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自覚する:7つの習慣からの学び(4)

今日は「自覚」について。

学び:自覚は、自らの人格形成・人としての成長に関して、自由意志をもつための重要なステップである

じっくり考えたことはありませんでしたが、「自覚」とは自分の考えそのものについて考える能力であり、人間にかできないことである、と本書にあります。

本当に人間にしかできないかはわかりませんが、確かに特殊な能力のように思えます。

自分自身が自分のことをどう見ているか、そして他人をどう見ているかを理解しなければ、他人が自分のことをどうみているか、あるいは世界をどう見ているを理解することはできない。単にそれは無意識に自らのパラダイムを通して彼らの行動を解釈し、自分は客観的だと思い込んでいるにすぎない。

この文章は結構衝撃的でした。つまり、自覚を経ることなくして、客観的立場をとることができないということです。自分の地図が正しい地図(渋谷の地図なのか)かを見定めないまま、新宿を眺めていても正しい道は見つけられない、ということですね。たまたま渋谷の地図を手にしているかもしれませんが、そうであっても、「これは渋谷の地図だ」と認識、すなわち自覚することが大切、ということと理解をしました。

そして、自覚はさらに、外部からの刺激(=>環境要因と理解)に対してする反応(つまり行動)の間に「選択の自由」をもたらす重要な役割を果たしていると述べています。

これは、遺伝子要因、心理学的要因、環境的要因に基づく決定論に対する大きなアンチテーゼです。

つまり、刺激に対して反応する、本書の事例では「パブロフの条件反射」的な世界観と人間の人格形成は大きく異なり、自覚(厳密には、自覚を含めた4つのチカラ)を経て、自由意志に基づき(正しく)選択ができる、というものです。

自分のがどのような「自己パラダイム」を有しているのか、それが世界をどのように見せているのか、と理解する、すなわち自覚することが、自由選択にいたる最初の大きな一歩となります。

本書では、ビクター・フランクルという方の体験が記載されてますが、自分のコトバで表現できるほど、その事例を咀嚼できていないので、続きはまた書きたいと思います。

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