へびん湯 別府3秘湯


2023.10.09
久しぶりに別府界隈と言っても別府3秘湯にやって来た。


まず1湯目はへびん湯温泉だ。前回は2021年1月で2年ぶりの訪問であった。小雨が降りしきる中だが、先客が3人ほど居た。別府に来たのなら必ずや立ち寄る大好きな温泉で今日も無色透明の湯が湯船に満たされていた。


特に今回新参者がいたためこの湯にはどうしても案内したかった。拙者が思う感想よりもずっとずっと高い評価を頂いていた。


それにしてもいい湯だね、いついつまでも後世に残していきたい湯でもあった。前回凄い人と入浴になっていた。日出町のスーパーボランティアの尾畠春夫さんである。2018年の長野市で発生した水害のボランティアに参加していたとこと知っていたが会えなかった。最近では熊本・球磨川での水害ではコロナ渦で県外からのボランティア受け入れ中止の中、尾畠さんには現地から以来の連絡が入るという。温泉に入る前に、この源泉方向の草むらを見ていたのを、何していたんですか?“ここの湯には海外からの客さんも来るためゴミが捨てられていたら拾って帰ろうと確認していた”と桁違いのボランティアであった。また大隅半島の佐田岬から稚内まで歩いていたり話す内容は、人間業では無かった。そこでもしかして‘サイボーグ人間ですか’と茶化してしまったほどだ。話中には“夢を持ちなさい”と会う人にかならずや話す、特に子供達にはそう教え歩いている話しに感動した。そんな話しに夢中になって写真は今回敢えて撮らなかった。駐車場所に戻ると尾畠さんのマイカーがあり球磨村の災害支援車の許可書が張られていた。スーパーボランティアとして有名になっているが謙虚にして奢らずが似合う人であった。ここの湯は鍋山の湯に比べて森の中にあるため日差しが遮られ快適な入浴が出来る反面、草むらに犯罪者が隠れ女性客の入浴シーンをのぞき見する輩が出る怖い湯でもあった。


ここはまるで時が止まったような4年前と同じ風景が残っている。風景だけで無く湯も当時のまま静かに湧き出し快適な湯温を維持している神秘に改めて感動の連続であった。三秘湯にもそれぞれの個性がある、鍋山の湯は泥湯。脱衣場も無いまさに野天湯そのもの。怖いが夜間に入浴するれば別府の温泉の夜景が楽しめ晴れていれば空には満天の星空を眺めながらの入浴が出来る。そしてここへびん湯は木漏れ日の中の湯。簡易脱衣場も完備され単純泉ながら無色透明の綺麗な湯。最後は鶴の湯は、有志の方達がボランティアで管理されている無料の温泉、まめに清掃されているのでとても綺麗で気持ちが良い湯で、一番入浴客が多い湯である。正直どの湯も甲乙付けがたく判断に困るくらいすばらしいゆであった。これで5度目の湯だが、次はいつと言えないが又絶対来るぞ!ありがとうへびん湯。

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