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第6章 銀河と宇宙 62,63

天文宇宙検定1級公式参考書極・宇宙を解く-現代天文学演習」を読んで、わからない用語や整理したい内容をまとめています。
ど素人がまとめていますので、誤り等指摘いただけると嬉しいです。

系外惑星の発見

太陽系外の惑星のことを系外惑星と総称する。
1940年代から探査が行われ、観測技術の発達した1980年代初頭に本格化した。
1990年代初めに「系外惑星はない」とあるチームが結論付けたが、1995年にジュネーブ天文台がペガスス座51番星に巨大な惑星があることを突き止めた。

系外惑星の探査方法

視線速度法(ドップラー法)

恒星の周りを惑星が公転すると、惑星の公転運動に伴い、主星も共通重心の周りでごくわずかに周期運動する。
その結果、主星から放射される光はドップラー効果によりスペクトルがわずかに変化する。

トランジット法

系外惑星の軌道傾斜角が大きく、公転面方向から観測している場合、系外惑星が主星の前を横切ることがある。
その際、主星の明るさがわずかに減少する。
ケプラー宇宙望遠鏡が観測を始めてからトランジット法による観測は飛躍的に増加し、12019年8月時点で候補も含めると5000個ほどの系外惑星が見つかっている。

光行差

宇宙船が動いている時に見た天体の方向は、静止している時に比べ進行方向にずれて見える(光行差
これは真上から降っている雨が、あるている場合、斜め前方から降っているように見えるのと非常によく似ている。

宇宙船が静止している時に$${\theta_0}$$方向に見えた天体が、速度$${v}$$で航行している時、$${\theta}$$方向に見えていたとすると、

$${\cos\theta = \frac{\cos\theta_0 + v / c}{1 + (v / c)\cos\theta_0}}$$

と表される($${c}$$は光速)

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