前回、地球一周の用件は
・地球の赤道に直角に交差するように両極を結ぶ全子午線を横切り同一地点に戻って来るもの
・3万km以上の行程
だとわかりました。
また、僕らに与えられ得た猶予は18日間です。

ところでアジアは魅力に溢れています。
マレーシアのバクテーやインドネシアのナシゴレン、ドバイのビリヤニなど、娘に体験させたいものはいくらでもあります。
また、特に1900年代以降の日本の歴史を伝えるには、アジアを見せることは大きな意味があるはずです。

しかしながら、予算も期間も無限にはありません。
アジアをキッパリと諦めましょう。
またワンワールド地球一周航空券では南米には行けません。
オーストラリアは行ったことが無く、アフリカは少し重たい。。
今一度条件を確認します。
1.小学生の娘と一緒だから外務省から渡航勧告のない国
2.小学生の娘と一緒だから僕が何度か行ったことがある都市
3.夏休みの期間中で終わる
4.娘の自由研究になる
5.各都市で僕がウキウキする初体験ができる

これらに合致し、地球を極めて狭く考えた時、シンプルなラインが見えてきました。

東京→ヨーロッパ→アメリカ→東京＝地球一周

地球一周というよく解らない行動の正体がわかってきました。しかも割と簡単そう。
早速JALグローバルデスクに電話します。

お願いしたのは
・全マイルをe-JALポイントに変え、差額は現金で地球一周航空券を買います。
・出発は8月9日前後です。
・まずヨーロッパに入り、どこかのタイミングでアメリカのどこかに行きます。
・8月26日には帰国したいです。

このように、とても緩い条件で飛行機を探し始めました。ある意味で、マイルを使い切り、3万km以上飛べば成功と言える計画です。詳細な旅程に拘るより、飛行機の空席で行き先を決めることにしました。

JALさんと何度か非常に丁寧なやり取りをして頂いた結果、空席都合で、
・8月9日前後にJALでパリ直行はできない。
・というか、ドイツもイギリスもヨーロッパに向かう全てのJAL便でワンワールド地球一周航空券対象の空席は無い。
・パリに行くならフィンエアでヘルシンキ経由。
・パリからイタリアへは直行できない。
・イタリアからアメリカは直行できない。
ということがわかりました。

これらのことから、やりたいことを整理し妄想タイムです。

フランスでルーブル美術館に行きたいな。
ヴェルサイユ宮殿も行っておこう。
イタリア行ってトマトパスタ食べたいな。
やっぱヴェネチアは外せないよね。
ミラノでジェラートも良いなあ。
建築家になりたい娘にガウディ見せたいし、スペインのご飯も最高だよね。
MOMAも行ったら、ルーブルと対比できて面白いかも。
ブロードウェイも見よう。
やっぱハリウッドは行かなきゃ。
ハリウッドと言ったらユニバーサルスタジオかー。

ということで、
東京
↓
ヘルシンキ
↓
パリ
↓
ロンドン
↓
ヴェネチア
↓
ミラノ
↓
マドリード
↓
バルセロナ
↓
ニューヨーク
↓
ロサンゼルス
↓
東京
と、6カ国9都市を回る32,000kmの旅程を組みました。
これで地球一周の用件も僕と娘の条件もクリアです！

（もし地球一周航空券を買おうと思ったら、ぜひお好きな航空会社の窓口に緩やかに相談してみることをお勧めします。ANAが加盟しているスターアライアンスにも同じような航空券があるようです。）