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【番外編】IELTS反省会【初めてのIELTS】

○初めてIELTSを受けました

皆さんご存知の通り、海外の大学に留学するには英語の検定を受ける必要があります。日本でよく知られるのはTOEICや英検ですが、これらは海外では使用できない場合が多いです。

事実、ほとんどのドイツの大学のTOEICが使用できません。正確な理由はわかりませんが、WritingとSpeakingのテストがないこと、今までカンニングなどの不正があった (TOEIC、TOEFLでは昔ありました) からだと推測されています。

IELTSの場合、スコアのボーダーはどの大学も6.5以上です。TOEICのスコアに換算すると820~870点英検だと準1級~1級レベルです。一昨年僕がTOEICを受けたときのスコアが760点でしたので、あながち無理なスコアではなさそうです。

また、IELTSの試験は他のどのテストよりも厳重でした。申請だけでも細かい個人情報、パスポートのコピー等などが必要で、当日も荷物は鉛筆・消しゴム・水・パスポートのみしか持ち込めず、指紋や顔写真もとりました。だからこそ世界の大学に信頼されているのでしょう。

○試験の内容

IELTSの試験は、4つのパートに別れています。TOEICとの最大の違いはWritingとSpeakingパートの有無と、パートごとに問題の回収と休憩時間があることです。

1.リスニング(40分)
2.問題冊子配布
3.リーディング(60分)
4.問題冊子・回答用紙配布、回収 
5.ライティング(60分)
6.問題冊子・回答用紙配布

Listening、Readingはいずれも制限時間ギリギリです。数は少ないものの1個1個の文章が難しく、問題も難しいです。1個あたりの配点が高いだけに、凡ミスが命取りです。なのに見直す時間がありません… Writingは問題と筆のノリ次第で時間が余ります。その間スペルのチェックや文字数の確認が重要だと思いました。

また、休憩時間はメリットだと思います。その間何もすることはできませんが、水を飲みながらリラックスすることができます。また、試験官に言えば鉛筆を削ってもらえます。

試験が終了して解散したあと、各自割り振られた時間にまた集合します。僕の場合試験終了が12:00で、再集合が16:40でした。

○Listeningの反省

元IELTS試験官であり僕のNOVAの先生から、要注意と言われたパートです。事実、ずっと集中していなければ回答すらできないほどでした。

ただ、問題の答えがListeningのどこにあるかは練習でなんとなくわかるので、いかにそこに集中するかがポイントだと思いました。しかし、どうしてもいくつかは聞き逃してしまうものです… さらに
選択問題が本当に苦手で、どれも正解に見えてしまいます。

Listeningはある程度問題の種類が限られるので、模擬テストを何度もやれば感覚がつかめる気がします。ただし話者のスピードが回によってはラッパーの如く早いときがあるので難しいです。

また、穴埋めの問題もあるのですが知識としては知っていても地味につづりがわからない単語がちょこちょこ出てきます。ここの採点はどうなるんでしょう? そして、問題に気を取られて話を聞き逃しがちです。問題を読む時間が設けられているので、予め頭に叩き込むことが重要だと思いました。

まだまだ伸びしろのあるパートだと思います。模擬試験を何度も解いたり、日常的に英語の音声を聞く習慣をつけることが得点アップへの近道だと思います。

○Readingの反省

時間との戦いが強いられるパートでした。穴埋め、選択肢、正誤(True, False, Not Given)、パラグラフ、要約問題など多種多様な形式で出題されました。

穴埋めはまだ文章をしっかり読んでおけばなんとかなるものの、選択肢や正誤は内容や人物を十分に把握していなければ正解が取れません。そしてパラグラフが本当に難しいです。もうやりたくない…

今回の反省としては

・人物、年は印をつけておく
・パラグラフごとに軽い要約を書いておく
・穴埋めはスグ終わらせる
・読むスピードをあげる (たぶん頭打ちだけど…)

です。正直なところReadingはあまり伸びしろが無い気がします。でも、やり方次第で得点はもっと上がるかもしれません。今回の試験で得た情報から、今後もコツを掴んでいきたいと思います。また、日頃から英語雑誌を読んで話題の知識を仕入れたり、読む速度を向上していきたいと思います。まずはAmazon Kindleを買って、TIME誌を定期購読します。

○Writingの反省

Speakingと並ぶ苦手パートでした。短い時間で長文を書かなければならず、問われる内容も高度で書きづらいったらありゃしません。

グラフ問題なんかは、

The graph below shows population figures for India and China since the year 2000 and predicted population growth up until 2050.

Summaries the information by selecting and reporting the main features, and make comparisons where relevant.
出典 : IELTS-Exam.net (IELTS Writing Task 1 #136 )

といった感じで、グラフを読み取って比較しなければなりません。比較の単語自体はそこまで難しくはありませんが、グラフのどの点について言及すべきか判断するのが中々に難しいところです。

このグラフでは2030年まで中国の人口はインドを上回っていて、2030年で交差して、ピーク移行減少していくことについて言及すれば十分です。これはまだ比較するものが少なく単純明快ですが、問題によっては複数の国を比較するものがあるので一筋縄では行きません。

でも、書き方はテンプレート化されているのである程度形式に従って書けば体裁はなんとかなります。その上で求められている点についての言及、高度なボキャブラリー/グラマー、内容の言い換えなどが高得点には必要になると思います。

僕の場合はボキャブラリー/グラマーがまだ未熟なので、今後対策として受験時代の文法書を覚えなおしたり、毎日英単語帳を見ることが得点アップにつながると思いました。

○Speakingの反省

最も不安だったパートです。海外には比較的長期間滞在していたものの、カジュアルな日常会話ばかりで高度なグラマーを駆使した会話を避けていたので、改めて試験に合わせた英語の修得が必要でした。

今回のテストは正直なところアタリの試験官だったと思います。すごく親切な方で、始める前に緊張をほぐす時間を作ってくれました。問題自体も

「どんな勉強をしているの?」
「どこで勉強するのが好き?」
「屋外?屋内?」
「どうして屋外(屋内)が好きなの?」
「誰かと一緒に勉強するのは好き?」
「どうして一人のほうが好きなの?」

と比較的優しいものばかりでした。

しかし当の本人はテンパってばかりで、せっかくのチャンスを棒に振りました。同じ単語や文法を使いまわした挙げ句、ほとんどまともに回答できません。最悪です。泣けてきます。

今までもっとPoliteな英会話を心がけてこればよかったと何度も後悔しました。他の受験生からしたらこんなにも美味しい状況なのに、只々情けないばかりです。

このパートは伸びしろしかありません。でも、僕自身Speakingをどう向上させればいいのかわからなくなってしまいました。他の3つのパートは座学でだいたいなんとかなります。これこそ大学の受験に向けてしていた勉強が活かされています。

やはり週1, 2回のNOVAだけじゃ足りなかったのでしょうか…  確かに、昔と比べたら会話力は何倍もマシにはなっていますがまだまだ未熟です。改めてSpeakingについての参考書を購入して、勉強し直す必要があるように思います。

また発音についてもR, Lなどを始めとした英語独特の発音についてもっと練習する必要があります。発音対策の動画をいつでも見れるようにして、練習したいと思います。

○反省まとめ

今回のテストは本当にズタボロでした。いくら初めてとはいえ対策しておいてこれは情けないばかりです。1回24,000円もするだけに、本当に悲しくなります。

まだ結果が出ていないのでなんとも言えませんが、次こそは6.5以上を取りたいと思います。そのためにも上記の反省と対策を肝に銘じて、次のテストに向かいたいと思います。

Listening
・問題文は頭に叩き込んでおく
・問題に気を取られない
・内容ごとしっかり記憶する
Reading
・人物、年は印をつけておく
・パラグラフごとに軽い要約を書いておく
・穴埋めはスグ終わらせる
・日頃から英語雑誌をよんで、読むスピードを上げる
Writing
・テンプレートを叩き込む
・Task1, Task2に使いやすい単語/文法をたくさん覚える
・文法書と英単語帳をまたやり直す
Speaking
・Speakingの参考書をかって、改めて学び直す
・ボキャブラリーを増やし会話のレベルを上げる
・発音の練習をする

それと、家の近くのIELTS対策をやっている英語塾に通ってみたいと思います。(今後NOVAは少なめにして、そっちに注力)

なにはともあれ、来年の秋まで英語を始め頑張ることがたくさんあります!今回でめげずに精進していきたいと思います。

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