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Transitioning:自分自身でも何やってるのか、よくわからない時のサバイバルガイド

私は今年の3月いっぱいで日本の大学を卒業してからずっと夢だった仕事、パリの大手広告代理店でのStrategic Plannerの仕事を辞めた。

会社があるのはあのシャンゼリゼ通り。屋上からはモンマルトルの丘もノートルダム聖堂も見渡せる。自宅はエッフェル塔から徒歩2分。毎日の通勤はセーヌ川をバスで左岸から右岸に渡り15分。あからさまな好条件で、パリジェンヌライフを満喫できる環境。

でも、働きはじめて半年もしない頃に、自分の中では絶対の「合ってない感と、幸せじゃない感」が日々募っていった。人間や社会に対してプラスに機能しない商品やブランドを輝かせるために、グローバルな競争環境で心をすり減らし、長時間労働をすることが心底いやになったからだ。

ビジネス英語は話せる、でもネイティブじゃない。フランス語は初級レベルで、ラテンな外向性な強靭なメンタルもない。日本人的な真面目さと絶対の負けず嫌いな性格で、どんなプロジェクトも、誰よりも準備や努力と工夫を重ねることで成功させてきた。

頑張ればできる。そういう実感はある。だけど、超競争社会のグローバル企業で外国人として頑張り続けることは、短距離走を全力ダッシュし続けている感じだ。もうちょっと自分のペースだけを保って、長距離走を走り続けていきたい感じがしてきていた。

そんなモヤモヤな気持ちを抱えていたところ、ありがたいお話を頂いた。日本に住んでいた頃に働かせていただいていたHEAPSやNEUTというデジタルメディアの出資会社の方から、フリーランスマーケティングコンサルタントとして、東京とパリで1年働いてみないかとのお誘いを頂いたのだ。

ということで前置き長くなりましたが、現在私はフリーランスで、パリから東京の企業に対してリモートで働いている。だけどフリーランスはあくまで仮の職業だ。

私はこの1年間で、今まで積み上げてきた「マーケティングの専門家」とい仕事でクライアントのために成果をお届けるする仕事をしながら、同時にフリーランスになることで生まれた心の余裕と時間を使って「自分のペースでゆっくりと長距離走をするための”何か”」を探ろうとしている。

この「自分が何をやっているのかよくわからないけど、とにかく色々なことを試したり、考えたりすることで”何か”を見つける人生のフェーズ」を、私はTransitioning(トランジショ二ング)と呼ぶことにする。

多分、ミレニアル世代。特に30代に差しかかろうとしている人にはあるあるなフェーズだと思う。

20代前半にとにかく何者かになりたくて必死で働いて、ある程度の専門知識を持ち合わせてたけれど、何かこのタイミングで自分の人生の在り方を見つめ直しながら、仕事を選び直したい、または創りたい人。

Midlife crisis(45-64歳の中年の方が、アイデンティティーや人生の意味を失ったり、自信喪失に陥ること)では年齢的にないにしろ、この20代後半の時期に人生をデザインし直すことができれば、このよくわからない時代においていつでも何回でも「自分でも何やってるのかよくわからない時期」を自信を持って突き進み、人生をアップデートし直せると個人的に思っています。

ということで、このTransitioningを行なって数ヶ月経った私の経験をみなさんにシェアさせて頂きたく、このNoteのシリーズを始めることにしました。

私自身も「自分が今何をやっているのか」よくわかっていないので、「こうすると絶対いい!」みたいな回答はありませんが、私が実践してみた考え方、プロジェクトやライフスタイルなど、このよくわからない人生のフェーズを乗り切るために役立つと思われる方法を共有していきます。

ポジティブがいいとか、動き続けることが大事とか、頑張ればなんとかなるとか。そういうアクティブな性格や人生が肯定される世の中で、内省し自分の心の動きを敏感に読み取るナイーブなマインドセットを持つことで、自分だけの「長距離走の方向性」を導き出していきたいと思っています。

よろしくお願いします。

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ゆか - Humanity Centered Thi...

Humanity cultivator 💪 フリーランスの人類中心ストラテジスト。人間らしい倫理観と道徳観が個人・ビジネス・社会・環境レベルで宿る生き方を探り、発信し、プロジェクトやお仕事で形にしています。🇺🇸→🇸🇪→今は🇫🇷と🇯🇵をいったりきたり。
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