いつまでも若々しいままでいるために
社内研修を受講した時のこと。
冒頭の自己紹介で「最近うれしかったこと」を発表するというお題があった。
もう本当に最近は仕事しかしてない日々で、「ウレシカッタコトッテ ナンデスカ ナンデシタッケ アリマシタッケ」と棒読みでわが脳みそに指令を出すわたし。
絞り出したのは結局仕事の話で、まぁ仕事でも全然いいんだけどさ、無理やりウレシカッタコトにしたムリやり感をぬぐえず、ちょっとした敗北感を味わった。
(正直、ほかの受講者たちも似たり寄ったりだった)
ちょうどその研修の1週間後、一回りくらい年下の社員が集う昇格者研修にオブザーブ参加し、そこでもまったく同じお題が出たのだけど、なんというか圧倒的な若さを感じた。
「結婚して改姓してから、苗字の画数が減ったこと」
「気になるけど入りづらいお店に勇気を出して入ってみたらアタリだったこと」
「実家の猫ちゃんと久しぶりに遊んだこと」
なんていうかさ、非日常の大きなイベントごとでなく、たわいもない日常を愛でるみたいな感覚がさ、いいねぇ、かわいいねぇ、それをうれしいときりとってみせる感性がまぶしいねぇって思っちゃったんだよね。
と、ここまで綴っていて思い出したけど、5年ほど前、2周り年上のおじさまとお話していたときに、「いいねぇ、そういうことで怒ったりへこんだりうれしくなったりする感受性がうらやましい」と言われたことがあった。
言われたときは「おっさん、バカにしてるんか?」と内心むっとしたけど、そういうことねって、いまやっと言葉の意味をかみしめています。
若いままでいる秘訣。
日常にひそむささいな物事に心が動き、感激すること。そんなことも一つの要素なんでないかな。
あなたが、最近心が動いたことはなんですか?
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