ここではないどこかへ_master

『ここではないどこかへ』の制作と葛藤

おつかれさまです。

この度、7月14日に3rd Album
『ここではないどこかへ』
をリリースいたしました。

2017年に1st Album「Youth」
2018年に2nd Album「The World Lacks Of Purity」
と毎年アルバムをリリースしているスパンになるのですが、
これもみなさまから好意的なコメントをいただいたり、
「この曲が好き」と直接言っていただけているおかげです。

ありがとうございます。

今回のアルバムのコンセプトや小話をしましょうか。
ちょっと長くなりそうなので、セクションで分けますね。

● なぜ「ここではないどこかへ」にしたのか


アルバムタイトルの「ここではないどこかへ」について。
どこかモヤっとしたハッキリしないタイトルです。

みなさんは、このタイトルを見て、どんな感情を思い浮かべるでしょうか?

ぼくは「ここではないどこかへ」というタイトルって色々な捉え方ができると思っています。

たとえば
・いまいる場所じゃない、新たな場所で挑戦する気概
を感じさせる捉え方もできると思っています。

同時に
・いまいる場所からの逃避
という、少しネガティブな捉え方もできますよね。

加えて
・ここではないどこかへトリップしてしまうような感覚
のような快楽的な捉え方もあると思っています。

そんな様々な捉え方ができるタイトルを選んだ理由としては、
どれも自分が作る音楽に必要な要素だったからです。

むしろそういう音楽でありたいのです。
さまざまな捉え方ができる音楽として、存在していたいです。

● 今作品のfeat. スガワラメグミの曲について

今作品はToyoseaの作品としてはじめて、ゲストボーカルを招いた
ANSWER IN THE DARK
という曲があります。

ボーカルのスガワラメグミさんなんですが、
普段はbokunofuneというバンドでギターボーカルをされている方で、
時々ソロでも歌っている方です。

ぼくはbokunofuneのメンバーと、学生時代から良くしてもらっていまして、去年末くらいから何か曲作ってみようよみたいな流れになり、
何曲か一緒に作っていました。

僕自身も、そろそろいろんな人と共作したいと思っていた時期なので、
割と短いスパンで制作を終え、それから少し時間を挟んで、
アレンジ・修正しつつ、ANSWER IN THE DARKという曲はできました。

ちなみにデモのときは、Moth Greenっていう曲名でした。
今思うと、なぜMoth Greenという名前にしたのか謎だ。

ANSWER IN THE DARKの曲について、
冷たく暗さを感じさせますが、
暗さの中にかすかな光があるように思える曲になったと
自分なりには思っています。

必聴な一曲なので聴いてね〜 。

● アルバムに詰め込んだもの

今回のアルバムに詰め込んだものとか考えを、
一言ベースで描いてみました。

こんな感じですかね。

なんだか漢字ばっかで固いな〜
ポジティブなものとネガティブなものを共存させたアルバムになったかと思います。
「技術」っていうのも何気にキーワードですね。
「令和に向けた希望」ってなんだか選挙演説みたいですね...
それはそうと、みなさん選挙には行きましょうね。

● アルバムを作る上での葛藤

実はアルバムを作る際に、いつも葛藤や苦悩を抱えています。

制作・ミックス・マスタリング・リリースまですべて自分でやっているため、リリースした後に振り返ると、
いつも反省や不安が多く残ってしまうのです。

どんなにリリース直前は「これでいける!」と思っても、
リリースされてから
「これでよかったのか...?」
となってしまうことはしょっちゅうです。

少し眠れない夜も時々あります(とはいえ寝てるっちゃ寝てるけど)

それでも好意的なコメントをくださったときや
「聴いているよ!」と言われた時、
やはり作ってよかったとなります。

そりゃエド・シーランやテイラー・スウィフトに比べたら、
億分の一くらいしかぼくの作品は聴かれてはいませんが、
重要なのは再生回数とかじゃないよなと思います。

自分の周りの人が「いいね」「好き」と言ってくれることを大事にして、
それを地道に繰り返していけば、
どんどんその「いいね」や「好き」の輪は広がっていくんじゃないかなと、楽観的な考えですが、信じています。

だから、3rd Albumなんてぼくにとってはまだまだ序の口です。
僕が世界中に認知され始めるのは、、、64th Albumくらい?笑
作りすぎか....
ていうか80歳くらいになってるわ。

● まとめ

アルバム・楽曲制作は楽しいこと、めんどいこと、時々つらいこともあるけど、やはり辞められないです。
なんだかんだ快楽なんです。
これからもいろんなゲストとコラボしたり、バンドでやったりなど、
形態を変えることも厭わず、
なにより自分に正直に作品を作り続けていこうと思います。

今後とも何卒、Toyoseaをよろしくお願いします。

(3rd Album『ここではないどこかへ』収録曲)

● ちなみに

Toyosea自身がおすすめする3rd Albumの曲は
2. つぎの時代へ
3. 夏のかたち
8. ANSWER IN THE DARK
12. ここではないどこかへ
13. 望郷
15. be yourself
です。
もちろん全部おすすめなんだけど、
時間ないから聴いた方がいいやつ抜粋して!という人のために、
この6曲を聴いてくれるとぼくは嬉しいです。

よろしくどうぞ〜

Toyosea

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