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無印良品のキッチン関係のオススメ

渡辺平日さんの『友達に「無印でなんかおすすめある?」って聞かれたら、僕ならこれをすすめる』という記事が面白いな、と思ったので、僕もオススメを並べてみます。

当然、キッチン、テーブル関係です。

シリコーンスパチュラ 約長さ26cm

なにはなくてもすべてのキッチンに常備すべきはこの耐熱ゴムベラ。以前の商品は先端部分が硬く、微妙に使いづらかったのですが、現在は改良されています。シリコンゴムベラは柄と先端が一体化しているものを選びましょう。無印良品のゴムベラは一体型の割に低価格なのが魅力。シリコンゴムベラは色移りしやすいという弱点がありますが、黒いとそれが気になりません。

お菓子作りから和え物、炒めもの、オムレツ作りまで活用の幅が広い道具です。長く使えますがへたってきたら買い替えましょう。

シリコーンジャムスプーン

同じシリーズのジャムスプーン。こちらはマストではないですが、瓶やレトルト容器から中身を出すときに細いのがあると便利。マヨネーズやジャム用のスプーンはアッキレ・カスティリオーニがデザインした名作がありますが、

無印良品製の方が左利きの人でも上手に使えます。以前は白色が出ていましたが、今は黒だけしか売られていないようです。味噌やヨーグルトなどもきれいにすくえて、使い切れます。

シリコーン調理スプーン

シリコン製シリーズの3つ目。こちらはスプーンで煮物などを盛り付ける時にも便利です。テフロン加工を傷つけることもないので、フライパンでも活躍します。山口祐加さんも使っているみたいで写真で拝見しました。

この手に持っているのは多分こちらの商品です。

無印良品とはまったく関係ない話ですが、こうした盛り付け用のスプーンには他にキユーピー三分間クッキングというTV番組から生まれた『大好きスプーン』という名作があります。シリコン製が嫌、という人はこちらを試してみるというのがいいのかも。

こちらのスプーンは柄の太さと底のカーブが絶妙なデザイン。名前はちょっとアレですがおすすめです。

ダイヤル式キッチンタイマー

僕はレシピを書く仕事をしている関係上、タイマーをいくつも持っているのですが、使用頻度が高いのはこちら。回す動作で時間の設定を行うのでボタン操作がシンプルです。冷蔵庫に貼り付けて使っています。またまた関係ない話ですが、国内メーカーの冷蔵庫は樹脂成形ばかりで、金属ドアがほとんどありません。国内メーカーが金属を曲げる技術を失ってしまったのか? ここらへん、どうにかならないものか、と思います。

バルブ付き密閉ホーロー保存容器

ホーローの保存容器も愛用しています。週末に作り置きするときには冷蔵庫で重ねられる容器はやはり便利。保存する場合は早く温度を下げることが大事なので、バットに割り箸を置いた上にこの容器を置き、蓋をして上から蛇口で水をかけると中身をすぐに冷ますことができます。

ホーローはそのまま湯煎にかけられますし、そのままオーブンに入れるという荒業も使えます。弱点は電子レンジに使えないことと、中身が見えないこと。この二つが気になる人はプラスチック製と使い分けるといいと思います。ただし、プラスチック製は中身が冷めにくいので注意。

どちらも古くなるとパッキンがすぐにバカになるという最大の欠点を持っています。こうなってしまうとほっておくと自然に蓋が開いてしまう〈密閉できない容器〉になってしまうので、容器がグレる前にパッキンだけ取り寄せて交換するのが安上がりです。

木製 角型トレー

以前、販売されていた丸いトレーよりも気に入っています。トレーがあるだけでなんとなく食卓がまとまります。一汁一菜の型をつくっている方にもおすすめです。あと、箸置きはあった方がいい。心が豊かになります。

こちらの弱点は水に弱いこと。所詮はタモ材の突板を張っているだけなので、水で洗ったりすると剥がれてきます。逆に言うとそこまで荒っぽい扱い方をしなければ全然OKです。

白磁めし茶碗・中

長らく愛用しているめし茶碗。お椀の部分が浅いのが特徴で、さすが平型飯茶碗で知られる森正洋さんのデザインといったところでしょうか。昔は暖房がなく家が寒かったので、ご飯が冷めないように茶碗は深いものでした。平型飯茶碗のような浅い茶碗の形は住環境の変化によって生まれたもの。この茶碗で炊きたてのご飯を食べるとちょっとおいしい気がします。

割れてもすぐに補充できるのが無印良品のいいところ。白磁のシリーズでは他に白磁小皿小(刺し身の醤油なんかに使える大きさです)煎茶碗がおすすめです。ただ、煎茶碗、昔は茶托が別売りであったはずなんだけどなぁ……あれがないと買わなくていいかも。白磁シリーズに比べて、陶器ベージュシリーズは縁の立ち上がりが微妙なラインなので、僕は買いません。

ステンレステーブルスプーン、ナイフ、フォーク

無印良品のカトラリーはちょっと高めの価格帯(とは言っても無印なので安いですが)のラインがなかなかよくて、昔から愛用しています。カトラリーは柄のカーブが最重要ポイントでして、これがよくできているのです。なんとなく機内食のスプーンやフォークを思わせる佇まいが好きですが、たしかジャスパー・モリソンがデザインしていたと思います。

スプーンやフォークは正直、好みのものがなくて、「IKEAでいいかな」とか「無印でいいや」といつも思ってしまいます。ただ、IKEAのカトラリーは全般に重いんですよね。で、僕の普段遣いは無印良品のこのシリーズに落ち着いています。最近、手に持った感じなどが変わって、あからさまに品質が落ちた気がしますが……製造している場所が変わったのかもしれません。

なんか無印良品からお金をもらっているみたいで癪なので、逆にキッチン周りで買わなくていいものを上げておきます。それはステンレス製の計量カップです。仕事柄様々な計量カップを使ってきましたが、無印良品製は意味もなく使いづらい。

他にガラス製の500cc計量カップがありますが、これは一押しです。しかし、生まれては消える商品なので、多分、割れるというクレームがあるんだと思います。そういう声には負けないでいただきたいところですし、200ccのガラスの計量カップ(ビーカーみたいな)ものも作って欲しいところ。ちなみに僕が使っているのは実験用のビーカーです。これが一番、使いやすい。

あと、充実させてほしいのは鍋類ですね。ジャスパー・モリソンがデザインしていると思われる(多分、柄の部分がすごく「っぽい」ので)ステンレス鍋シリーズがありますが、もう少し和食に使いやすい鍋があってもいいのでは、と思います。

あ、あと柄の長い計量スプーンも愛用しています。

大さじ、小さじがありますが、小さじ1/2、小さじ1/4もつくってほしいところです。貝印とかの自立する計量スプーンのシリーズには小さじ1/2とか、1/4とかありますよね。とりとめがなくなってきたのでこのへんで。

撮影用の食材代として使わせていただきます。高い材料を使うレシピではないですが、サポートしていただけると助かります!