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今日の環境分析 8/10

【ドル円】→105.500割れからの戻し

●環境
今週は8/6に付けた105.500付近の安値と、同じく8/6に付けた107.000付近の高値レンジとなりました。
8/8に105.500に安値割れに挑戦しましたが下抜けはせず反発、8/9に再トライして下抜けはしましたが、買いが入る形で反発しました。
前回上位足ではトレンドライン下抜けからの105.000・年初来安値・2018年の安値付近が注目ポイントとなると書きましたが、来週に向けても同様という認識です。

●今後のプラン(ショート目線)
8/9に直近の安値を下抜けたこともあり、トレンドとしては安値更新を続けている状況ですが、すぐ下に105.000・年初来安値・2018年の安値があることから、買いも出てきそうな状況。なので、①のように週明けから素直にショートというよりも、②のようにいったん戻しを待って、105.000付近までの値幅を取る戦略の方がいい気がしますが・・
(当然、損切り注文が下に溜まりやすい状況でもあり、いったん抜けたら価格が動きやすいポイントでもあるので、注意しておきます)

●今後のプラン(ロング目線)
安値の更新が続いていることもあり、来週もある程度ズルズルと下げていきそうなので、①のように安値を更新した後、ネックラインを抜けるような形で動けば、107.000付近までの値幅での上昇も考えられます。
一方、②のように8/9に付けた安値がダマシになるような形で推移するケースも想定はできます。その場合は「どこで攻防が転換するのか」を見ていきたいと思います。

●相関
週明けからドル↑で推移していますが、円の動きが比較的乏しいので、ドル円が動きづらくなっています。

●注文
新しく追加しました。オアンダのオーダーブックです。左下105.000の赤丸はロング勢の損切注文に注目しています。週明けの早朝などよく狙われるので、注意しておく必要があります。

【ユーロドル】→持ち合い継続

●環境
8/1から8/6にかけて急反発したユーロドルですが、今週は8/6の高値と安値の間で1.12000を上下するようにレンジになりました。
ただ、そのレンジ内で高値と安値がどちらも切り上げ・切り下げしてきており、来週にかけて方向感が出る可能性があります
注目ポイントとして、上は8/6の高値1.12500下は8/1-8/6の半値戻しである1.11400付近や、61.8%戻しと4月の安値が重なる1.11300から1.11000付近を下抜けてくるようであれば、動きが出そうです。

●今後のプラン(ショート目線)
目線としては①オーソドックスに持ち合いを下抜けてくるか②上抜けがダマシになり、1.12500付近でダブルトップを形成して落ちていく、の2つが考えられます。いずれにしても、持ち合いをどのようにして抜けていくのかという点とその勢いがどこまで続くかに注目しています。しかし、中期的には上昇トレンドの押し目として買いが入ってくる可能性があるので、どちらのケースでも、8/1-8/6の半値もしくは61.8%付近までの値幅を考えています。

●今後のプラン(ロング目線)
ショート目線と同様、第一に持ち合いをどのように抜けるのかに注目する必要があります。①のように持ち合いを下抜けた場合でも、8/1-8/6の半値付近でダブルボトムなど明確な形状があれば、1.12500付近までの値幅で買っていきやすいかなと考えています。
②のように素直に持ち合いを上抜けるパターンでは、一見買っていきやすいようにも見えますが、1.12500付近でのダブルトップになることも多々あるので、注意おきたいポイントです。

●相関
先週の後半にかけてドルとユーロほとんど同じ方向に動いています。このようなケースではチャートに動きが出づらい状況です。

●注文
注目すべきポイントとしては①1.12000を境に±100pips付近で損切注文が固まっているため、ロングとショートが同じくらいのボリュームで参加しており、値動きがこう着しやすくなっていることと、1.10000に突出してロングの損切があるので、ここは狙われやすい。という2点でしょうか。

【ポンドドル】→安値下抜け

●環境
今週は7/31-8/1で作ったレンジをどちらに抜けるかがポイントでしたが、金曜まで持ち合い、最終的に1.2100を下抜けました。これによって7/24から続く中期的なトレンドも継続していますが、真下に大きな節目である1.2000があり、ここに達した後にどのような動きになるのかに注目する必要がありそうです。

●今後のプラン(ショート目線)
トレンド自体継続していますし①のように、1.2000の節目を素直に下抜けていくパターンも想定できます。その場合、1.2000付近に置かれた損切を狙った動きになるため、短期的な手じまいを前提に動いていきたいです。
②のように週明けに買われる動きになった場合、ショート勢の損切を狙った動きになりやすいので、無理に売り向かわず、いったん1.2200や7/31の高値付近まで戻すのを待ちたいと思います。

●今後のプラン(ロング目線)
中期的に下落トレンドが継続しているので、ロングで入る場合は反転のパターンが明確になるまでは「待ち」の状況だと思います。特に1.2000付近などは安易にロングするとかなり下まで持っていかれる可能性もあるので、①のようにダブルボトム形成からの押しを作って反転、といったパターンを見ていく必要がありそうです。
また、②のように週明けに戻しが入って1.21000より上で推移するような場合は、1.2200や8/1の高値付近に入っているショート勢の損切(もしくは利確)注文を巻き込んだ上昇を狙えると考えています。

●相関
ドルは→ですが、先週末にかけてポンド↓の動きが加速しています。来週もこの動きが継続していくのかに注目したいと思います。

●注文
右のグラフ、赤色で囲った箇所を見ると、1.2200-1.2100あたりでロングしている人が結構多い感じです。この人たちは今含み損になっているので、左の図に赤色で囲った箇所、1.2000(もしくはその少し上)あたりが損切ポイントとして明確な節目であるため、決済注文が集中している状況です。
当然、こうしたポイントは狙われるので、プランとしてショート・ロングどちらを選択するとしても、1.2000を狙った後の動きに注目しておく必要があります。

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