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2023年下半期ベスト25曲

このエントリはiCARE Advent Calendar 2023の投稿です。


コニチワ。とよしーです。
半期ごとにベストミュージックを紹介するnoteですが、なんだかんだ2020年から続けられています。
半期ごとのリズムがやはりちょうどいい。このままKeepできればと思います。

そういえば、今年の漢字は「税」とのことでした。
たしかに政治のニュースなどで「税」にまつわる話がたくさん出ていたり、10月からスタートしたインボイス制度もあったからでしょう。
では、世界での今年のキーワードはなんだったのか?
米辞書出版大手のメリアム・ウェブスターが発表した2023年の英単語はauthenticとのことです。

authentic
信ずべき、確実な、典拠のある、真正の、本物の

weblio

このニュースを見てなんとなく共感する部分がありました。
今年はChatGPTなどの生成AIが流行りに流行った年でもあります。
ふりかえると、情報にしろ画像にしろ音楽にしろなにがフェイクでなにが本物なのかわからなくなることが多かった年でした。
生成AIのアウトプットのクオリティが非常に高くなり、果たしてフェイクと言えるのかもわからなくなってきた。
※ ちなみに今回のnoteのヘッダー画像は生成AIで作ったレコードの画像です

それと同時に、じゃあ本物(authentic)とは一体なんなのか?と考えることもしばしばありました。悩みは深まるばかり。

そんな悩みをもちつつも、下半期も自分にとってのauthenticな25曲を選曲しました。
すべてが2023年にリリースされた音源というわけではなく、2023年に発見した音源がベースとなっているので、最新の音源だけを知りたい方は少し物足りない記事になるかもしれません。
また、記事の中に1 ~25で曲ごとに番号をふっておりますが、順位を意味するものではありません。

※ 本記事は試聴用としてApple Musicのリンクを埋め込んでおります。


■ 下半期BEST25

1. Jessie Ware - Freak Me Now

UK出身のSSW、Jessie Wareの新譜より1曲。
ムチムチのベースとバイブスたっぷりでパワフルな声が素敵。
ディスコは最高なのよ。


2. HYBS - Tip Toe

タイ出身のデュオ、HYBS。
気だるい雰囲気なんだけどゆったりノってしまう良曲。
サビのキャッチーなメロディも素敵。


3. KIKI - Get up

これまたタイの3人組バンド、KIKI。
チャキチャキしたギターのカッティングがクセになるサウンド。
バンコクの音楽シーンはここ数年ずっとアツい。


4. iri - Season

日本のSSW、iriのNew Albumより1曲。
サビももちろん素晴らしいけれど、Bメロがサビにも負けないくらいメロディアス。Bメロが良い曲はもれなく最高。
このAlbumは全体的に良い曲がたっぷりでしたのでおすすめ。


5. John Carroll Kirby - Oropendola

アメリカ、LAに拠点をおくピアニスト、プロデューサーのJohn Carroll Kirby。
角が丸い親しみやすい音が特徴的で聴いてて疲れない良曲。
なんとなく良い気持ちにさせてくれるありそうであまりない曲。


6. GROUPLOVE - Hello

アメリカのLA出身のIndie RockバンドのGROUPLOVE。
どことなくちょっぴり寂しさを感じるけれどとても前向きになれる曲。
王道なRockでとても良い。


7. 畠山地平- Water And Birds

日本のアンビエントアーティスト畠山地平。
最高にリラックスできるアンビエント。
秋田県にある八郎潟でフィールドレコーディングした作品だそうな。
自然っていいよね。


8. Puma Blue - Holy Waters

サウスロンドン出身のSSW、Puma Blue。
これ暗い雰囲気だけど上品でかっこよかったな〜。
後半にかけて盛り上がっていく感じがなんともセクシーだった。


9. 星野源, MC waka - Orange

星野源とオードリーの若林による『Lighthouse』を見てどハマりした曲。
阿佐ヶ谷、高円寺に多少なりともゆかりがあった人生だったから沁みた。


10. 上原ひろみ, Sonicwonder - Sonicwonderland

実際にLiveも見に行ったのですがくっそかっこよい曲です。
クセになるシンセのフレーズはさることながら、ベースの細やかな弾き方が個人的にツボだった。ベーシストのアドリアン・フェローすごすぎる。


11. Supershy, Tom Misch - Happy Music

Tom Mischのダンス・ミュージック・プロジェクトでもあるSupershy。
いわずもがな"Happy Music"でした。
DJで使いたくなるキラーチューンだね。


12. Sampha - Stereo Colour Cloud (Shaman's Dream)

UKのSSWであるSamphaの約6年ぶりのNew Albumから1曲。
聴きながら思わず「すげ…」と言ってしまったビートの予測できなさが良かった。
神聖な雰囲気の歌と狂ったようなビートが絡み合って唯一無二な雰囲気を醸してました。


13. SPARTA, KID FRESINO - Player

トラックもかっこよかったし、KID FRESINOの
"枯れない花は偽物 おれは枯れてく様を見せるよ"
のLyricにぶちのめされた。
自分のことを「枯れていく」と宣言することで本物であると暗に表明しているのがかっこええ。


14. Slow Pulp - Cramps

アメリカのIndie Rockバンド、Slow Pulp。
とってもNoisyなサウンドだけど歌メロはキャッチーなのが良いバランスだった。
ただ音量には注意しよう。迫力あるヨ。


15. 賽 - ILa

SuchmosのキーボディストTAIHEIが率いるバンド、賽。
最初のドラムのフィルからもうかっこいい。
この迫り来る感じやストイックな感じをLiveで見たら圧倒されるだろうな。


16. Nautilus, 多和田えみ - Caught up

これ1974年リリースのKing James Versionというゴスペルソウルバンドの
「I'll Still Love You」という曲のアレンジカバーなんですけど、めっちゃ素敵な形にアレンジされていて感動しました。
1974年ってもう50年前… ウヒョー。


17. SPECIAL OTHERS - Bluelight

日本のインストバンド、SPECIAL OTHERSの新譜から1曲。
やはりスペアザのこのテンポ感のノリが好き。
ガツガツではなくほのぼのノれる曲だね。


18. Sacha Distel - Oui, oui, oui, oui

フランスのシンガー、Sacha Distelのめちゃ昔の曲をピック。
1959年リリースて。うちの母親が生まれた年だわ。
でもこのイントロから漂うオールドな歓楽街っぽい音がお気に入り。
終電逃してタクシーで帰るときとかに聴いたら映画のワンシーンっぽくなりそう。


19. João Donato - Olhou Pra Mim

ブラジルのミュージシャン、João Donatoの1962年の作品より1曲。
2分も満たない曲なのに多幸感あふれるピアノ曲。


20. Stevie Wonder - For Once In My Life

Stevie Wonder熱がなぜかここにきて再燃した下半期。
やっぱりStevie Wonderは最高なことに気づきました。
この曲を聴くと「人生ありがとうございます」という感情になります。語彙力がゴミですみません。


21. 舐達磨 - FEEL OR BEEF BADPOP IS DEAD

熊谷のHIP HOPクルー、舐達磨。
BADHOPと絶賛ビーフ中らしいですが、それよりもこの曲の節々のLyricやエモーショナルなトラックがとてもよかった。
舐達磨の音楽はなんとなくオーセンティックなものを感じるんだよな。
DELTA9KIDの
"おれの人生において お前らはその他"
というLyricがとくにお気に入り。


22. edbl & friends - Temperature High

サウスロンドンのプロデューサー、edbl。
軽めのリズムが聴いててとても心地いい1曲。
ただ心地いいだけではなくSoulが備わっていてなおよし。


23. Mella Dee - Techno Disco Tool

UKのDJ、プロデューサーのMella Dee。
2017年リリースなのでいまさら感はありますが、名前の通りTechnoとDiscoが良い塩梅で混じったキラーチューン。無条件で盛り上がる曲やね。


24. 生活の設計 - キャロライン

プライベートで自分も出演したDJイベントで一緒になった生活の設計の新譜「キャロライン」。
羨ましくなるほど良いメロディセンスだった...!
"お金稼いでおいしいものを時々食べたり飲んだりするからさ"
の歌詞も素敵。


25. 思い出野郎Aチーム - 笑い話の夜

多摩美術大学で結成された8人組ソウルバンド、思い出野郎AチームのNew Albumより1曲。
思い出野郎の曲って、刹那的な良かった瞬間が愛しく思えるから良いのよね。バカ笑いした夜も、恥ずかしかったことを笑い話にしてうまく忘れた夜も今年はたくさんあった。
ナンダカンダ、良い年だったかもな〜2023年。


おしまい
良いお年を


参考記事


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