1ヶ月後にピロリ菌の除菌を開始。24時間に1回服用する薬を2週間飲む、私の場合は20時に飲むと決め毎時タイマー設定し服用した。

その後の検査で、ピロリ菌の除菌に成功!

が、しかし、このあとから「逆流性食道炎」の本当の怖さ。

「ピロリ菌」を除菌したあと、胃が正常に戻るので胃酸が増加します。仮に「逆流性食道炎」になって無かった人も「逆流性食道炎」になってしまうほど。

1ヶ月程度で胃酸量は戻るそうだが、それまで、いままでの胃酸を抑える薬を飲んでいても胸やけは、続く。

と、最初の通院から2か月。「ピロリ菌」の除菌も成功し、胸の痛みも無くなってきた。薬も手元に無くなり、自己判断で症状は治まったからと1週間くらい放置した。そして、12月。クリスマスを迎える。

クリスマスにチキンとケーキを食した翌朝。 またあの痛みが!

手元に薬が無いので、とりあえず水を飲んだりで、3時間痛みに耐え、病院へ直行。自己判断で薬を止め、クリームやチキンを食べたのが原因だ。当然、薬をもらい、半年経った現在も、薬を飲み続けている。

そう・・・この病気は、完治が無い。上手く付き合っていかなくてはならない。

当初、71㎏だった体重が、57㎏になっている。なので、先生と相談して料理の質は変えずに量だけ増やして、体重を62㎏くらいに戻そうとしている。

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逆流性食道炎でNGだったもの。当然、酒、コーヒー、炭酸はダメ。

あと、牛乳(脂肪分が多い)・オレンジジュースなど柑橘系のもの。みかん、イチゴ、チョコレート、生クリーム、カレー、ハンバーグ、焼肉と際限なくでてくるので。逆に良かったものは

うどん、おかゆ、雑炊、やまいも鉄板(うすあじ)、ささみ、りんご、ゆでたまご、バナナ、マヌカハニー、麦茶、水、食パン。

これだけで半年、過ごせば多少の改善は見込めます。

まだまだ、治療中の身ですが、完治はしない病ですので、生活習慣と食生活を気を付けながら、上手く付き合って行かなければいけません。


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