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カリフラワーのリゾット

今日の料理は『choufleurisotto』日本語に訳すると『カリフラリゾット』みたい な感じでしょうか。オリジナルは野菜料理の巨匠、アランパッサール氏のレシピです。

カリフラワーのリゾット
カリフラワー 200g(正味)
有塩バター 20g
牛乳 100cc
パルメジャーノチーズ 適量
 〈付け合わせ〉
マイクロトマト 適量
バター 10g
シェリービネガー 大匙2分の1
タイム 適量

レシピは至ってシンプル。ところでカリフラワーのリゾットという名前がついていますが、米は使いません。 米の代わりがカリフラワーというリゾットです。パッサールさんはこのタイプの野菜のリゾットのシリーズをいくつか発表しており、カリフラワーもその一つ。他にコーンや根セロリなどでも同様につくることができます。

まずはカリフラワーの表面をスライサーで薄く削ります。この時、中心の硬い部分は 入れないように気をつけましょう。

薄く削ったカリフラワーを手でほぐして細かくします。

こんな感じ。フードプロセッサーにかけるのはNG。細かくなりすぎてカリフラワーの持ち味が消えてしまいます。

鍋にバターを入れ、中火にかけます。

バターが溶けたこのタイミングでカリフラワーを投入。

全体にバターを馴染ませます。

時々、かき混ぜながら火を入れていきますが、焦がさないように注意。バターが充分に馴染んで、カリフラワーが熱くなったら……

牛乳を100cc加えます。火を強めますが、あまり強火にしないように中火くらいにと どめましょう。鍋のふちが焦げるおそれがあるからです。

時々、かき混ぜながら、軽く沸騰した状態で3分間。火を通していきます。

3分、経ったら、パルメジャーノチーズを削って加えます。

チーズがリエゾン(つなぎ)になってリゾットらしくなります。とろみ具合の状態を 見ながら少しずつ加えましょう。ここでは入れていませんが、野菜のリゾットにはマ スカルポーネチーズを加えることもあります。その場合は大匙2杯程度です。特にコ ーンや根セロリのリゾットにはマスカルポーネがあいますね。

パルメジャーノチーズの塩気があるので必ず味見をしてから、フルールドセルで味付けします。

今日の付け合わせはマイクロトマト。写真のアメーラは粒が大きいので、もう少し小 粒なものがいいでしょう。ミニトマトを使う場合は四等分に切ります。

鍋に少しのバター(10g程度)を溶かし、マイクロトマトを温めます。火はカリフラ ワーよりもやや強めです。

トマトが充分に温まったら、シェリービネガーを加えます。

鍋を揺すってバターと煮詰めたビネガーを絡ませてグラッセに。この時、火を少 し強めるのがコツです。艶良く仕上げます。

さて盛りつけ。カリフラワーのリゾットとマイクロトマトのグラッセを皿に盛り ます。

タイムの葉をちぎって香りを加えて、できあがり。カリフラワーとトマトを一緒に口 に運ぶと美味しいです。マイクロトマトなしで、豚肉や子牛、鶏肉などの白身の肉の付け合わせにも。

撮影用の食材代として使わせていただきます。高い材料を使うレシピではないですが、サポートしていただけると助かります!