現代美術の「わからなさ」について
2019年の年末に、現代アートチーム目[mé]による「非常にはっきりとわからない」展が千葉市美術館にて開催された[1,2]。
この展覧会は私にとって文字通り、非常にはっきりとわからない体験であった。何がわかったのか、何がわからないのかさえモヤモヤとしたまま、会場を後にした。
アートと呼ばれている(少なくとも美術館で個展を開催できる)目[mé]の作品を体感し、結果として私は「わからなかった」。しかしながら、ここで書き留めておきたいのは、私はわからなかったにも関わらず何かを持