高橋ユカ

Curating for critical learnings & colle…

高橋ユカ

Curating for critical learnings & collective dialogues | 多元的世界における態度や身振りを文化的プログラムを通して思索 | MA Curating Contemporary Design 🇬🇧

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ドクメンタ 15が映し出す新時代のキュレーター像とデザインキュレーションへの応用可能性

2022年6月18日〜9月25日の100日間、ドイツはカッセルで開催されたドクメンタ15 。芸術監督に選出されたインドネシアのアート・コレクティブ、ルアンルパは2020年からコアメンバー2名をカッセルに送り、地域の学生・住人・作家らを巻き込みながら芸術祭開催に向けたエコシステムを形成し始めた。「それはドクメンタの歴史においてかつて存在しなかった異例の試みであり、芸術祭一般としても非常に珍しい取り組みである」と文化批評家のコルブが評する通り、彼ら・彼女らのドクメンタ 15におけ

    • #1 デザインをキュレーションするということ:コンテンポラリーキュレーションとは何か?(前半)

      「ロンドンの大学院でなに勉強したの?」 「コンテンポラリーデザインのキュレーション。」 「それってなに?」 「・・・」 昨年10月修士課程を終了し日本に帰ってきてから2ヶ月。この質問にうまく答えられない自分がもどかしい。そもそもキュレーションの意味自体が広義かつ変わり続けている上に、それに加えてデザインの定義までもが果てしなく拡大し続けている今「コンテンポラリーデザインをキュレーションするということについて」挨拶程度に交わされる会話の中で説明するのは至難の技だ、と思う

    ドクメンタ 15が映し出す新時代のキュレーター像とデザインキュレーションへの応用可能性

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