派遣社員から正社員になりたい人は、エンジニアを目指すべし

 

こんにちは、月子です。

プログラミングスクールに通い、1ヶ月が過ぎました。

いくつか面接を受け、内定ももらったり、怒涛の勢いで日々が過ぎています。



そこで、ふと我に返ったのですが、

「派遣から正社員になれるって、、すごいな!」ということ。

誤解される前に言うと、私は派遣社員で働く選択肢も大ありです。

前職が派遣社員だったのですが、超楽な仕事で、正社員の時より手取りもらってましたし。

安定性の問題ガーと騒がれたりしてますが、このご時世、正社員が安定だなんて考えていませんし。

そんな私が、なぜ「派遣から正社員になれたのがスゴイ」と思ったのか?

また

「派遣から正社員を目指したいけど無理・・・」

そう諦めてしまってる方のために書きました。

気持ちすごくわかります。

私もそうだったので。

しかし私は派遣から正社員へ転職することができました。

なぜできたのか、まとめていきます!


スキルなし、経歴なしは門前払いの日本


ぶっちゃけエンジニアを目指すと決めたのは、ここ1ヶ月ちょっとの話です。

私は前職、派遣社員をやりながら、エンジニアという選択肢は全くなしに転職活動を行なっていました。


私「マーケティングとかやりたいな〜」


もちろん最初から華があるマーケティング部署に入れるとは思っていません。

しかしキャリアアップとしてマーケティングに関わる部署に入れたらいいなと思っていました。

(営業事務やマーケ事務とかね)

そしてリクルートの方と面談した時に、自分の希望をお伝えしたところ


「難しいです」


めっちゃハッキリ言われたーーーーーっ!!!

担当者の方に言われたことをまとめると、

・転職経験が多すぎる
・マーケティング経験がない
・マーケティングに関わる部署は人気

一言で言うと、

経歴なし・スキルなし野郎が高みを目指し過ぎ

さらに辛かったのが、「正社員も難しい」と言われたことです。


「契約社員ならまだ・・・」


そう言って、契約社員のメリットを教えてもらいました。

会社からの直接契約であること・正社員になれる可能性があること・・・

最終的には、


「契約社員中心の案件を紹介しますね!」


あの瞬間、私の正社員への道は途絶えました。


正社員になりたかった理由


派遣社員時代、私の現場は、まーーーーーーーー非効率でした。

20年前からやり方が変わってません。こんなにIT技術ガーって言われてるのに。とりあえず何をやっても、ひとまず紙ベースなのヤメてください。

自分たちの業務の効率化、お客さんの負担減のためにも

業務効率化が優先度高と判断した私は、施策を上長に提案しました。

かっこよく言いましたが、

「社員データは紙じゃなくてデータ化する」

「電話受付ではなく、既存システムで予約できるようにする」

他の会社では当たり前にやっていることです。

(お金ないベンチャーならまだしも、皆さんが一度は聞いたことある一部上場企業)

そしたら何て言われたと思います?

「 派遣はそんなことしなくていい 」

めっちゃショックでしたね。

コストとか手間の問題を反論されるならわかりますが、

まさかの雇用形態差別

いやね、前職が

「保身のためなら、他人を裏切れ」

「変化と新しい業務は断固拒否」

この2つを持ち合わせた人しかいませんでしたからね。

働いた場所が悪かったとも思います。

だけどね、やっぱり思うんです。

派遣より正社員の方がえらいって、みんなどこか思っている

ただの雇用形態の違いだよ!と堂々と言える人はどのくらいいるでしょうか。

この風潮が強かった前職は、凄まじかった。

・派遣が正社員に指示することは許されない
・派遣の口癖「これは派遣の仕事じゃない」


どっちもどっちだと思います。

正社員は威張りすぎだし、派遣社員は押し付けすぎだし。

前職は極端としても、どの会社でも、うっすらと残っている価値観だと思います。

金融時代も「正社員はいいわよね・・・ボーナスもらえて」とパートのおばさんに皮肉を言われたり、

「あの人は派遣だから・・・」と先輩が幾度も呟いていたのを聞いていました。


私としては、「自分の意見が『派遣社員だから』と言う理由で却下されるのは嫌だ」という思いが強く、正社員を希望していました。


まぁ派遣社員もボーナスと交通費が支給されるようになりますし、だんだん格差は無くなっていくとは思うんですけどね。でもまだまだ遠い未来のことかと。


転職を繰り返した私が、企業から求められた理由


それから私は、70件の求人を送り、68件落ちました。

2件は面接へ行きましたが、どちらも落ちました。ちなみに、どちらも契約社員でした。

焦りまくった私は、一度自分を見つめ直すことにしました。

このあたりは今度詳しく書いていきますが、なんやかんやでエンジニアを目指すことにしました。

そして面接が始まり・・・

10件くらい企業を受けました。

しかも全て正社員。

驚きで開いた口が塞がりませんでした。

スキルなし・経歴なしの私でしたが、一次面接全て通過

リクルートの担当者には「この経歴じゃ・・・」と、しぶしぶ契約社員を勧められていたというのに! なんだこの差は!!

思うに理由は2つあります。


マジで人が足りない


まぁこれは予想できますよね。

IT業界の人手不足は深刻化する一方です。

企業としては「猫の手も借りたい状況」です。

ただ「言語って何?」レベルだと、教育コストがかかってしまいます。

(それでもエンジニアになりたいって人だったら、普通に求められる)

プログラミングスクールに通っているなら、一般人に毛が生えた程度の知識は持っています。

まぁ私は産毛って感じですが。

全くの初心者よりは教育コストを抑えられ、

エンジニアになりたいという意識が強ければ、

喉から手が出るほど欲しい!という人材になるのです。

これは面接を受けてみて、マジで思いました。


IT業界で大切なのは、技術力&人間力


人手不足で困っているIT業界では

「技術力さえあればいい」みたいな感じです。

しかし優秀なエンジニアは、高い給料で雇われるような時代です。

私の価値観ですが、

小さな会社は「人間力が高い人」を雇い、育てるしか選択肢がない状況です。

大手企業のマーケティングなんかは、文系理系問わず人が殺到し、

会社側は「うーん、人が良さそうだけど転職しまくってるからナシ☆」と選別する余裕があります。

しかしプログラミングは「理系のイメージが・・・」「ブラック多そう・・・」というイメージが先行し、なりたい人がまだまだ少ない状況です。

それなのに、仕事だけは増えていく。

そりゃ過去の経歴で選別する余裕はないわな!!

私みたいな転職を繰り返したやつも、中退して社会人経験がない人でも、

「エンジニアになりたい!」と声を上げれば、

求めてくれる企業がたくさんある状況なのです。

見出しである「転職を繰り返した私が、企業から求められた理由」の答えとしては、

自分自身の努力というより、IT業界全体が人手不足に困ってるから

そう言えるでしょう。



一発逆転のエンジニア大航海時代


まとめです。

私は20代で3社経験しました。

2社目はブラックで、心身ともに疲れ果て

「キャリアは諦めよう・・・」と逃げの気持ち一択で派遣社員を選びました。

自分の理想通り、任された仕事は超絶楽でした。

手取りも少ないし、上がることも99%ないけれど、暮らしてはいける。

結婚したし、この超楽な仕事で一生を終えてもいい・・・

そう思っていました。

だけど、いろんな人の出会いがあり、

毎日ネットサーフィンだけをやり続ける自分が恥ずかしくなりました。悲しくなりました。

こんな風に人生終わりたくない、そう強く思ったのです。

それから私はプログラミングスクールに通い、Javaの勉強をしています。

正直チンプンカンプンですが、あまり苦ではありません。

何故なら人生をきちんと歩んでいる実感があるからです。

私が立派なエンジニアになれば、

企業の煩雑な手続きを簡略化したり、

人が喜ぶようなサービスを作ったり、

たくさんの人に役立つアプリを発信したり、

未来を担う技術を得ることができるのです。

何も成し遂げることができなかった派遣時代と比べれば、

今の方がずっと輝いているなと自分でも思います。

そして企業もそんな人を求めてくれることを、ものすごく有難いなと感じるのです。

未経験なので、人一倍努力は必要ですが、

絶対なれないと思っていた正社員で、

もう一度キャリアを積んでいきたいと思います。

プログラミングスクールの体験談はこちら↓


 

今夜の晩酌にて、発泡酒がビールになります。ありがとうございます。