どうも、弟です。さて今回はNYの地下鉄のお話です。最近、突如改札口に取って付けたレベルで実装された[OMNY]、一体こちらが何なのか？実際に便利なのか、人々の生活にどれくらい影響があるのか？こちらズバッと見ていきましょう！

結論、実用的なレベルにはまだ遠い。完全実装は2023年予定。

はい、そうです。2019年の5月から試験的に一部の駅に実装されたOMNYですが、従来のスワイプ式のカードとは異なり、スマートフォンや対応のバンクカードを使ってタッチパネルで改札を通ることが可能になります。日本でいうSuicaやモバイルSuicaと仕組みは同じだと思います。(日本に4年間帰ってないから今どこまで進化してるか分からない笑) なぜ現時点で実用性が低いかというと、第一に取り付けてある駅がまだ少ないこと、第二に定期券に対応していないことです。NYの地下鉄のカードは、指定の金額をチャージするか(カードにチャージすると1ライド$2.75です。)、日数を指定して期間毎に購入する仕組みになっています。例えば、一週間の定期(現在は$33です。)を購入すればNY市内の地下鉄で行ける範囲はどこでも行けます(この定期をアンリミテッドライドと呼びます)。

OMNYは現在、一回毎の支払いにしか対応していない。

定期を購入すれば、いくらでも、ほぼどこでも行けると言っていいほどNY市内の交通網は繋がっているので、NYに住むほとんどの人が定期券(アンリミテッドライド)を利用しています。一回毎に支払う現在のOMNYのシステムは料金が節約出来ないので、手が出しにくいです。まずは実際に稼働するかどうか、利用者の声を聞く為のテストランがメインのようですね。

個人的に旅行者にオススメしたい。

現地で暮らす人々にはまだまだ価値の低いOMNYですが、地下鉄やUberなど異なる交通手段を併用して使う旅行者の方で、地下鉄の使用頻度も少ない場合は、OMNY試すのもアリかも知れません。支払いはVisaやMaster Card、Apple PayやGoogle Payを始めとする各種オンライン決済が可能で、アメリカのChase Bankを利用する方はそちらからの支払いにも対応しています。ウェブサイトからOMNYの詳細と今後の実装プランが見れます。(が、現在は日本語には対応していません泣) OMNY公式サイト: https://omny.info

以上、ザックリOMNYについてご紹介しました。まだまだ試験段階のようなので、今後追って記事を更新したいと思います。ちなみになぜ日本で当たり前の電子改札機が、新しいモノの集まるNYで今ようやく準備が始まったのか？個人的にはそっちについて別の記事をそのうち書きたいと思います。

それでは皆さん、Have a good trip !