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あの頃はみんな敵だった。3

みなさんこんにちは
ヤスト助手です。

8月もそろそろ終わりますね。
ちょうど僕がマクドナルドを辞めて1年が経過します。
月日とは早いものですね(遠い目)

と前置きは簡単に雑に済ませて
前回の話の続きをしていこうと思います。
ここからは僕が社員になってからの話になります。

大学を辞めた僕は1年、マクドナルドを続けながら違う場所に就職しましたが、そことは考え方が合わないので辞めました。
サービス業だったのですが1番に考えていたことが利益だけだったからです。

利益を求めることを僕は間違ってるとは言いません。
利益が無ければ会社やお店は存続できませんし、利益があるからこそ働いてる人たちにお給料を払うことができますし、利益があってこそお客さまに還元することが出来るからです。

しかしながら、そこはそういうわけではありませんでした。
詳しくは話がズレるので省きます。いつか話す機会があれば話そうとは思います。

自分でも言うのもなんですが、僕は他人の為に何かをする人間です。
欲がないんです。僕は。
僕と同じ世代の人たちと話していると純粋にすごいといつも思います。

恋人がほしい。
お金がほしい。
車がほしい。
休みがほしい。
遊ぶ時間がほしい。

みんな色々な願望を言います。
僕はそれを聞いて「そうだねぇ」とか言う人間です。
純粋にそれが羨ましいと思います。
欲望っていうのは原動力になるからです。
心を動かす為の燃料です。

でも、僕にはそれが無いのです。
幸運なことに。
『他人の為に動く』人間という部分は当時の店長に評価されていたので、気づくと会社内で僕の社員化計画が進行していて1度、オーナーとお話をする機会を作ってもらい社員になることができました。
テキストと研修など頑張りました。

ちなみにオーナーとお話をすることになったとき
「特技はなんかある?」
と聞かれた僕は思い付く特技がなかったのとツイキャスという配信アプリで配信していたこともあってか
「話すことが特技ですかね。話題なくても相手が人間なら普通に話し続けられますね」
なんて言ってしまい。
「じゃあ、ちょっとなんか話してくれる?」
なんて言われて30分、僕はオーナーと会話していました。

ちなみに内容は言葉のニュアンスの違いで様々な問題が起こる。
っていう感じの話だったと思います。
神奈川県出身なんで山口県民の人とはそういうニュアンスの違いがあったんでそこをピックアップしたんですよね。
オーナーも山口県出身の方ではなかったので共感してもらえる可能性があったのと、関西圏の出身の方だったんでそれこそ関東圏の人間とは何かあるはず!という予測ですね。

そんな懐かしい思い出ですね。笑

まぁ、そんなこともあり社員になったわけですが。

マネージャーワークをすでに2年していた僕にとって、社員とアルバイトマネージャーの仕事は変わらないと、今でも思ってはいます。
違うものがあるとすればそれは

会社の為になにをすべきなのか

って部分だと思います。
マネージャーのときはお店の為に、お店に働いている従業員の為になにをするべきなのかって考えていましたが
それらの考えを持ったまま上のデッカイのがプラスされます。

プラスってとこがいいところですよね。
自画自賛ではないですよ?
店長の受け売りです。

でも、その考えがプラスされると勤務内容にも若干の変化がみられるんですよ。
アルバイト時代は通常業務。言わばお店の状態を管理していきながらお客さまに商品を提供していましたが。

社員になるとお店を管理する人たちのマネジメントをしたり、会社全体的な状況やら、他店舗の状況などデスクワーク作業っていうのが増えてくるんですよね。

でも、僕はそれがとても楽しかったです。
考えることがたくさんあって、それを解決していきながらステップアップしていく。
誰も負けがいないWIN-WINの状態を常に維持していける。

でも、それが続いたのが半年だけでした。

人間、転機っていうのは突然起こるもので。
僕のフランチャイズの会社はそこそこ店舗数を持っているのですが、正社員の数はギリギリで運営していて、店長とアシスタントマネージャーの数がちょうど同じ人数でした。

※アシスタントマネージャーは店長になる前の社員役職

そんなときに女性店長の1人が産休に入ってしまうというおめでたいことが起きたのです。

戦々恐々としました。
店長が1人いなくなるということは異動があるというわけですし、さらには誰がそのお店を管理するのだ。と
前回、少しだけ触れましたがマクドナルドは店長になる為には研修だったり、マニュアル本だったり、色々なことをして店長になるというルールがあるので下の役職の人間を店長にするってことはできません。

裏技があるとすれば他フランチャイズか本社から店長職の方を異動させる。
ということもできますが、普通に考えてそれは余程なことがない限りしませんし、できません。
デメリットのほうが多いのでできないんです。

自分の会社のことを知らない人間に店舗を任せるなんて無理でしょう。

それにマクドナルドというビジネスは人間関係という部分に問題があると困難なものになるんです。
お客さまはもちろんですが、従業員との問題が大変なんです。

ヤストさん。そんなの当たり前ですよ!

って思うでしょう。他から社員さんを持ってきても大丈夫ですよ。と思うでしょう。
これど、僕は同じ仕事を体験している人間じゃないとわからない思っています。
なので大変さを分かってもらいたいので簡単に話します。

前に話をした内容ですが僕の会社は
基本的に店長とアシスタントマネージャーが2店舗管理しています。
ショッピングモール内にある店舗とドライブスルーがあるような普通の店舗。
この2店舗を管理しています。場所は近いですが車で移動するような距離ではあるので、働いてるアルバイト従業員は違います。

僕が問題にしたいのは一つです。

その2人の社員で管理しなければならないアルバイト従業員の人数が何人なのか。

という部分です。
これが他企業から店長を引っ張ることのできない人間関係の要因です。
確実に50人以上はいます。
それをですよ?
他企業から店長として入ってきた人間は人間関係を1から構築していきながら、店舗状態を管理しなければならない。
地獄です。

優秀な人材ならばできるでしょう。
しかしながら、不可能に近い確率ではあります。
0ではないからやる価値はある。
とは僕自身は思いますが、このことについては話が別です。

マクドナルドという企業。
もしも、本社で突発的にする衛生管理の抜き打ちチェックで問題あり評価を2期連続で取ってしまった場合。
フランチャイズの場合はその企業が運営する全店舗が閉店します。
有無もいわさず。

マクドナルドはそれがあるからこそ、実は食中毒事件を1度も起こしたことがないんですよ!!!
まぁ、その代わりに異物混入事件やら中国産チキン問題ではメディアから袋叩きにされたんですけどね......。
他の飲食店で小さい記事になることが大きくなるんですよね......。

そんなこともあるのでデメリットが大きいんです。
なので僕の会社がしたことは1人の店長が4店舗を管理するというものでした。

ちなみにその店長。僕の直属の上司です。
優秀な人だったんですよ。
コミュニケーション能力も高く、悪い店舗を良い状態にもっていった結果もある、野心家でもある。

凄い人でした。
夜中の2時に次の日の勤務時間が6時の僕を片道1時間かかるラーメン屋に無理やり連れて行く凄い人でした。笑
ちなみに1ヶ月に1回は必ず。

なら、ヤストさんはその人の下で働くことが出来なくなって楽しく......
なくなったわけではないんですよね。

その優秀な人が僕の能力を信じて社員に推してくれました。
自慢ではないですが会社内での評価は高かったです。

僕の直属の上司はオーナーにある一つの提案をしました。
「4店舗管理は不可能です。でも、3店舗なら私はできます。なので1店舗は減らしてください」

とカッコイイですよね。
できる男は違いますよね。僕は会議の場で誇らしげに頷きましたよ。
カッコイイな!
やっぱりすげーな!
って。

でも、続きがあるんです...。

「なので提案なんですけど、1店舗をヤストくんに任せてみるってのは」

ん?????
店長には急になれないんじゃなかった?
おかしいぞ!!!

っていうのは次回、話そうと思います。
先に言いますがルールを犯したわけではありません。
どっちかというとグレーです。
本社の人が何も言わなかったので大丈夫でした。

そして、それをキッカケに
ここから僕の何かがズレていきます。

おわり

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