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物語に入りこむ体験を作り出したい。

どーも、とザルです♪

ずっとうまいこと自己紹介ができないままのnoteアカウントでしたが、大学院の研究室に入った時の自己紹介がいい感じだったので、こちらにも載せようと思います。ゼミで使ったやつなので、スライドは英語ですが…。ぼくのルーツのお話です。


読書との出会い

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 小さいころから読書をすることがすごく好きでした。
例えば、小学校の卒業アルバムに生まれ変わったら本の主人公になりたいと書いたりとか、読みたい本を別の図書館から取り寄せてまで読んだりとか、小学校と中学校で合計3度の図書委員長をやったりしてました。

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 僕にとっての読書の魅力は、自分には起こりえないわくわくする体験が目の前に広がることです。「物語の中に入りこむこと」、そして、「主人公になるということ」が本当に楽しかったわけです。

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 だけど、そんな僕の楽しいに共感してくれる人は少数でした。本が苦手だという人にとっては、それはただの文字の羅列でしかなかったのです。伝わらないのが残念で仕方ありませんでした。
 そして、ある時思ったのです。それが無理ならこちらが歩み寄ろうと。この人たちを物語の中につれていきたい。

物語の主人公になれる体験を作りたいと。

リアル脱出ゲームとの出会い

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 そんなことを考え始めていた中学生くらいの時に出会って衝撃を受けたのが、リアル脱出ゲームです。これは、実際に部屋に閉じ込められた状態から暗号を解き明かし、脱出を試みるというゲームです。閉じ込められた参加者は完全に主人公になるゲーム。
 正にコレだ!ということで、何度か遊びに行きながらもいつかこういうゲームを作りたいなと思いました。

進路選択

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 とは言っても、大学で勉強する感じではないよなぁ…と思いまして、勉強でやるならVRとかメディアアートとかかな…。と当時のつたない頭で考えまして、動画作りとかも好きになり始めてたのでメディア系の情報学部に行こうとなりました。
 が、落ちてしまい、たどり着いた先が静岡大学でした。

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 静岡大学 情報学部 行動情報学科 という文理融合の学科に入ったわけですが、この学科は「データ分析」と「プログラミング」と「ビジネス」の3本柱でして、思惑は外れてしまったわけです。
 とは言いつつ、それなりに勉強もしましたし、いい友達もできたし、満足な大学生活でしたよ。

大学生活とイベントづくり

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 頭を切り替えて、とりあえず趣味でもいいから脱出ゲームを作ろう!と入ったのが大学祭の実行委員会でした。
 遊ぶ側だと没入感が楽しいですが、はじめて作る側に回ったときに、いかにお客さんを楽しませるかを考えるのはもっと楽しいぞと気づきました。どこでどんなサプライズを仕掛けようとか、大人げないごっこ遊びをさせようとか、UIをよくしてとにかく浸ってもらおうとか。実際に喜んでもらえると、ピタゴラスイッチが成功したかのような嬉しさがあるんですね。
(このことにハマり、以後、イベント制作サークルでたくさんの脱出ゲームを作るのですが、それはまた別の話)

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 また、そんな大学祭が勉強にも影響を与えました。大学祭の運営は人が少なかったので、もっと割と雑務的なこともやっていたのですが、そうやって1年間チームで活動していくうちに、授業のビジネスのパートで聞いた組織だとか、アイデアの出し方だとか、マーケティングだとかリーダーシップだとかに対して、あ、これって今やってることに近いな…!使えんじゃん!となっていくうちに授業がおもしろくなったんです。
 そうして経営系の研究室に行ったわけです。

えんじるえほんプロジェクトと研究室での活動

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 研究室に入ったら、ビジコンにプランを出そうとなりました。じゃあ自分の好きなものでやろうと、友達を誘って一緒に作ったのが、「えんじるえほん」です。イベント運営の経験と読書のように没入したいという想い、そして経営の知識を組み合わせて、V-Tuber的サムシングをまぜまぜしながら作った大学生活の集大成的なプロジェクトでした。

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 実際の様子はこんな感じ。「モーションキャプチャーで参加者が自身が主人公の絵本を制作するワークショップ」ですね。写真の要領で画像を作っていき、絵本として手元に届くようにしました。
 まぁ、こういう技術的な部分は全部友達に任せてたんですけどね。僕の担当は、発案・全体構想・体験デザイン・ワークシート制作・ビジネスプラン制作などでした。

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最終的にこんな感じのかわいい絵本が出来上がって、手元に届くというわけです。

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 そんで、割とビジネスコンテストでいい評価がもらえたので、よしやろうとなりました。
 ただ本当に没入感への効果があるのだろうか…?的なことは検証していないよねとなったので、だったら効果を確認しようということを卒業研究でやっていた感じです。ここからは個人作業ですね。まぁ、卒業研究なんでね。

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物語の没入についての研究ですね、はい。ちゃんと卒業できました。

それからの話だけど

さて、それからの話をば…。
 現在は東京の国立理系の大学院の経営工学を専攻し、そこで感情と経営の研究をしています。感情の研究室に来たのは、静大にいても友達が卒業してしまいさみしいこと、どうせなら都会に行こうと思ったこと、そして、イベントや研究を通じて人の心をグッとつかんで動かす体験を生み出すことに興味を持ったからです。やっぱり曲がりなりにもずっと体験づくりをしてきてるわけで、より良い体験を作りたいんだと思います。
そういうわけでUX的なことに興味があります。多分、体験オタクなのです。だから、ディズニーランドとか、リアル脱出ゲームみたいなものへの興味が強いのだと思います、はい。物語の没入ももちろん興味の対象です。ということで、よろしくお願いします。

(2021年9月現在、続きが見えてきたら、書き足すかも?)


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