蘇った爽快ラン&ガンは手ごたえ十分『魂斗羅 オペレーション ガルガ』
※内容はデモ版に基づいています。
『魂斗羅 オペレーション ガルガ』は今やラン&ガンと呼ばれるようになった撃ちまくり2DアクションSTGのシリーズ初代リメイク作。テロ組織に占拠されたガルガ諸島に最強のふたり、ビルとランスが送り込まれる。鋼の肉体に弾帯ベルトを巻きつけるノリはそのまま、現代のプレイヤーにも遊びやすい最新のアクションゲームに仕上がっている。
さてオペレーション ガルガはというと、現代的なビジュアルと遊びやすさで避けながら撃ちまくる爽快感が味わえる。フルボイスで展開されるアクション映画ノリも楽しく、魂斗羅がもつ王道の魅力はまったく色褪せていない。
リメイクにあたって追加されたオーバーロード(過負荷の意)は武器が壊れる代わりに強力なスキルを発動する技で、セットアップ次第では体力も回復する。デモの範囲ではパワーアップアイテムが大量に供給されたので、武器をどんどん使い倒すプレイが爽快だった。
アクションシューティングとも少し違う全方位の攻撃・回避やシューティングさながらのパワーアップによるアーケードスタイルは本作とメタルスラッグが代表的だが、このジャンルは意外と少なく新鮮な体験だった。
シリーズプレイヤー向けという親切な説明を見なかったことにしてノーマルモードではじめたが、ショットと自分の両方を同時に見るのが難しく、はじめは少し難しく感じた。アーケード風の味付けゆえにあっさりやられる場面も多い。しかし「殺しにくる」ポイントがはっきりしているため、リトライするほど上手くなっていく手ごたえがはっきり感じられた。最初は難しく感じるものの、遊べば遊ぶほどに応えてくれる骨太アクションだった。もちろんイージーモードもあるのでハリウッド映画のようなノリを気軽に楽しむのもいい。