名古屋・今池に再び映画館が存在する日々がやってくる

noteを始めた理由。
単純である。2023年7月に閉館した名古屋シネマテークのスタッフたちにより、ナゴヤキネマ・ノイが開館するからである。
「ナゴヤキネマ・ノイをネットを通じて応援するため」
理由を一つだけ披露しなければならないのであれば、これを挙げなければならない。
だが、名古屋シネマテークや名演小劇場を失った立場からすると、
「名古屋圏のミニシアター文化を、自分自身でできる形で応援したい」
気持ちも否定できない。

名古屋シネマテークとの出会いから生まれた、新たな劇場との出会いも存在している。
名古屋シネマテークで鑑賞した作品を発表した監督の、過去作の特集上映によりご縁が生まれたシアターカフェ(名古屋・中区大須から東区白壁に移転するまでの一時休館も寂しさを感じた)と、そのシアターカフェで鑑賞した作品のご縁で訪問することとなった刈谷日劇。
居住地からすれば、そこそこ近いナゴヤキネマ・ノイにシアターカフェ。2劇場と比較すれば明らかに遠方の刈谷日劇。番組編成で個性が強い名古屋市内の2劇場と、名古屋市外であってもシネコンではかからない作品群を上映する劇場。「映画館を失う寂しさ」を味わった以上、再びその寂しさを味わいたくないのが素直なところでもある。

これがnote初投稿となる。
ナゴヤキネマ・ノイのオープン前日、2024年3月15日。
客であるにも関わらず、少しばかり緊張している。
20世紀のミニシアターから21世紀のミニシアターへと変身した姿に出会える時が、本当に待ち遠しい。

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