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cakes連載〈「 おいしい」をつくる料理の新常識〉第11回余談『ステーキの焼き方と温度計のすすめ』

cakes連載の更新。今日のテーマは「ステーキの焼き方」

ステーキの焼き方についてはNoteでも記事にしていて、理論的には一緒。ただ、和牛の場合は脂肪分を落としたほうがおいしいと思うので、違う焼き方をしたほうがいいと思うけど。

何度も裏返すので、できたらフライパンは家にあるなかで一番重い(鋳物がベスト)で焼きたい。それができなければ裏返す時に肉を置く位置をずらしながら焼くといい。肉を置いていた場所のフライパンの表面温度は下がっているからだ。

肉を焼くときはやっぱり温度計があると楽。というか、料理の基本は『TT管理』と言って、TimeとTemperatureのコントロールがすべて。タイマーと温度計(あと、できたら電子秤)は購入する価値がある。

タニタの温度計なら600~700円くらいで買える。料理用の温度計にはアナログ式もあるけれど、デジタルのほうが向いている。

アナログ式の原理は二つ。一つは色の付いた液体(昔は水銀を使っていた)が棒のなかに入っていて、それが膨張したり、収縮する性質を利用して温度を計るもの。もう一つは二つの金属のコイルが入っていて、それが膨張したり収縮する性質を利用したものだ。後者は揚げ物用の温度計によく使われている。

デジタル温度計は温度によって抵抗値が変わる半導体を利用している(この半導体をサーミスタという)電気を使っているので計測スピードが速く、料理向き。お菓子作りなどにも温度計を使う機会は多いのでもっておいて損はない。(安いし)

撮影用の食材代として使わせていただきます。高い材料を使うレシピではないですが、サポートしていただけると助かります!