冬の日本海をノープランで。

2泊3日で、冬の北陸を、穏やかに旅行してきました。下調べもあまりせず、気の赴くままに、普通列車を乗り継いで。

主な目的

・富山の朝食が美味しいホテルを探りたい
・富山地方鉄道20020形(元西武鉄道「ニューレッドアロー」)
・新潟・上越方面への興味
(なぜかJALの羽田小松の航空券を使う必要があった)

1日目:旅の始まりは羽田から

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新型コロナウイルスの影響で(あてもなく)抑えていた沖縄/那覇発小松行きが欠航し、東京/羽田経由になり、沖縄での所用を済ませた後、東京で宿泊し、翌日昼の便でのんびり小松へ。この日は減便されていて、朝7時の次の便が午後1時。減便された後に需要が戻ってきた結果、737-800型機はほぼ満席…なのにバス搭乗。これ以上は語るまい。

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小松空港に着いたら、バスで小松駅へ。manacaエリア(広義)で、空港の券売機はICカード対応。車内は現金のみ。

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小松駅からSuicaで普通電車で金沢へ。金沢では無性にチャンカレが食べたくなって食べる。腹ごしらえをしたら、IRいしかわ鉄道〜あいの風とやま鉄道で富山へ。

富山では、「朝食がうまい」と小耳に挟んだ富山地鉄ホテルへ。札幌や函館といった豪華に豪華を重ねたバイキング…みたいな期待はしてないけれど、どんなものか楽しみ。

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この日は寝不足で移動していたので、ホテルに籠もって就寝。

2日目:ニューレッドアローに乗れるかな?

富山地鉄ホテルでのんびり朝食を。地元の食べ物が多々あり、食べてみるとどれも美味しい。

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個人的に一番美味だったのは鰤大根。作り置きで冷たいまま提供されるが、鰤が柔らかく、よく味が染みていて最高だった。

鱒の寿しや、昆布巻かまぼこなど、ちょっと癖はあるけれど、富山らしい料理を満喫した。

のんびりチェックアウトしたら、富山地鉄を乗り回すことに。何を隠そう、富山地鉄ホテルは、地元の鉄道会社である富山地方鉄道が運営していて、富山地方鉄道の富山駅に直結している。客室から列車は見えず、特に列車の音がうるさいということもないので、鉄道駅の真上であることは意識しなかったが。

今回の旅行はいくらか目的を設定していたのだけど、その1つは西武鉄道から譲渡された特急用車両「ニューレッドアロー」に富山地方鉄道で乗ること。

ただ、訪れた日は平日で、平日ダイヤでは、ニューレッドアローこと20020形で運行されるダイヤは固定されていないので、「まあ乗れればいいかな」程度の気持ちで富山地方鉄道のフリーきっぷを購入。

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そもそもあまり富山地方鉄道に乗車したことがなかったので、20020形にこだわるつもりもなく、最初は筆者が学生時代に通学で使用していた元東急8590系、17480形に乗車。

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そのあとは、元京阪3000系の車両も乗り継ぎながらぼんやり電車に揺られる。

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電鉄富山駅に再び戻ってきた段階で、奇跡的に20020形が入線してきて、ノルマクリア成功。

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大手私鉄より線路の整備状況が良いとは言えない富山地方鉄道では、特急用のバケットシートの20020形が一番乗っていて楽だなあという感想(でももう少し安定して走るといいなと思うところも)。

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この日は、富山から直江津まで移動するつもりであったため、残った時間で乗ったことがなかった富山ライトレールへ。

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今は富山地方鉄道「富山港線」として運行していて、市内線と直通しているのが特徴。専用軌道では、低床電車らしからぬスピード感に驚かされた。

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だんだん天気が下り坂であったため、富山からあいの風とやま鉄道とえちごトキめき鉄道を乗り継いで直江津で投宿。予約やアクセスなど勘案して「
ホテル・アルファ-ワン上越」に。

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直江津では、自治体の割引「上越市宿泊割引キャンペーン」を適用して安価に宿泊。

3日目:はじめての街、上越

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あいにくの天気であったけれど、今日は上越市内を堪能して東京に戻るつもりだった。まずはホテルの朝食。地元料理が並ぶのが嬉しい。

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手始めに駅前にある市立図書館で資料を色々見た後、良品計画と自治体が街づくりで連携した「無印良品 直江津」に。

品揃えは、ほとんど普通の無印良品と同じだけれど、直江津の文字が入ったトートバッグがあったり、地元の農産品などが販売されていたりなどが特徴かと。

また、無印良品がてがける食堂では、地元の食材や料理を活かした、多彩なメニューが提供されており、「とん汁ラーメン」をチョイス。

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お隣妙高市の名店「とん汁の店たちばな」の監修のとん汁が気軽に味わえるのは嬉しい。ただ、欲を言えば、直球勝負のとん汁定食が食べたかったが、これは実際に店舗に行って食べろ、ということか…

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おなじ食堂内にあったジェラート店の本店で、直江津らしい素材のジェラートで旅を〆ることに。「生落花生」「さつまいも」「杏仁いちご」をチョイス。

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帰路はトクだ値で上越妙高から東京に。

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車内では、「鱈めし」をいただくことに。話には聞いていたけれど、やっぱり美味しい。筆者はお酒は飲まないけれど、日本酒に合いそうなおつまみよりの味。ソフドリでも美味しい。

というわけで、東京に帰ってきた、北陸ノープランの旅だった。鉄道をメインに、のんびり揺られる旅もたのしい。

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