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米国スマフォユーザーの動向見てると、アプリビジネスの変化をあらためて感じるよねという話。

先日、米国のスマートフォンユーザーがよく利用しているアプリのランキングや、それぞれの主要アプリの年代別の利用時間などが公表されていました(以下記事参照)
http://blogos.com/article/92914/
http://qz.com/253527/these-are-the-25-most-popular-mobile-apps-in-america/(←ランキングが分かりやすいグラフに)
※年代別の利用状況は興味深いので以下にも貼付けます。

更に新たに気になる、アプリビジネスの生態系にも影響でてきそうな以下の傾向が、公になってきています。

「米国のスマートフォンユーザーが、1ヶ月にひとつも新しいアプリをダウンロードしないユーザーの割合が約3分の2に上った」と。

更に詳細の調査結果を紹介すると

・1ヶ月にダウンロードするアプリ数は、米国のスマートフォンユーザーのうち65.5%が0個だった。
・その他のユーザーも毎月1つから3つのアプリをダウンロードするのが大部分。
・アクティブユーザーの上位7%が、アプリダウンロードのほぼ半分を占めている模様。
・ユーザーのアプリ利用時間のうち、42%がもっとも使用される"1つのアプリ"に費やされている。

など、アプリの新規利用が減りつつある傾向、および特定のアプリに利用が固定化されてきている傾向が、でてきている調査結果です。


米国のユーザー傾向とは言え、日本でも似たような現象は起きているんでしょうね。

・メモアプリならこれ。
・ニュース見るならこれ。
・チャットならこれ。
・○○ならこれ。 

という感じで、アプリで出来る課題解決のコンテンツというのには、既に飽和しつつあるのかもしれないです。

それに対してQuartzでも、レポートの結果について仮説も出ています。
・スマートフォンユーザーがそれほど多くのアプリを必要としていないのではないか?
・新たなアプリを見つけてダウンロードするプロセスが微妙ではないか?
 →トップ25がより目立つ、検索エンジンが微妙など。
(以下英文記事参照)
http://qz.com/253618/most-smartphone-users-download-zero-apps-per-month/

確かに、それもあるとは思いますね。

ゲームなどは、飽きたり、また新たなゲームをしたくなるという
ニーズが更にでてくるコンテンツもあるとは思いますが、
多くのジャンルのコンテンツでは、上記のような傾向は出てきている傾向にあるんだろうな〜と思います。

盛り上がっているアプリ市場だけに、この傾向は、やはり把握しておかないとね〜と思う調査結果です。

アプリビジネスも、ニーズの飽和がおきつつある市場フェーズであり、より、マーケティングの戦略性、重要性が必要なんだろうと思います。
アプリプロモーション支援側としては、そこを、より戦略的に支援できるようになっていかないとね〜と、日々思いますね。


by  @trendism



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