旦那の優しさに触れた夜

のろけやん

はい、のろけです、こんにちは月子です。


前回までのあらすじ
わたし月子!大学4年過ごし、新卒で大手銀行に入社!心身病んで退職!そのあとブラック企業に入社!心身病んで退職!
20代後半で、何のキャリアも積めずに過ごしてきた派遣社員です☆

これは「就職」にトラウマを抱えた派遣社員が、ある人の出会いにより、もう一度転職を決意するストーリーです。



私の転職を手伝ってくれる人ができたことを、旦那さんに報告しようか迷っていました。

なぜなら、自分の転職が、旦那さんの生活も変化させることは間違いないからです。

それならば、転職の目途がもう少しついてからでいいのではないか?と感じていました。

早めに言って、無駄に不安にさせても・・・いやいやでもでも・・・


うーん、



いいや言っちゃお!(急な切り替え)


旦那さんは賢い人ですし、経験豊富です。

「私が転職する」と聞いたところで、少しは驚くかもしれませんが

生活に支障がでるほど動揺しないだろうと結論付けました

このあと詳しく書きますが、カミングアウトしたところ

「す、スパダリ・・・っ!」※スーパーダーリンの略

と、口元をおさえるほど、感銘を受けましたので、ここでノロけます。お付き合いいただけたら幸いです!

旦那さんに正社員を提案されていた


ここは、私の懺悔です。

旦那さんは「正社員を目指してみたら?」と時々言ってました。

私が逃げで派遣社員で選んだこと・これからの生活を考えたこと・・・

色々な事柄を吟味して、提案してくれたのだと思います。

しかし、そのたびに就職のトラウマが心に沸き上がりました。


家庭のため・・・自己投資のため・・・
派遣社員の方が時間がとれる・・・
正社員だと家事ができないかもしれない・・・・


色んな理由をつけては、正当化していました。

旦那さんは私の顔を見て、「そっか」と寂しそうな表情をしました。

課長から聞いたのですが

「月子さんって、就職の話になると、めっちゃ顔が暗くなるよね」

おそらく旦那さんは、私の暗い表情を見て、それ以上言えなくなってしまったのでしょう。

今になって思うと、「私が暗い顔をして正当化したせいで、何も言わせなくしてたんだなぁ・・・」と申し訳ない気持ちでいっぱいになります。

転職を決意したことを言った


言いました

課長が親身になって話を聞いてくれること

ずっと転職がトラウマだったこと

だけどもう一度、転職したいと考えたこと

ぽつりぽつりと話し終えると、旦那さんは驚くような顔をしていました。

そして、言いました。

「すごくいい出会いだね」

旦那さん曰く、

・コーチングは普通だったらお金払わなきゃ受けられない
・お金払っても、親身になってくれる人は稀
・そういう人に出会えたのは、恵まれている


「月子はさ、派遣社員になっても色々苦労してたじゃん」

「うん」

旦那さんの言う通り、派遣社員になって定時上がり&福利厚生は手に入れましたが、
人間関係と会社のシステムで揉めに揉めまくりました。

現場のシステムが老朽化しており、
このままでは他の社員に迷惑がかかると思い

『改善報告書』を提出したこともあります。

すると上司から言われたのは

「派遣はそんな仕事をしなくていい」という言葉と

今の仕事への異動命令でした。

1か月近く時間をかけた『改善報告書』

10年以上前から変わらないシステムに警鐘を鳴らし、
勇気を振り絞って提出したにも関わらず、

「派遣だから」と押し返されてしまった時の絶望は、今でも忘れられません。

その夜は、死ぬほど旦那さんに泣きつきました。

旦那さんは優しく微笑みながら言います。

「月子はずっと頑張ってた

色々言われて辛かったと思うけど

社員の人たちのために

一生懸命、努力してた

報告書は残念な結果になったけど

月子が頑張って、異動したおかげで

そういう出会いに恵まれたんだね」

泣く。

ま、マジでこの人と出会えてよかった・・・と泣きました。

今まで認められず、否定され続け、自分なんか駄目だと責めまくってましただけど、

こうやって肯定してくれる人がいる

優しい愛で包み込んでくれる人がいる

私は確かに辛かったかもしれない

でも

他者の思いやりを忘れずに生きていければ

人生はより良い方に進む

そう実感した夜でした。

今夜の晩酌にて、発泡酒がビールになります。ありがとうございます。