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Qujila EPIC期リマスター記念クロスレビュー(5・終) 番外編:「Qujila」 BEST20 in EPIC periodクロスレビュー(後編)


@tpopsreryo:
 さて、昨日20位から始めてしまい力尽きたQujila BEST20 in EPIC period vol.2ということで、今日は正真正銘のベストテンとなります。junnoviさんとの好みの差が結構出ているランキングですが、どんな10曲になるのでしょうか。それではよろしくお願いします。

@junnovi:
今日もよろしくお願いします。選考対象となる楽曲は限られると思うけど、その中でのランキングであっても、違いは出てきそうだね。じゃ、さっそく行きましょうか?

@tpopsreryo:
昨日のおさらい

     junnovi         tpopsreryo
第11位 「ハートビート」     「ランドリー」
第12位 「オレンジ」       「Curve」
第13位 「エア・アタック」    「カラス」
第14位 「ハモニカ」       「LIFE?」
第15位 「リクエスト」      「鋼」
第16位 「MONKEY」      「I LOVE YOU」
第17位 「ランドリー」      「オレンジ」
第18位 「象のダンスホール」   「DRAGON」
第19位 「RAIN」         「OPERA」
第20位 「サンデー・モーニング 」 「たまご」

昨日の11位までのランキングをまとめてみました。それでは早速行かせていただきます!

@junnovi:
アリガトセンセ、そういう振り返りと言うか、簡単な総括は必要かもしれないと思いながら、先を急かせた私です…。
こうして見るとセンセの選考基準が一貫してるのが良く判るね。「島の娘」から「In My Soul」までは出ておりませんw 今日のBest10もその傾向は顕著に出てくると読んでおります、ハイ。一方私はというと、そんなにこの曲好きだったっけと思う曲がちらほらw
昨日は勘違いをしてしまいましたが、センセの11~20位は、アルバム「Cobalt Boy」からのランクインが多いというのがとても顕著な傾向ですね! 昨日今日と改めて聴いたけど、内省的な面もあるけど、結構色々とやってる感じで悪くないっすね~。

@tpopsreryo:
好きじゃなかったんかいw でもさすがは良く聴き込んでいるだけあって多様な楽曲が選ばれているなあと。その点、ワタシは相変わらず好きな音とメロでしか判断できないという・・・そしてそれはもう変えられないw

@junnovi:
エヘヘ。今回の20曲は消去法で絞ったんだけど、10曲だけではどうしても外れてしまう曲が数曲あって、それを何とかセンセと意見をぶつけ合いたいと思って、20曲に膨らませ、数曲そこそこ好きかもっていう程度の曲も盛り込んだ感じですw でも今日の10曲はちゃうで~!
ガチで外せない曲ばかりの10傑です!ウホッ!


tpopsreryo第10位:「パレット」

 詞・曲:杉林恭雄 編:くじら
(アルバム「メロン」収録:1990年)

@tpopsreryo:
Qujilaベスト10:第10位「パレット」(5th「メロン」収録)。80年代の喧騒と実験から解脱した90年代のメロディ志向、どこか悟ったような聴かせるメロディが頻出した時代ですが、この曲もAメロ一発で持っていく美メロバラード。音云々よりメロが勝る時もある。歌も非常に丁寧。

@junnovi:
おっとQujila南下政策の最中の作品からの曲ですね! ちょっと意外な選曲ですけど、さすが渋いところちゃんと聞いてますねセンセ! 私は清澄なこの空気感が、どこか薄暮の風を思わせる侘しさを思って、しんみりとした心持になります。美しい曲。トニックトニック。

@tpopsreryo:
これは各パートも音がきれいだし、ペダルスティールの入り方も美しい。そして何よりキラーメロディ一発で乗り切る清々しさ。90年代初頭らしい美メロ楽曲ですよ。

@junnovi:
なんか、大気汚染とかPM2.5とかとは無縁なクリアな世界やね~。

junnovi第10位:「CRY BABY」

 詞・曲:杉林恭雄 編:Qujila
(アルバム「MIX」収録:1988年)

@junnovi:
Qujilaベスト第10位「CRY BABY」。
どこかハードボイルドな感じもする硬派な曲だけど、楠のドラムが生むタイトな演奏が曲を一層カッコ良くしている。迫り来る危機みたいなものを思い抱かせるほど。ここで杉林は力強く歌っているのも良い。
幽霊コーラスが入る直前にこれまた激しいエレドラの連打が聞こえるんだけど、そんなことも含め良く分からないコーラスワークとか、色んな音やリズムの組み合わせを試していて、相当時間をかけて作り込んだと思わせる形跡があって、曲が進むにつれて、鬼気迫る勢いは怖いほどに進展していよいよカッコイイのだ。うおー!

@tpopsreryo:
実は非常にリズム力の強いバンドなんですよね。そのあたりはリマスターによってより堪能できる部分ではありますね。落ち着いた曲調ももちろん良いのですが、このバンドの真骨頂はこうしたリズムワークを前面に押し出した時にこそ発揮できるというか。その代表的な曲ですね!

@junnovi:
そのスピード感っていうのかな、スリル感って、今の彼らの生演奏では聴けないんだよ~。残念な気もするね。

@tpopsreryo:
恐らく賛否両論あると思うけど、年をとった生演奏なんてそんなもんですよ、体力的に。楽器演奏もスポーツみたいな側面もあるから、どうしても旬の時期というのがあると思う。シニアならシニアなりの熟した演奏があると思うから、スピード感なら若いのに任せたらいいと思いますよ。

@junnovi:
そうなんだろうね、そう思うよ実際。あとライブといえば、掛け声や手拍子を強要されるようなライブって苦手でヤだし、そんなのするかしないかは私が決めるからって否定に回るんで、ライブ行っても大概イラッと来る。悲しいかなヘッドフォンで聴くのが心地いいのです。
あとミュージシャンの演奏の「旬」については、あると思う。私はそれを「時代の波に乗ってる」とか「時代が見えてる」とか「時代を作ってる」みたいな仰々しい表現を使うんだけど、そういう今っていう波って音楽をする段には大きなファクターやと思うわ。それを常に求めるかどうかっていうのは、また別の話になるんだろうけど。

@tpopsreryo:
この「旬」の話になると今回のテーマとはずれてくるのでまたの機会にw


tpopsreryo第9位:「RAIN」

 詞・曲:杉林恭雄 編:杉林恭雄・Como-Lee・外間隆史・冨田恵一
(アルバム「Cobalt Boy」収録:1993年)

@tpopsreryo:
Qujilaベスト10:第9位「RAIN」(7th「Cobalt Boy」収録)。物悲しい空気感にシンセストリングスとギターの残響音の溶け合い方が秀逸。編曲に外間隆史と冨田恵一が参加していて丁寧な構成も頷ける。前衛的なギターソロやヒンヤリしたSEやコラージュの挿入など実にクール。

@junnovi:
ここで「RAIN」ですか。かなり評価高いですけど、私も好きな曲なんで分かります~。このあたりで往年のファンは強い違和感を感じたでしょうね、どこかつれなくなった交際相手に抱く感情と似てるっていうかw

@tpopsreryo:
「Cobalt Boy」は杉林のギターソロがなかなかにストレンジで、ギタリストとして明らかに主張している作品と言えるかもしれませんね。


junnovi第9位:「悲しい光」

 詞・曲:杉林恭雄 編:くじら
(アルバム「メロン」収録:1990年)

@junnovi:
Qujilaベスト第9位「悲しい光」。
この曲は何と言ってもサビのメロディラインが好きでたまらないので、それだけでこの順位に。あとはどこかヨコスカハコスカな曲調で執拗に繰り返すギターストロークが続くんだけど、歌詞の表すやり切れない思いとよくマッチしているので、私は余り気にならない。倦怠期の中年夫婦がお互いに愚痴のぶつけ合っている様な、見通しの全くない透明感ゼロな感じなのも楽しい。「もうオレ、足元しか見ないって決めたもんね」っていうちっちゃい狭隘さに笑えるほどに、生活臭がする。
生活臭については、15位の「リクエスト」でも同じことに触れたけど、どうもアルバム「メロン」にはヘブンリーなものと、こういう俗っぽい生活感まる出しのようなものとが入り混じってて、私はどうも後者の方が馴染むみたい。
ま、何にせよ、この「悲しい光」については短調の旋律的で素直なメロディ。これに尽きますわ。

@tpopsreryo:
ワタシがイメージするQujilaメロディってこういう曲のものですね。典型的だなあ。間奏のフリーダムなパーカッションが良いですよね。


tpopsreryo第8位:「CRY BABY」

 詞・曲:杉林恭雄 編:Qujila
(アルバム「MIX」収録:1988年)

@tpopsreryo:
Qujilaベスト10:第8位「CRY BABY」(3rd「MIX」収録)。リズムパターンがカッコいい。まずはこれに尽きるわけですが、とにかく何種類も音を重ねたリズム音色や時折入ってくるフィルインの響きに魅せられます。ジワッとしたシンセベースも魅力で、生ベースとの融合も見事。

@junnovi:
おお「CRY BABY」だ~! もしかしたらもっと上に行くんじゃないかって思ってたんだけど、でも中々健闘してますね。ホントにね、Qujilaの楽曲の中では最上級に激烈な部類に属する楽曲だと思うんだけど、何か捉えて離さない魅力があるよね。凄く夜のニオイがする。

@tpopsreryo:
同じくらいの位置に来ましたねw


junnovi第8位:「ナガラリバー」

 詞・曲:杉林恭雄 編:くじら
(アルバム「島の娘」収録:1989年)

@junnovi:
Qujilaベスト第8位「ナガラリバー」
とてもフォーキーなんだけど、生のホーンセクションをフィーチャーして一層ポピュラーなサウンドになった4枚目「島の娘」の名曲。この曲の良さは爽やかな情景が曲の最初から思い描けることじゃないだろうかと思うのですね。
それだけ歌詞が素晴らしいことになる訳だが。「白いパラソル」「グラスハープ」「チェックのマフラー」「クルクル回っていたよ」など素晴らしく素敵だ。あとはひねりのない素直なメロディラインと涼しげなスティールドラムで充分かと。これらの要素が1つの曲にまとまった時、口にして歌うに楽しい名曲になる。初期のQujilaの屈折したこだわりはここでは全くなくなっちゃった。この傾向は「島の娘」から本格的に始まって「In My Soul」のジャンボリーな楽団で大団円を迎えるまで続くことになるわけです。

@tpopsreryo:
おお、いわゆる世間一般としての代表曲ですね。このアーシー路線は時代にマッチしてそれこそまさに「旬」であったと思うのです。ただどうしてもスリルホーンになじめない・・w スカパラホーンズとスリルホーンズは時代のブラスサウンドを良くも悪くも激変させた革命児でしたね。

@junnovi:
私は佐野元春のハートランドな古田(たかし)なドラムとダディ(柴田)筆頭のホーンセクションも好きだったよ~。楽曲はちっとも好きじゃなかったけど、ライブ演奏を聴いてると原曲と違い過ぎてて、かっちょ良かった!
あとスカパラホーンズで言えば、クリーンヘッドギムラの膝から下と、シバキョー(柴田恭兵)の股関節から下との、あの無重力なポーンポーン感はたまりませんでしたね!!w

@tpopsreryo:
なんていうかちょっと気の抜けたというかスカした感じがかっこいい、という若さが陥る虚勢のようなものが感じられて拒否感もあったと思うのです。そういう時代でもあったのですが。それならまだスペクトラムとか数原晋とかジェイク(H.コンセプション)さんの方がいいなあと。

@junnovi:
(奥田)民生とかが幅きかせてたよね、征爾な息子(小沢健二)とか。パフィーな人たちとかは自分たちから「私たち、脱力系なんで~」なんて言ってたよねw

@tpopsreryo:
まあアーティスト本人がそれならそれでも構わないんですよ。言いたかったのは自分のグループではなくて人様のサポートで来ているんだから、そういう部分をアピールしなくてもいいよということなんです。特にブラスやストリングスはソロとかでなければ控えめに仕事をこなしてほしい。

@junnovi:
そういう意味か~。でもスカパラな人たちをフィーチャーするのって、スカパラ的個性を自分たちの楽曲にも重ねてみたいっていう狙いもあってのことなんじゃない?そうじゃなかったらそれこそセンセの言う、(ジェイク H.)コンセプションな人たちでも良いだろうし。と擁護してる私w

@tpopsreryo:
それこそ当時が彼らの「旬」だったんですよね。だからこのブラスセクションの音を聴くと90年代前半の懐かしさを思い出すのです。その意味では価値があったと思いますし、存在自体を否定するものでは全くないのですよw

@junnovi:
うんうん、名古屋(NARGO)あたりとか北原(雅彦)な人あたりなんて、八面六臂な登場頻度だったもんね。あ、何でか急に、私、遊佐未森の「ソラミミオンザヒル(空耳の丘)」聴きたくなってきた。って音源持ってないんですけどねw


tpopsreryo第7位:「MONKEY」

 詞:杉林恭雄 曲:杉林恭雄・楠 均・Q 編:Qujila
(アルバム「MIX」収録:1988年)

@tpopsreryo:
Qujilaベスト10:第7位「MONKEY」(3rd「MIX」収録)。リピートするファンキーリズム。丁寧なカッティングも良いですが、この楽曲のドラミングのノリの良さは際立っている。ワンコードということもあるがここまでリズム1本で変化をつけられるのはセンス以外の何者でもない。

@junnovi:
グイグイ来ますねセンセ「MONKEY」だ~。私は16位なんだけど、もっと高くても良かったかもって反省してます。自分のところではうまく書けなかったんだけど、ホンマにカッコイイセッションプレイになってるよね。ギターの入り方も絶妙だし、ドラムのドーッって牽引する力がたまらんわ。どこかしら粘っこさもあるしね。プロやね。

@tpopsreryo:
普通ならサビに入ったときの唐辛子ぶっかけたようなSEに耳がいくところなんだけど、それすら許さないリズムの強さがあるんですよね。ほんと楠均が侮れない。

junnovi第7位:「サボテン」

 詞・曲:杉林恭雄 編:くじら
(アルバム「メロン」収録:1990年)

@junnovi:
Qujilaベスト第7位「サボテン」。
ギタープレイがとてもヘブンリーなんだけど、ヌルヌルとした触感があってたまらないです。あとサビに入る前や随所に入る楠のドラミングが生む軽妙なリズムが最後まで一気に弛むことなく走り抜けていき、爽快。
疾走感や繰り返しを多用して曲を長くしない潔さが半端ない。この曲のPVは若い黒人女性が粗い映像の向こうで飛び跳ねながら踊っているのだけれど、その画像からも伝わる温度感も曲にマッチしていて良かったな~。

@tpopsreryo:
これまたアーシーですね。ていうか「メロン」多いなあw そして言った側からスカパラホーンズじゃないですか。このリズム感を生み出しているのは幸田実のベースプレイですね。グルーヴィーです。

@junnovi:
ホンマやねw でもスカパラっぽいかな?


tpopsreryo第6位:「ハート・ビート」

 詞・曲:杉林恭雄 編:くじら
(アルバム「PANORAMA」収録:1985年)

@tpopsreryo:
Qujilaベスト20:第6位「ハート・ビート」(1st「PANORAMA」収録)。これは爽やかだなあ。リズムは機械的にジャストなノリで、丁寧なメロディに若さに任せたコーラスが初々しい。間奏の浮遊感のあるSE的シンセも素晴らしいのですが、全体を仕切るシンセストリングスが眩しい。

@junnovi:
「ハート・ビート」ええねぇ~。私のイイタイコトは11位で昨日のうちに書いちゃったんで書かないけど、ホント、センセのコメント通りだと思う。でも「MONKEY」の上なんだ~。って私もそうなんだけどね!w


junnovi第6位:「ラジオ」

 詞・曲:杉林恭雄 編:くじら
(アルバム「島の娘」収録:1989年)

@junnovi:
Qujilaベスト第6位「ラジオ」。
それまでのアコースティックギターを多用するQujilaのイメージを払拭したロック色の強い曲。一本の筋の通った強さと硬さと冷たさを備えた曲。その分、杉林の歌詞の表現する世界は後退する訳だけど、力強くなった当時のサウンドを私は歓迎しました。
また、この曲はPVも当時作られてて、4人になったQujilaと玉城(宏志)氏の5人を同心円状に配置して向い合せたその外側から、カメラがぐるぐると回って、彼らの背中から向かい側の演奏者の顔を撮り続けるそのクールさに楽曲で勝負したいという彼らの強い意志を感じたものでした。中々秀逸なビデオだったけど、もう見れないよなぁ(注:ダイジェストだけど探しましたw)。
ただ、何て言うのかな、奇天烈な仕込みはなくなってしまったのも事実で、Qujilaの一つの重要なアイデンティティを脱ぎ捨てたのを世間に告知した作品だったと思いますわ。そしてしばらくは南下政策&拡大路線で邁進していくわけです。
あ~何かセンセ、今回のBest20という企画は、何度となく杉林恭雄の軌跡を辿っては分析・評価することになって、色々と考えますわ~。飄々と自分たちのやりたいことをやっていたように思っていたけれど、さかしさもあれども、先のスカパラホーンズの起用とかハウスへの転向とか、結構深謀遠慮と言うよりも、直感とか直情に従う場面ってあったんだなぁというのが今の正直な感想です。

@tpopsreryo:
あらら〜サウンド変わったなあという印象でしたね。本格的にバンドサウンドに移行したなあというか。ローザルクセンブルクの玉城宏志のサポートも影響が大きかったのでしょう。あと幸田実の加入、それによるキオトの配置転換w そんだけいろいろあったら音も変わるってもんですね。


tpopsreryo第5位:「キノコ」

詞・曲:杉林恭雄 編:Qujila
(アルバム「MIX」収録:1988年)

@tpopsreryo:
Qujilaベスト10:第5位「キノコ」(3rd「MIX」収録)。キングオブリズムQujilaの真打ち的な楽曲。keep on dancingやマイコーばりのチュクチュクアー!なんて合いの手やフェイクは彼ららしくないけど、そんな冒険もこの曲にはあります。そして最後はデケデケ・・w

@junnovi:
キャーでた~!毒「キノコ」や~!w この曲はホントいっぱいイイタイコトがあるんですけど、ここではグッと我慢しますw ってバレバレやん!って我慢できひんわ!! この曲はね、ホントね・・・(以下略)

@tpopsreryo:
そこは任せるわw 上位は想像できてきたかな。あと4曲。どうかなあw

@junnovi:
へへへ。毒キノコのこと、はよ書きたいわ~w って既にこの間散々書いた筈なんだけどね。
あと4曲か~。正直、センセのはちょっと分からんわ。だって「MIX」はもう全曲出払ったもんね。「PANORAMA」と「Tamago」から少なくとも1曲ずつ出るだろうと思うけど・・・。


junnovi第5位:「たまご」

 詞・曲:杉林恭雄 編:くじら・清水靖晃・小野誠彦
(アルバム「Tamago」収録:1986年)

@junnovi:
Qujilaベスト第5位「たまご」。
この曲はね、本当に大切な曲だからね。今回のソニーのオーダーメイド・ファクトリーのリマスター復刻盤を聴くまでは、実は1位か2位に位置するほどに大切で大好きな曲。10年ほど前にCD-Rでライブ会場で配っていた「満月」という作品とカップリングで入っていた「たまご」。それも弾き語りだったけど、良かった。
この曲は寒く長い冬を耐え忍び、春の訪れを心待ちにする歌なので、寒がりの私には何よりもなぐさめの曲であり、希望の曲なのですね。そしてペケペケペケペケと曲の最初から小さく鳴っている音もチャーミングでたまりません。大好きですね。
それが今回のリマスターでは、このペケペケ音が私の長年聞き慣れてきた音と違ってしまって、正直とても戸惑ってしまった。そして「PANORAMA」や「MIX」に収められている曲と比べると、あんなに好きだった、それこそ今回紹介する1位や2位の曲との三点セットだった「たまご」が、どうしたことが、とても色褪せてしまった。本当に悲しい・・・。リマスター企画での収穫は計り知れなかったものの、唯一ホントに唯一残念だったのは、この「たまご」が私の中で変容してしまったということ。自分でも判らない。その結果このランキングになった訳だけど、今でもとても好きな曲に変わりはない。ちょっと気持ちの上で整理がつかない状態が今も続いてるというのが正直なところですわ。でも、ホント今はTOP3には確実に入らないですね。

@tpopsreryo:
マスタリングでも音が変わるというからね。オノセイゲンに文句をいいましょうw 音が出っ張る引っ込むだけでも全然印象が違うし、それはヘッドフォンやスピーカーを変えただけでもそうだし、だからこそ繰り返し聴ける録音作品というのは何度でも楽しめるわけで、好きなんですよね。

@junnovi:
やっぱりセイゲンオノはコムデギャルソンだけだったか!w


tpopsreryo第4位:「NUDE」

 詞・曲:杉林恭雄 編:くじら・清水靖晃・小野誠彦
(アルバム「Tamago」収録:1986年)

@tpopsreryo:
Qujilaベスト10:第4位「NUDE」(2nd「Tamago」収録)。これは全てのQujila楽曲の中でも最もシリアスな音づくり。SAXの暴力的なディレイやバスドラの重厚な響き、スゴく攻撃的。小野誠彦には悪いけど、これに関しては大川正義ミックスの方が断然前衛的で良いです。

@junnovi:
来たね「NUDE」。確かにこんなに激烈で鋭角な音楽を志向したことはないかも知れないね。この曲はライブでも良く歌ってるよ。いやがうえでも緊張度が高まるね。てかまたしてもギャルソンのセイゲンオノですかッ!?w

@tpopsreryo:
この曲はほんと音処理の乾き方がいいんですよね。そりゃ小野氏も全体的にはよい仕事をしていると思うし、好きなエンジニアの1人ですけど、この曲に関しては大川氏の方がシリアス感というか切迫した緊張感が出せていると思う。リマスターのボートラで比較できたからこそですね。

@junnovi:
確かにこの「NUDE」については、ボートラとの温度感っていうか緊張感が全然違ってたよね。私は杉林の歌詞がとても気になる曲なんだけど、彼にとって「NUDE」というか本番というのは、こんなに激烈でしのぎを削るような「戦い」なんだなぁって。そっかーって思いました。


junnovi第4位:「OPERA」

 詞:杉林恭雄 曲:杉林恭雄・楠 均・Q 編:Qujila
(12インチシングル「NEON」収録:1987年)

@junnovi:
Qujilaベスト第4位「OPERA」。
この曲はQujilaの楽曲の中でも特に緊張感のある曲で、そのタイトさがカッコイイ。サビに入ってから急にベースが動き出すところ、ギターが随所で不安を煽る効果音がなだれ込んでくるところなどは相当にスリリング。
更に楠のストレートに攻めてくるドラムも加わって、サスペンスばりにドラマチック。杉林の歌にも若い力が漲っており、魅力に溢れて実に素晴らしい。ここまで前傾姿勢の攻めの音楽であるにも拘らず、歌詞が全く以って意味を押し付けてこない所が何とも秀逸で素晴らしい。

@tpopsreryo:
なるほどこれか〜。少し意外でした。1曲だけわからなかったのよ。結構ハードなのを持ってくるんだなあとw あと3曲はもう読めたので、あとは順位だけだなあw

@junnovi:
いや、こんなに嘗てはと言うか最近までQujilaに硬質なものを求めてはいなかったんだけど、今回のリマスター3枚復刻で自分の中で変わってん。特に「MIX」の収穫はPINKの「RED&BLUE」の様に想定外の収穫があり、対して「Tamago』はガッカリしました。


tpopsreryo第3位:「KAPPA」

 詞・曲:杉林恭雄 編:くじら
(アルバム「PANORAMA」収録:1985年)

@tpopsreryo:
Qujilaベスト10:第3位「KAPPA」(1st「PANORAMA」収録)。ワタシにとってのQujilaはやはりコレなんですねw カッパの声とサンプリングボイスの奇妙なイントロとアングラ小屋のようないかがわしいメロディ。この得体の知れなさがこのグループの個性だったはず。名曲。

@junnovi:
あ~「KAPPA」かぁ~。でも見てセンセ、Qujilaをずっと聴いてるくせに「KAPPA」がBest20に入ってないねん。この曲のOPのAメロは結構に好きなんだけど、サビのところがどうしてもアカンねん。で、ライブでもサビは一緒に歌わんとアカンねんで。

@tpopsreryo:
アナタがベスト20に入れないだろうというのは予想できてるよw これは始まり方がTECHNOLOGY POPS提唱者としては入れないわけにはいかないのよw 確かにサビは安直な民謡旋律だけどね。そのあたりが3位にいる理由かな。でもワタシが真っ先にイメージする彼らはこの曲なのですよ。

@junnovi:
その「真っ先にイメージするのは」確かにこの曲ですよね、その通りです。その通りなんですよ、まったく・・・(涙)
耐え難いんです!・・・嗚呼言ってしまった。
つらすぎるわ・・・。そのとおりですセンセ。この曲を抜きにQujilaは語れないのです。名刺代わりみたいな曲です。でも私はちゃうんです。そういうのも含めて、ビジュアルも含めて「得体のしれない違和感」がQujilaやのも十分判ってるねん。でもアカンねんw


junnovi第3位:「キノコ」

 詞・曲:杉林恭雄 編:Qujila
(アルバム「MIX」収録:1988年)

@junnovi:
Qujilaベスト第3位「キノコ」。
音で食毒を表現するのって難しいと思うのだけれど、音色や構成で表現しようと試みて、できたところが素晴らしいじゃないですか。また歌詞のどこにも「毒」という語は出てこないけれど、明らかにこの曲には毒が仕込まれていて、そういう「しれっ」と仕込んでいるところもたまらないです。
コーラスワークもいちいち心に引っかかってたまらない。エントロピーが極大化していくのをキテレツなシンセで表現した果てに、「アーンアーンアーンアーン」と毒ガスが放出されるところなどは、ホンマに大好きやね。この曲はやっぱり「MIX」のテイクが素晴らしいやんな。楠のアグレッシブに攻めるドラムが、曲の後半で一層存在感を増してて、素晴らしいドライブ感で聴いているこっちの胸が躍るばかり。恐ろしい子!恐ろしい子!(←最高の賛辞w)

@tpopsreryo:
そりゃあの増殖する毒キノコを表現したようなデケデケシーケンスは、ヤプーズに平沢進が書いた「ヴィールス」の細菌拡散シーケンスに通じるものがあるしねw こういうシーケンスでおどろおどろしい情景を表現できるセンスを垣間見るのも楽しいですよね。

@junnovi:
お富さんがどうであれ、センセの言う「宿直」と言い、低く意地悪な「アロゥ」というコーラスとか、「○×○×マッシュルーム」(←なんて言ってるんだろ?)とかたまらんわ!


tpopsreryo第2位:「パノラマ」

 詞・曲:杉林恭雄 編:宮川泰
(アルバム「PANORAMA」収録:1985年)

@tpopsreryo:
Qujilaベスト10:第2位「パノラマ」(1st「PANORAMA」収録)。これはのどかな登山曲に見えて物凄く狂気な曲に聴こえるのです。ド派手なフルオーケストレーション歌謡で、さすがの宮川泰アレンジですが、ゲルニカの「夢の山獄地帯」を彷佛とさせるし、何より最後のヤッホーが怖いw

@junnovi:
ここで「パノラマ」かぁ~! ホントにセンセは許容範囲が広い。この曲もとっても陽気な顔をしてライブで今でも歌ってるよ。私はセンセの言う怖さは初期のQujilaの重要な個性だったと思うんだけど、この曲のハッピーな安定感の向こう側にもしっかり忍ばせてるよね。
センセの3位「KAPPA」といい2位の「パノラマ」といい、大半のファンは絶対に10曲の中に入れてくる筈なんだけど、そしてそれをQujilaも意図して作っているし、聴いてる方も分かって聴いているし。授受の構図ができてる。でもこれらを私は全く選ばない・・・。
だから私はライブに行っても、浮くのですよ!w

@tpopsreryo:
ただ大半のファンは彼らが今ライブでやるようなバージョンで音源を出してもそれを10曲に入れるのだろうと思うんですが、ワタシは「KAPPA」はあのサンプリングボイスがないとダメだし、「パノラマ」はオーケストレーションがないとダメなんです。アコギでごまかしたらもうダメw

@junnovi:
ライブでは楠氏と杉林氏が中心になって3人や4人全員で、生コーラスしてるよ。オーケストレーションはムリですわ。だってそんだけの人、呼べません!www

@tpopsreryo:
それじゃダメなんですよ。オーケストラ呼ばなきゃあの曲は成立しないし、最後に声を思いっきり変調させた狂気のヤッホー!がないと意味がないのです。あれはもう悪夢のような曲ですよ。怖くて眠れないほどのw

@junnovi:
そうなんやね、センセにとって「恐ろしい子!」とはこの曲のことだったんですね!w ゲラゲラ。確かに薄気味悪いよね~。

@tpopsreryo:
そしてKAPPAもカッパの声とサンプリングボイスのおどろおどろしさに、「なんかこっち来る〜ガクブル」っていう気持ち悪さが表現されて初めて成立する曲なので。ホラーですよホラー。あの2曲は。それであのルックスで歌われるんだから。子供も泣きわめくよw

@junnovi:
センセ、ここにきて本当の意味でQujilaの核心に触れてきましたね。そうですよ、このバンドの中核は、薄気味悪い違和感やんね。心に不協和音がざわざわする感じ。必ずしも心地よいものではない。そこまで踏み込むべきか悩んでたけど、核心はここにあるよ。ホントに。
危険とまでは言わないけれど、そういうのを音楽を通じて確実に醸し出そうとしてる。意図的に違和感を作り出してる。いくら平和な音を奏でても、罠やら毒やらが仕掛けられてる。だからQujilaの曲はどこか暗闇の夜のニオイがついて回るんです。パノラマはちゃうけどw
なのに私はその「毒気」を避けて上っ面の平和さだけを掬い取ろうとしてるリスナーです。もちろん聴き方にべき論は持ち込みたくないし、Qujilaもそういうことを求めてはいないと思うんだけど、彼らが意図してるのはそういう諧謔的な薄気味悪い違和感だと思うんです。


junnovi第1位タイ:「カラス」

 詞:杉林恭雄 曲:杉林恭雄・楠 均・Q 編:Qujila
(アルバム「MIX」収録:1988年)

@junnovi:
Qujilaベスト第1位タイ「カラス」。
言いたいことは先週のセンセとの「MIX」vs「花カラスNEON」バトルでも、また昨日のセンセ自身のコメントとでも書いてたけれど、私の中でのQujilaの代表曲2曲のうちの1曲に位置付けた理由には触れておかないとね。
この曲はまずPVに圧倒され、中には何にもない中空構造を知って横面を思いっきり叩かれ、遊び半分で口ずさんだ積み重ねが、今日の私のQujilaに対するあり方を形成したんですね。そのノスタルジックな時間の蓄積は他曲を凌駕するに充分だったわけです。松岡英明の時と同じ「ノスタルジー」がキーワードになってしまってます。過去のリアルな経験がモノを言ったわけです。
そしてこの曲は、柔らかな愛が全体を覆っているけれど、聴いている自分までその世界に素直に入っていける懐の深さと間口の広さを思いますね。
輪唱コーラスの輪の中には何度入っても楽しくて全く飽きないです。「KAPPA」や「パノラマ」のような、怖さを孕んだ奇異な異様さや毒気は穏やかになってる。でもどっかに忍ばせてそうで、気を抜くことは許されない部分も残ってる。

@tpopsreryo:
1位タイというのは・・・らしいねw この曲も美メロタイプで、その後の路線を暗示しているかもしれない曲ですね。コメントは昨日したのでそれを参照ということで。ということは1位はやっぱりアレでしたかw

@junnovi:
え?1位わかるセンセ? そうやねん、どうしても突出した1曲をという選び方ができなかったです。

@tpopsreryo:
多分「さ」がつくあの曲と予想してますw

@junnovi:
ば、バレたか~w


tpopsreryo第1位:「夕やけ」

 詞・曲:杉林恭雄 編:くじら
(アルバム「メロン」収録:1990年)

@tpopsreryo:
Qujilaベスト10:第1位「夕やけ」(5th「メロン」収録)。こういうタイプな曲が苦手なワタシでも、この曲が名曲だってことぐらいはわかりますよw 夏のギター祭。ペダルスティール、12弦ギター、ギターソロの音色が素晴らしい。ノスタルジックにそれでいてピースフル。1位に相応しい。

@junnovi:
ええっ!「夕やけ」ですか。一体何が1位なんだろうってずっと思ってたけど、スゴく意外です。やっぱり「パノラマ」であり「KAPPA」であり「NUDE」や「レインダンス」とかなんかなぁと思ったんだけど、全然違った! いや~驚いた。まずは驚いたことを書きます。
この曲は私はほぼスルーしてたんだけど、このアルバム「メロン」が、「ピース」をのけたとしてw、後半どんどんと透明度を高めていって、残照がどこまでも残ってやがて消えていくのを心地よく聴けるのを意識したことがなかった。いつもこの曲を聴いてから止めてたわ。
そしてまた聴こうっとと思うのでした。その清澄で期待に満ちた穏やかな余韻は、この「夕やけ」と「パレット」にあったってことやね。そして南下政策と拡大路線の真っただ中のアルバムなのに、この2曲だけは緯度の低さを余り感じさせないところもミソやね。そっかぁー。

@tpopsreryo:
80年代の過剰な電子サウンドと90年代のクラブ系テクノ〜ハウス全盛期の合間にあったデジアナな美メロソングのムーブメントって確かにあったと思うんですよ。ZABADAKも遊佐未森とか鈴木祥子とか高野寛とかあの周辺。その立ち位置としてもこの名曲は数えられると思うね。
「島の娘」以降のあの路線はワタシの興味からは外れていったわけなんですけど、行き着く先が「パレット」や「夕やけ」のような名曲を生み出してくれたのなら、良かったなあと思うわけです。報われたなあと。ドラゴンオーケストラは祭なので。

@junnovi:
分かるような気がする。この「夕やけ」の、息の長いソングライティングっぷりは、そういう気運の中から出てきたように思えるよ。

@tpopsreryo:
80年代はね、みんな面白い音を聴きたがっていたんだけど、90年代に入るとみんないいメロディを聴きたがっていたんですよね。だからそういうアーティストはそういう楽曲にシフトしていったと思うのです。渋谷系だってそんなニーズから生まれて来たと思っているのですよね。


junnovi第1位タイ:「賛美歌」

 詞・曲:杉林恭雄 編:くじら・清水靖晃・小野誠彦
(アルバム「Tamago」収録:1986年)

@junnovi:
Qujilaベスト第1位タイ「賛美歌」。
動物はもちろん植物や果物のニオイまでならともかく、怪物の寝息まで聞こえるような謎だらけの音空間。尤もらしいメロディのようで叶わぬ思いを爛熟の香りが立ち込めて、クラクラ眩暈が起きそうになります。こわい・・・。
土曜日の夜のシネマ通りには、一体何が起きるのだろうか・・・。
あと、サビの歌詞「裸の男の背に愛を告げる花たち、肌の香りが君を狂わす」がQujilaの数ある曲の中でも白眉のくだりであって、私がQujilaの世界の魅力を初めてしっかりととらえた部分。
また、このような歌詞が曲全体に散りばめられていて、今回のリマスターで一層生々しさが増して息が詰まりそうなところに、言葉の波が迫り来るんよね。何度聴いても飽きないです。ずっと好きで怖い曲です。それはオルゴールの音がどこかおとぎ話の世界の音のようで、明るく安らぎをもたらす天井の音のようにも思えるけれど、どこか怖いところがあるのと似ているかと。

@tpopsreryo:
アナタずーっとこの曲がリマスターで聴きたい聴きたいって言ってたから絶対これはベスト3には入ると踏んでたんですよ。確かに不思議な音の詰まったサウンドだし、ある種の怖さも包含していると思いますね。ただワタシにとってはあの南国メロディが苦手で・・w

@junnovi:
いいんです。大丈夫です。泣きませんw Qujilaファンがいくら集まっても、1位にこの曲を選ぶ人いないの、自分でも判ってる。この曲は、私の中で「カラス」と一緒でQujilaの名刺代わりのような曲なんですわ。だからこれも「ノスタルジー」。かなわないのです。

@tpopsreryo:
いやいや、自身のベスト1は心の中にあるものだから、それでいいんですよ。その受け取られ方の違いが音楽の面白さであり楽しさなんですよね〜。

@junnovi:
今回のリマスターで確実に肉迫感は増したんだけど、私が思う「賛美歌」の聖なるトーンが遠のいてしまった。「爛熟」「夜」「死」みたいなものばかりにフォーカスが当たったようで、残念なのです。肉迫して欲しいけど、神々しい遠さも欲しかったなと。無理やんねw

@tpopsreryo:
ああ、なるほど。受け取り方によってはそういう不満も出てくるというわけで。ここはやはりコムデギャルソン(略 まあそのあたりは聴いた時代性というのも加味されると思うしノスタルジーも含まれるから、大目に見てあげたいと思いますね。いわゆる思い出補正ってヤツでw

@junnovi:
そう、これは絶対ギャルソンのせいやわw あの人、何でも温度や湿度を上げたらええってもんちゃうのに(ってエラソーな私w)。ごった煮もいいんだけど、この曲についてはどこか静謐さや朴訥さも必要やと思います。でもそれも「思い出補正」なんやろねぇ~w

@tpopsreryo:
そう、ギャルソンのせいw 思い出補正はどの曲にでもあるし、これは逆らえない事実だから素直に受けとめないといけないですね。さあ、そろそろまとめ、といっても言いたいことは大体述べたのでそろそろ終わりたいと思いますが、いかがですか?


〜エンディング〜

@junnovi:
今日は結構ハイペースやなぁと思ったんだけど、コメントが長くなってしまったね。私はQujilaの核心について思い切って書いたので満足です。全うで予定調和型の音楽を彼らは指向してないってこと。
音楽的にいびつにゆがんでいて、どこか薄気味悪い違和感をリスナーに植え付けようとしてる。また見せ方についても万人に受け入れてもらおうなんていう腹はハナから無いという感じで。

@tpopsreryo:
そうですね、どこか薄気味悪い違和感、これに尽きるかもしれませんね。それは後期のアーシーでピースフルな音楽に移行しても微かに残っていたという。そしてリマスターは実はギャルソン氏こと小野誠彦が良くも悪くも仕事していたというw そんなところですかねw

@junnovi:
そ。薄気味悪さ。音楽的にもビジュアル的にも意識してたと思う。
てかやっぱりギャルソンの仕業ですかッ!?w そうやね、看過できませぬ~。ゲラゲラ。
いやはや連日ありがとうございました。ずっと懸案事項だったので、やっと果たせてとても嬉しいです。

@tpopsreryo:
いやいや1つのバンドの歴史を振り返ることができて有意義でしたよ。こういうランキング形式は意図はどうであれ楽しいので。いやはやありがとうございました。面白かったです。

では最後に本日のまとめです。

「Qujila」ベストソングカウントダウン10位〜1位 結果

     junnovi            tpopsreryo
第1位 「賛美歌」        「夕やけ」
     「カラス」
第2位              「パノラマ」
第3位 「キノコ」        「KAPPA」
第4位 「OPERA」          「NUDE」
第5位 「たまご」        「キノコ」
第6位 「ラジオ」        「ハート・ビート」
第7位 「サボテン」       「MONKEY」
第8位 「ナガラリバー」     「CRY BABY」
第9位 「悲しい光」       「RAIN」
第10位  「CRY BABY」       「パレット」

@junnovi:
ほほぅ。いや~時間かかりましたけど、中々センセとQujilaについてここまでガチで掘り下げたことがなかったので、楽しかったです。センセのランキングを改めてみて、また違った目というか耳で聴き直していきたいです。そしてくじらの核心を再確認したのも有意義でした。

@tpopsreryo:
まったく同じ順位というのが1つもなかったのも興味深いですねw 明らかにワタシより詳しいQujilaファンとガチに語り合うのには少々不安もありましたが、いろいろと勉強になりました。いやあ楽しかったです。また何かやりましょう。

@junnovi:
こちらこそありがとうございました。GRASS VALLEYが発売されると良いのにね~。心からそう思うよ。早く出ないかなぁ~。単発でもいいし、BOXでもいいし。そうしたら全曲やりましょう!!!

@tpopsreryo:
2日連続で密やかにやってまいりましたQujila BEST20 in EPIC period。これで一巻の終わりでございます。ありがとうございました!



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