イラストの魅せ方についての思考

画像の美的配置における右寄りの偏好̶ 視覚的注意と刺激の操作性の効果̶

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjske/13/1/13_63/_pdf

上記論文では、配置における美的感覚の研究です。
結論では以下のように述べられています。

"空間的注意に関わる要因について検討した実験1では,注意の向く位置が美的評価の高い重心の位置と強く関連していること,すなわち,注意の向く位置に画像の重心が近ければ近いほど美的評価が高くなることが示された.注意が向き易い位置付近に画像の重み,すなわち,その画像の最も重要なモティーフが描かれていれば,その画像主題の検出が容易になることで画像内容の理解が促進されるため,特に美的に感じられるものと考えられる.また,注意を向けると処理が促進されるので,知覚的流暢性の誤帰属の結果として美的印象が強まることも考えられる.知覚的流暢性の誤帰属説[21]とは, 知覚レベルの処理の促進によって生じた親近性が,刺激自体への好意的反応として誤帰属されることを指す."

実験では単純な円や、具象性を加味して実験を行っています。
結論では、画像全体の重心に、最も重要なモチーフが描かれていれば知覚的流暢性の誤帰属も相まって、より画像が美的に感じられるとなっています。

応用を考える

これをイラスト、1枚絵に限らずコンセプトアートやキャラクターデザイン性に応用すれば、「全体の重心に最も重要なモチーフを置く(キャラクター・建造物など)」を意識すればより良いイラストになるのではないかと考えられます。
もちろん、構図の比率(三分割法など)も合わせれば、より高い効果が望めるのではないかとも、考えることが出来ます。


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