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ホノルルフェスティバルって?

ホノルルフェスティバルとは、日本各地のお祭りや文化などの交流を通じて、日本とハワイの交流を深めるためのイベント。第1回ホノルル フェスティバルは、1995年3月に開催し、それ以来(コロナでの中止を除く)毎年3月に開催しています。

地元の人々にも人気のホノルルフェスティバル。ステージでのパフォーマンスは、ハワイ・コンベンション・センター、アラモアナセンター、ワイキキビーチウォークの3か所で開催。そして展示やクラフトフェアなどはハワイ・コンベンション・センターで行われます。
イベントの最後を飾るグランドパレードはカラカウア通りで、ハワイ、日本、環太平洋の国々から参加する団体が、伝統的なパフォーマンスを披露します。20時半からは、姉妹都市である長岡市の長岡花火がワイキキの海に打ち上がります。
2024年は、第28回で3月9日(土)、10日(日)におこなわれました。

会場内には、1995年から開催しているホノルルフェスティバルの歴史のパネル展示とステージの様子

日本の文化交流

会場内には、仙台の七夕まつり、青森ねぶた祭りといった展示のほか、盆ダンスエリアでは1日に数回盆踊りがおこなわれました。またお祭りにはかかせない、縁日コーナーでは、ヨーヨー釣りやスーパーボウルすくいなど家族連れでにぎわっていました。会場内に展示されている御神輿などは、カラカウア通りでおこなわれるグランドパレードにも登場しました!

マウイ御輿

マウイ島の高校生達を対象におこなわれた「マウイ御輿コンテスト」。
コンテストで優勝したデザインの御輿がハワイコンベンションセンターに展示されました。優勝作品は、マウイ島のBaldwin 高校による作品。「平和な未来」をコンセプトに、クジラ、松の木、海洋生物を通じ、生命と環境の保護を表現している御神輿でした。
詳細:https://www.honolulufestival.com/ja/schedule/28th/2024-03-09/maui-mikoshi-exhibit-only-2-2/

ジャパン・フード・フェスティバル

ジャパン・フード・フェスティバルでは、ハワイへ輸出を希望する15社が、日本産水産物の試食会を実施。来場者は、無料で、イクラ、ウニ、ホタテといった水産物を味わえるチャンス。どこも試食を求め、長蛇の列。肉厚のホタテは、試食とは思えないほど立派なもの。
「お酒」のエリアでは、IDチェックをした21歳以上が、お酒の試飲でも楽しんでました。ハワイのIslander Sakeをはじめ、チョーヤ梅酒など日本のお酒まで種類豊富。また、ハワイでの日本酒の歴史、お酒の紹介についてパネル展示もありました。それによると、カラカウア大王が1885年に、官約移民が初めて到着した際に、フラや音楽でおもてなしをおこない、相撲大会も開催したそうです。その相撲大会の優勝賞品として日本酒が振舞われたそうで、昔から日本のお酒とハワイは関係があるんですね。
「日本フード」エリアには、銀だこやお好み焼きといったお祭りの屋台にかかせないフードも販売されてました~。銀だこは6つ入って12ドルでしたが、列が一番長蛇で人気でした。

マグロの解体ショー

1日1回マグロの解体ショーを開催。「サバキ女子」と言われる女性が、1本の包丁でマグロを豪快にさばいていくライブショーは、多数の観客の前でおこなわれました。愛媛県宇和海で育てられたマグロ。愛媛県宇和島市とハワイのホノルル市は姉妹都市を締結しています。解体されたマグロは、来場者に振る舞われました。
2001年2月、愛媛県立宇和島水産高校の実習船えひめ丸の衝突事故をきっかけに、市民の親善を深めようと、宇和島市とホノルル市が2004年6月14日(日本時間15日)にホノルル市庁舎で姉妹都市提携に調印しています。

姉妹都市6県の物産展

会場内には、ハワイ州全体と姉妹都市を結ぶ都道府県である6県(愛媛、沖縄、北海道、広島、福岡、山口)から、約69品目の厳選された商品を販売する物産展もありました。各商品は、2~4スクリプトで販売。1スクリプトが1ドル。20ドル分の20スクリプトをクレジットカードもしくは現金で事前に購入してから商品を選ぶという形式でした。

ハワイのアーティストらが集合

「Save the Beach Save the Ocean」をコンセプトに、アートを通じて次世代にビーチを守るための作品などを販売。ヘザー・ブラウンさんやニック・カッチャーさんなど人気アーティストの皆さまが各ブースでお客さんとの交流を楽しまれていました。

ホノルル アート マーケット 2024

グランドパレード

Photo by Stephen C

ホノルル・フェスティバルのパレードは、ハワイ、日本、そして環太平洋の国々からの団体の皆様が参加します。20台の車両、3つのバンド、10の山車、約1500人によるパレードが、サラトガ通りからスタートし、カラカウア通りを通過し、ワイキキシェルのパーキングまで行進します。

ハワイで様々な国の伝統的なパフォーマンスやお祭りを見ることができるまたとない機会です。ハワイ・コンベンション・センターに展示されていたお神輿もパレードに出てました。また、日本のお祭りがハワイで見れるのもうれしいですね。

ワイキキの夜空を彩る長岡花火

ホノルルフェスティバルのフィナーレは、今年で7回目となる「長岡花火」。
今年も「世界平和」のメッセージを込めて、ワイキキの夜空に美しい大輪の花が打ち上がりました!会場では、「美しい」「なんで日本の花火はこんなにきれいなんだろう」といった声で溢れていました。
新潟県長岡市とハワイ州ホノルル市は、2012年3月2日(日本時間3月3日)にホノルルにて姉妹都市提携を結んでいます。
毎年8月に長岡花火は、新潟県長岡市で開催されますが、筆者もこちらの花火を観に長岡市まで行ったことがあります。とっても素敵なのですが、行きと帰りの混雑が大変です。でも、このワイキキの長岡花火は、開始数分前に来ても、ワイキキビーチは広いので、好きなところで観ることができて、終了後も混雑することなく帰れます。筆者がハワイで長岡花火を観たのは、今回で3回目でしたが、3月に観に来る価値があると感じる長岡花火でした。

ぜひ、来年のホノルルフェスティバル参加してみませんか?

ホノルルフェスティバルいかがでしたか?
メイン会場のホノルル・コンベンション・センターでは、日本のお祭りなどカルチャーに触れあえるステージや縁日、展示をはじめ、県人会ブースでは日本の都道府県の情報収集、そして物産展では、各県の銘菓のお買い物コーナーまであります。
また、ハワイのアーティストもブースで来場者とお話しながら、アートを購入できる機会や日本食の試食やお酒の試飲、マグロの解体ショー見学といった日本のグルメも味わえました。最終日の日曜日には、夕方からカラカウア通りでのパレート、そして、ワイキキビーチから長岡花火を見学でき、ハワイで多数あるイベントの中でも、様々な体験ができ、コンテンツ満載のイベントです。
まだホノルルフェスティバル行ったことがないよって方は、是非来年のイベントに参加してみるのはいかがでしょうか?



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