見出し画像

群馬・新潟の旅、富岡から越後湯沢へ!

群馬県が誇る日本の世界遺産、「富岡製糸場と絹産業遺産群」。今回の旅ではその中心地である富岡製糸場を訪れるとともに、その足で新潟県南端に位置する温泉地・越後湯沢へ行ってきました。

弊社・トライシージャパンでは、Go To トラベルキャンペーンなどの実態を調査する目的で、全勤務者を対象に、今年も2万円を上限とした国内旅行に対して補助を行いました。本記事はレポートとして掲載するものです。なお本旅行は、緊急事態宣言期間中に実施したものではありません。

スクリーンショット 2022-01-05 13.23.27

都内から電車を乗り継ぐこと小一時間、出発点である群馬県高崎市に到着しました。高崎駅では早速ぐんまちゃんがお出迎え。思ったより体色が濃いような気がしますが、今度アニメが放送されるそうです。果たしてどんな内容なのでしょうか。

まず訪れたのは高崎市美術館。駅から徒歩3分、交差点の角に位置するアクセスのしやすい市営の施設です。常設展というよりは企画展がメインの美術館のようで、訪れた際には福岡出身の画家である高島野十郎の作品展覧会が開催されていました。なお、この日はたまたま「県民の日」にあたっていたため、入場料はかかりませんでした。

スクリーンショット 2022-01-05 13.23.58

館内には高崎の文化振興に大きく寄与した井上房一の旧邸宅が併設されており、帰り際に立ち寄ることができます。内部を見学することも可能で、ガイドの方が家具などの特徴や部屋の機能を解説してくれました。庭を望む部屋からは紅葉がとても綺麗に見えるそうです。この時点ではまだ緑一色!という感じだったので、高崎の秋はやや遅めなのかもしれません。ここまで回って所要時間は約40分ほど。駆け足で回ればものの10分で終わるかもしれませんが、展示は5部屋、3階部分まであるので、じっくり見たい方は1時間程度を見込んでおいたほうが良いかと思います。

昼食後は高崎駅から上信電鉄でメインの目的地、富岡製糸場のある上州富岡駅へ。周辺には「世界遺産」を強調するバナーがあちこちに貼られ、観光案内の地図や周辺の散策ガイドも充実していました。ノープランで来ても大丈夫そうなくらいです。

スクリーンショット 2022-01-05 13.24.22

今回は上州富岡までの往復切符ではなく、1日乗り放題のワンデーパスを購入しました。というのも、こちらの方がちょっとだけ安かったからです。また、窓口では富岡製糸場の入場券とセットになった切符も販売されており、こちらは別途割引がきく学生や65歳以上の方、団体旅行者などを除けば現地で買うよりもお得な値段となっています。

スクリーンショット 2022-01-05 13.24.51

上州富岡駅に到着。ここから富岡製糸場までの道のりは至って単純なのですが、大きな看板などがそんなにないので意外とわかりにくかったりします。また、徒歩で行くとそこそこ時間がかかるので、あまり歩きたくない人、時間のない人は定期的に走っているバスを利用するのが良いでしょう。

通りを抜けると、教科書などで幾度となくお目にかかった風景が現れました。入り口に向かって左手に窓口があるのでそちらでチケットを購入。いよいよ中に入っていきます。

スクリーンショット 2022-01-05 13.25.17

入り口の東置繭所。この左手には女工館をはじめいくつかの建物があるため、まずはゲートをくぐらずに左折したほうが効率よく回れます。

スクリーンショット 2022-01-05 13.25.41

西置繭所。内部には東側同様たくさんの展示がありますが、こちらは写真撮影禁止のセクションがあるので注意。ポイントごとに係員の方が立っていて、順路と見所を教えてくれます。

スクリーンショット 2022-01-05 13.26.03

繰糸場。設置してあるのは昭和41年以降に導入された自動繰糸機ですが、創立当初に使われていたフランス製機の復元展示もあります。

富岡製糸場はとにかく見た目がスゴい!荘厳!といった世界遺産にありがちなタイプではなく、その歴史的意義がより重要な場所です。そのため、「なんで世界遺産に登録されるほどスゴイのか」を少しでも知ってから行くだけでずいぶん違うような気がします(入り口に置いてあるパンプレットの裏側にも書いてありました!)。ただ、内部の展示が非常に充実していることもあって、前提知識があまりなくても特に問題はなさそうでした。詳しい説明を聞きたい人向けの個人ガイドに申し込むこともできたようなのですが、時間の関係で今回は単独見学。途中でガイドさんに連れられた社会科見学中の小学生をたくさん見かけました。ここまで見学に来られる学校は羨ましいですね〜。

また、上州富岡駅前には富岡製糸場をはじめ遺産に含まれる各スポットの案内を行なっている施設 「世界を変える生糸の力」研究所があり、製糸場などを訪れる前に立ち寄ると理解が深まります。なお、この建物にはトイレがありません!用を足したい方は隣の施設もしくは駅前の公衆トイレを利用しましょう。

ここからは再び高崎に戻り、上越新幹線で越後湯沢に向かいます。

スクリーンショット 2022-01-05 13.26.28

県境の長いトンネルを抜け、越後湯沢駅に到着。高崎市内と比べるとかなり肌寒く、風が冷たく感じます。さすがは雪国。

スクリーンショット 2022-01-05 13.27.00

宿泊先からの眺め。湯沢市街が一望できるロケーションです。

翌日は朝から湯沢高原へ。ロープウェイに乗って山頂を目指します。

スクリーンショット 2022-01-05 13.27.21

歴史ある施設ですが内装はかなりモダン。冬場はスキー客で賑わう場所でもあります。

スクリーンショット 2022-01-05 13.27.45

天気はあいにくの曇天で、時折雨がぱらついていました。ただ、この辺りは天気が非常に変わりやすいので、少し待っていれば止むことも多いそう。実際、ロープウェイに乗るまでに20分ほど降り続いていた雨は、下車した時にはすでにあがっていました。

山頂駅周辺からはハイキングコースや高山植物園といったスポットに向かうことができます。また、駅前からはミニバスが出ているのですが、行き先はなんと200メートルほど先の地点。高原を周遊してくれるわけではないので、無理に乗る必要はありません。気合いで歩いても良いでしょう。バスの終点付近からはリフトに乗ることができ、高山植物園「アルプの里」へ直接行くことができます。

スクリーンショット 2022-01-05 13.28.18

湯沢高原では紅葉が見頃を迎えており、油絵で描いたかのような美しい景色を堪能することができます。植物園にはこぢんまりとした池があり、水面に映る色づいた山々がとても綺麗でした。

スクリーンショット 2022-01-05 13.28.54

これから始まる本格的な冬のシーズン。ゲレンデにはまだ草が生い茂っていましたが、あと1、2か月もすれば雪に覆われるのでしょう。

スクリーンショット 2022-01-05 13.29.16

湯沢高原といえばウィンタースポーツのイメージでしたが、秋に訪れるのもオススメです!

帰りは越後湯沢駅でお土産を選定。駅の構内には物産展だけではなくカフェ、レストランや温泉などのさまざまな施設があり、ここだけで楽しむことも十分に可能です。

スクリーンショット 2022-01-05 13.30.14

JR上越線に乗車。在来線の越後湯沢駅ではICカードが使用できないため、あらかじめ切符を購入しておく必要があります。

今回の旅は一泊二日と短めの日程でしたが、上信電鉄および越後湯沢周辺の上越線沿線には他にもさまざまな観光地があります。いつかまた、もう少し時間に余裕を持って訪れてみたいですね!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?