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#おすすめ本
勝手に整数にしないでよね:『夫のちんぽが入らない』
※この作品には漫画版もありますが(漫画版も好きなのですが)このレビューは原作の小説について書いたものです。
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面白いものをカテゴライズする方法って無限にあると思うけど、私の考える一つは、「交響曲的か、非交響曲的か」。
交響曲にも色々あると思うけど、今日日本で人気の高い曲の多くは、計算されまくってカタルシス(多くは第4楽章)に向かってくものだと私は考えている。それぞれの楽章にも緩急
産んでも産まなくても大丈夫、どっちの人生にもあなたのしたいことが詰まっているから/『私、子ども欲しいかもしれない』レビュー
子供を持つ方針を執るか持たない方針を執るか考えることは、私にとっていつも苦痛でしかない。「産む」なら、絶対に越えなくちゃならないと思ってる山が2つあって、その山があまりにも大きくて、私を潰しにかかってくるからだ。
いろんなものに、「産むなら体力がある若いうちに!」と書かれている。私は既に生物学的には決して若くはないが、自分の実家で起きた様々な残念な出来事(ほとんどがお金があれば回避できたはずのこ
言葉なんか、覚えてよかったに決まってるだろう!:『ものすごい愛の ものすごい愛し方 ものすごい愛され方』
昔から2ちゃんの嫁大好き&旦那大好きスレが好きだった。(読んだことがない方のために説明すると、パートナーのかわいかった発言や嬉しかった行動を報告しあっている、ほっこりするスレッドである)
ずっと同じ人が好きってすごいな、奇跡だな、と思っていて、私もそこにたどり着きたくて、いろんな事例を集めたくなる。
不幸の話は不幸の話で、刺激が多くてたしかに面白いんだけど、疲れてるとき読むとやられちゃう。疲れ
「パートナーはただ一人」を疑ってみて見えたこと:わたし、恋人が2人います
前から、結婚について思うことがあった。「好きな人が、世界の中でただ一人私だけを選んでくれるって、そんな嬉しいことないなと思うけど、」
「それを受け入れたら、『恋が始まる!』っていう、あのモゾモゾした温かい気持ちはもう永遠に悪者になっちゃって、封印すべきものになっちゃうの?」
「新しく出会った素敵な人に触ってみたいって思う素直な気持ちも、許されなくなっちゃうの?」
結婚は、してみたい。
苗字を
本は友人、そしてサーフボード:出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと
『出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと』を読んだ。すぐ読み終えた。めちゃめちゃ面白くてめちゃめちゃ勇気が出た。久しぶりに、人生に前向きになれた。元気を出すためにすることは、たくさん寝ることでも高級スーパーに行くことでもなかった。この本を読むことだった。
まずは手短にあらすじ。
・著者は花田菜々子さん。
ヴィレッジヴァンガードの店長を12年してい