※現在英語・フランス語。内容はデモ版に基づいています。
『Star★Vaders』はライトなSFをテーマにしたデッキ構築型ゲーム。システムは見た目通りで分かりやすく、既存のデッキ構築にインベーダーとグリッド式を採用、さらにオーバーヒートというオリジナリティを加えている。文字通り熱いノリとカジュアルなデザイン、遊びやすい難易度で万人におすすめできるタイトルだ。

本作はインベーダーを踏襲していて、自機となるロボットの移動と前方へのショットが基本になる。行動はカードで行い、手札を切るとカードごとにヒートがたまる。ヒートが上限を超えても行動できるが、その場合カードは効果発動後に燃え上がってその戦闘では使えなくなる。リスクを背負い限界を突破して窮地を切り抜ける、浪漫と戦略を兼ね備えたシステムだ。

インベーダーを踏襲した本作は毎ターン敵が前進してくる。防衛ラインを突破されてターンが経過するとDoomがたまり、５でゲームオーバー。横５マスに対して基本の移動力が３なので、左右両端の防衛はややコストが高い。敵の攻撃は事前に予告されていて、当たるとジャンクカードが山札に追加される。逆に言えば被弾には余裕がありDoomもステージボス撃破でリセット、燃えたカードも次の戦闘で復活するため、かすり傷は気にしない攻めのプレイが熱いゲームだ。時間制限もあるのでガンガン攻めよう。

カードの種類や敵の固有能力は多種多様。しっかり手ごたえがありつつ、この手のゲームとしては（今のところ）そこまで苛烈な難易度ではない。ポップにまとめられたデザインもあいまって気軽に楽しく遊べるゲームだ。

『Star★Vaders』はPAX East 2024 に参加中。そのほかのタイトルものぞいてみよう。

ANTONBLAST
ワリオランドを彷彿させる豪快なドット絵プラットフォーマー。

Disco Samurai（英語のみ）
リズムに合わせて斬り、撃ち、避け、いなすリズムアクション+アドベンチャー。

IRONHIVE
鉄をテーマにしたアートワークが格好いいデッキ構築型シティビルダー+RPG。

W.A.N.D. Project（英語・中国語）
短時間のVampire Survivors型アクションとプログラミングによる強化を組み合わせたゲーム。以前の紹介記事はこちら。

都市伝説解体センター
都市で噂される怪異を「解体」する個性的ななカラーのアドベンチャーゲーム。

東京サイコデミック　～公安調査庁特別事象科学情報分析室　特殊捜査事件簿～
写実的に表現された科学ツールで証拠を集めるミステリーアドベンチャー。

Hookah Haze
紫のネオンが妖しく光るシーシャ（水たばこ）屋経営アドベンチャー。

Freaked Fleapit
ポップでサイケ、ビビッドなデザインのリズム+アクション+恋愛SLG。

Pipistrello and the Cursed Yoyo
ヨーヨーを駆使して敵と戦い、ステージを駆けまわるトップダウンのアーバンレトロアクション。

Heading Out（英語ほか）
P5的なデザインがスタイリッシュなドライビング+ビジュアルノベル？

亞路塔（アルタ）
温かなドット絵で描かれるコンボアクションとドタバタパン屋経営ゲーム。以前の紹介記事はこちら。