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大型1種自動車免許取ってみた 2023年ver

前回の大型特殊免許に続き、大型1種自動車免許を取得してみました!
これから大型免許を取ろうとしている方や興味がある方の役にたてればいいかなと思います。

前回の大型特殊免許についてはこちらを参照

なぜ大型1種免許を取るの?

前回大型特殊を取得して、便利だなぁ〜と思っていたところ、積載するトラックに制限があることがわかりました。(大型特殊免許では特殊車両を公道で走らせることはできますが自動車のような時速が出ないものがあるのでトラックに積載して運んだほうがいい場合もあります)年齢によって違いがありますが、基本的に今のおじ年齢だと8tまでの限定、アラサーくらいだと5tまでの限定、近年であれば3tまでくらいだと思います。いわゆる中型免許や準中型免許という区分に分類されるということです。現在販売されていたりレンタルしているトラックは総重量が5tを超えるものが多くなってきています。つまりはおじ世代の人以外は別途免許を更新して限定解除または大型免許を取得しなければいけません。限定解除と大型免許では取得費用が大きく違いますが、乗れる種類が大幅に変わるのでこの機会に大型を取ってしまおうという感じです。

取得費用について

自動車学校によって金額はまちまちですが、おおよその概算としてお伝えしたいと思います。

  • 普通自動車免許(AT限定):35万円~45万円程度

  • 普通自動車免許(MT):30万円~40万円程度

  • 準中型免許5t限定(AT限定):30万円~40万円程度

  • 準中型免許5t限定(MT):25万円~35万円程度

  • 中型免許:20万円~25万円程度

  • 8t限定中型免許(AT限定):30万円~40万円程度

  • 8t限定中型免許(MT):25万円~30万円程度

運転免許試験場での費用としては、受験料1,550円と免許証交付料2,050円、合計3,600円が必要です。
結構高いですよね〜。気軽に取っちゃおうなんて思えるようなものではありません。

利権が横行するライセンス事業

現行の免許制度にはかなり無理があります。何がおかしいのかというと、車両重量や乗車人数によって免許区分が決められているものの、その規定には車両サイズには区分されていないということです。
例えば、準中型5t未満免許を所有している人が乗れるトラックサイズと同じサイズなのに、現在の様々な付属部品や構造によって総重量が違う場合がります。この場合、同じ大きさの同程度の積載量がある車両でも乗れないトラックが出てくるということになります。

この準中型免許というのもよくわからない制度で、たったの10年間しか適用されている方がいません。たまたまその10年間に免許取得可能年齢になったからその区分になっているものの実際には特にそんな制度作らなくても良かったのです。3区分で十分な免許制度を細かく分けるのは免許取得件数が少なくなってきていることから収益を挙げられない利権絡みのただの金儲けに国民は負担を強いられているだけということです。
事故件数によってこうなるという人もいますが、若年者の事故件数は年々減っており、その事故の多くは高齢者や仕事として運転している方の過労によるものの起因が大きく関係していることから運転技術などに起因するものはかなり少ないです。
こんな事を言っても一般国民の私には制度を変える力もなにもないのでできるだけさくっと価格高騰する前に取得するという方法しかありません。ちょっとした愚痴でした。
さて、ここで免許区分に関するわかりやすい図解がありましたのでこちらを参照します。

公益社団法人全日本トラック協会資料参照
chrome-extension://efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj/https://jta.or.jp/wp-content/uploads/2020/11/check.pdf

免許取得人口が減る今、高齢者しか満たす人は少ない

普通自動車免許においても免許取得率が下がっています。これは人口減少だけではなく、労働における不必要性が多くなってきているからです。地方で働くという選択は少なく、自動車を必要としない都市部で働く選択が多いからです。こうなった場合、一番取得費用のかかる大型免許を取得する人は特に少なくなります。取る人が少ない免許は淘汰されるか希少価値が上がる傾向にあるので、もしも仕事や趣味で取得したい人は取得だけしておくと後々便利になるかもしれません。

大型免許は取るのが大変?

免許取得に関してですが、普通自動車を運転して特に支障がない人は問題なく取れます。注意するポイントは車長が長かったりすることによる右左折や切り返し、バック駐車がなれるまでに時間がかかるという感じです。フロントガラスはとても広く、車高も高いので見渡ししやすい環境ですので運転はとてもしやすいです。長さや幅の感覚さえ掴んでしまえば特に問題はありません。講習時間は現在取得している免許区分によるのでなんとも言えませんが、十分な講習時間があります。

大抵の物が乗れるようになったから、遊びの幅が大きく広がる

大型車に乗れるようになるとお仕事はもちろんですが、プライベートでも活用できます。
例えば、ハイエースコミューターの多人数タイプは普通免許では乗ることができません。大人数でお出かけする際や子供の部活などの送り迎えなどにもキャンプなどでも活躍できる車です。
あまり需要はないかもしれませんが、自身で車の運搬をしたりするレース車をお持ちの方は大型免許で運ぶことができます。これは趣味レベルですが、DIYで使用する機器等を一気に運ぶ際などにも、材料を運ぶ際にも普通車で最大のハイエース以上に荷物を詰めるので助かります。

自動車はけん引免許以外全部取得となる

バイク免許は一つも持っていないのでフルビットのすることはできませんが、大型免許の取得で大型・中型・普通が運転でき、大型特殊の取得によって2輪以上のものはすべて乗れるようになったことになります。これで大型キャンピングカーの運転でもマイクロバスの運転でもできちゃうのです。庭の整備に建設機械も使えちゃうのです。(建設機械の運転には別途講習を受けなければなりませんのでご注意を)牽引免許を取得すれば大型トラックの牽引も可能となると思いますが、DIY界隈としてはそこまで必要なさそうなので今のところなしという方向性で進んでいこうと思います。

今後の免許について

ここからは自動車学校の指導員の方のお話なので情報源やどこまでが実現されるのかの信憑性は定かではありませんが、この様になっていくと教えてもらいました。
1,すべての自動車免許はATが基本となる。
これは現在普及している普通自動車だけでなく、トラックなどもATが増えてきていることからAT限定での取得が基本となり、MTを取るためには限定解除をする。という流れとなるようです。
ATが基本となり、MTを取得したい場合は限定解除をしなければいけないという2段階が主流となるようです。実際にレンタカーなどを借りるにしてもATが基本ですので、このようになっていくことも自然の流れかもしれません。これを聞いてわかるように、免許制度というものは人口減少とともにどんどん価格高騰または価格は据え置きで内容が改悪されるというのが基本となるようです。
トラックなどの事業用車両については、現行販売されているものや事業者が所有しているものはMTが基本となりますので、仕事をする上では支障が出るものとなりますのでご注意ください。

2024年トラック問題など

日本の輸送を担うトラックですが、稼働時間などの規制が出てくることによってトラック運転手(詳しくはわかりませんが、規制をクリアするために輸送費の値上げをしない限り給与が減る問題が発生する)が不足している状況ですので、取得しようとする人も少ないと思いますが、もしかすると需要と供給に合わせてトラック運転手の給与が大幅に上昇するという可能性もなくなはないと思いますので、給与所得アップに合わせて転職するというもの悪くないかもしれません。そのためにもMTで大型免許は取得しておくことが大事です。運転手を目指す方は早めの取得が必要ですね!

運転に際して感じたもの

12mほどある車両で運転教習を受けるのですが、人によっては距離感がつかめない部分もあるかもしれません。深視力についてはどの人も苦労する部分ですよね。あの深視力検査って見えにくいですよね。全く慣れません。後ろが長いのでオーバーハングする大きさも普通車と違うので困りますよね。
久しぶりに運転するというときは、後ろの左右のオーバーハングの長さや後ろタイヤの位置をミラーで確認できるようになると便利かもしれません。そして、大型車が停車できるコンビニなども見つけるのに苦労するかもしれませんので事前に走るルートのどこにあるのかを知っておくと良いかもしれません。なんせ私はMTのギアに苦労しています。今どきの乗用車はATが基本で、スポーツカーなどにパドルシフトがお遊び感覚でついているくらいですので、お仕事で乗られている方以外は大変ですよね。
免許取得したてならうまくいくと思いますが、忘れた頃に乗ろうとするなら大変だと思います。




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